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2002.9.27

東芝・富士通、半導体事業統合の結論を持ち越し
 システムLSI(大規模集積回路)を中心とする半導体事業で包括提携した東芝と富士通が事業統合の結論を持ち越し、当面は現在の体制を維持する見通しになった。富士通側が早期統合に慎重になっているためで、両社は提携の効果を見極めながら時間をかけて交渉する方針だ。
 東芝と富士通は今年6月、半導体事業の包括提携を発表し、連結売上高で合計1兆円を超える国内最大の半導体グループが誕生した。システムLSIの共同開発や設計技術資産の共有化などの具体案を9月までにまとめることになっており、事業統合の可能性についても協議してきた。
 これまでの統合交渉では事業規模の大きい東芝が「統合会社に50%以上出資して主導権を握りたい」との意向を示してきたが、富士通には「中核事業の半導体が東芝にのみ込まれかねない」との危機感が強く、9月中に結論を出すのは難しいと判断した。