総合労働条件改善闘争の最中と直後に重大な会社提案がありながら、ただちにその事実を明かにし、広く議論を行わなかったことに、役員のひとりとしてお詫び致します。
(1)3月上旬に電子デバイス工場のライン統廃合と緊急避難的雇用対策としてのワークシェアリングの考えに基づいた新交代勤務制の提案があり、第1回緊急中央委員会で機関確認しました。
→交渉速報No.11で第1回緊急中央委員会の審議・決定事項が報じらましたが、この件はまったく書かれていませんでした。
(2)総合労働条件改善闘争交渉終了後、2002年度期間限定の緊急避難的な経営施策への協力依頼が提案されました。これが結局は給料カットの提案だったわけです。
→交渉速報No.15(最終号)では会社回答が電機連合の最終方針(雇用安定、賃金体系維持、一時金最低4ヶ月確保)をクリアし、集約の方向と報じましたが、上記の提案には一言も触れていません。
このような経過から考えて、私は、緊急対策としての「等級格付見直し」については、その規模とFunction/等級制度で明記された基準以外のガイドラインの有無が不明ですので、受け入れ反対、その他の項目は組合員討議がさらに必要なため、受け入れ保留の態度で中央委員会に臨むつもりです。