2005.4.23 |
評価となると、作業量の少ないAのほうが高くなる |
>できるやつはできるから仕事がどんどん任され、そし
> てそれを完遂しようとする結果、通常では考えられな
> い残業をしなければならなくなる。
実際に見た光景を書きます(OBです)。
できない奴Aは仕事のできる奴Bに目をつけます。
Aはほとんどの仕事をBに頼みます。Bは自分の仕事が
あるので、たいていAの仕事は残業時間か、休日出勤で
行うことになります。Aはそれを知っていて、Bの残業
と休日出勤に付き合います。Aは解決すべき問題を知っ
ていますが解決案は持っていません。Bからひねりだし
てもらうのです。
この場合、Aは評論家となり、Bの出した解決案をより
良い解決案(たいていはBの負担が大きくなる)にして
指示をします。
AはBの肉体労働が終わるまで、やることがないのでネ
ットサーフィンなどをしてBの完了を待ちます。BがA
の依頼分の仕事を完了するとAは報告書を作成し、自分
がシステムの設計(単にBの考えたものを修正しただけ
)と作成(Bの作ったものを引き取るだけのこと)を行
ったと報告します。
さて、評価はAが良いと思いますか?
Bが良いと思いますか?
実は、評価はBよりもAが良いのです。なぜなら、Bが
行ったことは「肉体労働」にすぎないと見られるです。
Aは直接解決案を出していませんが、Bの考えた案を少
しでも良い方向に修正しています。それはAがBより優
れていると主張できる理由にしているのです。
さて、この実例でわかるように、できる奴には仕事がま
わってくるのですが、結局、Aの指導を受けているよう
に外見では見えるので評価となると、作業量の少ないA
のほうが高くなるのです。
かつ、AはBとともに異常に残業をする結果となります。
Aに一人ですべてを行う能力があれば、Aは定時で仕事
を完了することができるはずですし、他から依頼を受け
ないBも定時で仕事を完了する可能性が大きくなります。 |
|