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楽しい職場みんなのF2

2006.6.19

創立71周年記念

自殺を恐れ屋上閉鎖
    しんぶん赤旗
シリーズ職場-成果主義を追って-
   迷走する富士通D

「自殺を恐れ屋上閉鎖」
社員の証言を抜粋

「SPIRITの対象者は随分減りました。今では六級職の
十人に一人の割合しかいません」

「スタート当初は裁量労働制の適用者になるよう上司
から強要され、反対すると昇進を閉ざすことになると
脅かされました。今は逆に適用者を絞り込んできてい
ます」

「適用者は月に三十時間程度裁量手当てを支給してい
るので、それ以下しか残業していない社員は会社にと
ってメリットがなくなります。そんな社員も少なくな
く、会社の当初のもくろみがはずれたのです。現在残
っている適用者は、リーダー的存在の社員ばかりで、
夜遅くまで残業せざるを得ない人が多い」

「残業時間の多い社員には裁量労働制を適用し、少な
い社員には適用しないという精神が徹底して貫かれて
います会社にとってこれほど都合の良い働かせ方はあ
りません」

「毎夜十一時ごろまで働くのは普通のことです。土、
日曜も時々出勤しています。屋上は現在閉鎖中です
が、別ルートの階段があり、少し前までは上がること
が可能でした。ところが最近そこも閉鎖され、上がれ
なくなりました。社員が屋上から飛び降り自殺するの
を警戒しているんです」