久々の登場です。
先日F2は2001年度の第1四半期決算見こみを発表しました。報道によるとその554億円の赤字でついに数千人規模の人員削減に踏み切るとか。赤字の原因は、売上は前年並みだったものの売上原価と在庫処分の調整費用が増えたということです。
これは昔、私が指摘した通り、2000年度決算で棚卸資産が大幅に増えたことは、実は「失敗を先送りして」不良品を倉庫に積み上げたことを示すのではないでしょうか。売上原価が膨らんだのも、実は過去の「投資」が失敗で、それが減価償却として売上原価にのしかかっている可能性があります。これは、もう少し詳しく分析しましょう。
いずれにせよ、これはF2の経営問題です。事業環境のせいなら、同業他社も赤字のはずですがF2ほどの赤字にはなっていない。それを触れずに「数千人規模の人員削減に踏み切る」とは、何と虫のいい経営ではありませんか。
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