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楽しい職場みんなのF2

1万アクセス記念                                               2001.5.7

環境保護は社員ひとりひとりの意識で−会社が環境破壊しないように

社長のメッセージで「あるコンサルティング会社が保養所を借り受けたところ、ごみが大量に埋まっていた」とかの事例を挙げて、保養所の管理人に至るまで全社員の環境意識が重要だと説いていますが...

 確かによくある経営者の教えですが、個人の意識・行動と会社や組織の意思決定・行動を同じレベルで論じてはいけないと思います。社員ひとりひとりは、個人生活において程度の差こそあれ好き勝手にごみを捨てたり、汚水を垂れ流したりしないでしょう。ひとりひとりは良き社会人であり、良き父親・母親であったとしても、組織の一員として行動する時、犯罪的な行為を犯してしまうことはしばしばあります。組織である会社の意志決定は、社員ひとりひとりの意志の総和としてなされるわけではありません。企業の目的である「ROE何%の達成」とか「何億の利益達成」といった観点からもっぱら経営者によってなされます。経営者の判断基準に社会的貢献が真っ先にあるわけではありませんから、利益優先の観点から欠陥商品を出荷してしまったり、総会屋に利益供与をしたりしてしまいます。そのような業務命令がなされた場合、会社に雇ってもらい、生活を依存している社員が、拒否したり反対する「意識」を持つことができるでしょうか。きっと粛々と指示に従い、職務を果たし成果を上げるでしょう。
 では、どうしたらよいのでしょうか。社員ひとりひとりが「環境破壊を許さない」という意識で会社が間違った意志決定をしないようにチェックすることです。そもそも間違った業務命令が発せられなければ、社員が犯罪的行為に手を染めるはめにはなりません。そういう意味で、社員ひとりひとりの環境意識は重要です。
 工場勤務のF2社員の皆さ〜ん。おかしな事があったらフタをせずに、みんなのF2にも知らせてね。