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創立69周年記念 |
2004.5.26 |
軽薄で下品なスローガン |
「THE POSSIBILITIES ARE
INFINITE」って止めませんか。このロゴをみると無性に気恥ずかしくなります。提案資料の最後のページで、はばかることなくこのロゴが使われていたりします。無駄な1ページです。破って捨てたくなります。皆さんはどうですか。だって、こんな観念的で空疎な文句はないでしょう。今のトレンドじゃありませんしね。無限の可能性なんてありはしません。むしろ、今は有限の資源をいかに大切にするかという時代ですからね。無節操な拡張主義は富士通の気品を損ねるだけです。アメリカのブッシュ大統領は9.11の報復作戦のことを当初「INFINITE
JUSTICE」と言っていました。あれを思い出します。無限の正義なんてあるはずないじゃないですか。あのブッシュですら、後にこの作戦のことを「不朽の自由」という名前に変更しています。これについて何も感じない感性ってどこかへん。どこかのコンサルに祭り上げられて有頂天になっている経営層の顔が見えるようです。この軽薄で下品なスローガンに比べるとかつての「信頼と創造の富士通」って風格と品が感じられませんか。経営層はもう少し富士通の進むべきビジョンをしっかり考えるべきじゃないでしょうか。 |
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