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楽しい職場みんなのF2

2005.4.29

ほとんどの国民はミドル以下
  前の会社が某外資でした
  成果主義、全く同じ制度が、前の会社でもありました
  毎Qごとに、7段階評価がつきました。
 
  評価に枠なんてものはなかったけれど、評価者(上
  司)の都合が最優先されるという意味ではFと同じよう
  なものでしょうか?
 
  私的な結論からいうと、
  「やめさせたい人間をやめさせるのに最も都合が良い
  制度」だということです。
 
  というのは、良い評価をもらっても、評価者の口から
  出てくる言葉に真実味がみられない
 
  (個人的意見では、外資に慣れた人間は、評価下手だ
  といえるし、育てる意識が薄いです)
 
  絶対いえることは、「上司より能力が勝ってたら、上
  司は何も言えなくなるので、良い評価が得られる」と
  いうことです
 
  逆に評価が悪い人間に対しては、周囲の意見、とりわ
  け悪い意見を聞いてきて並べて言うだけのようです
 
  中間くらいの人には、これもまた説得力の無いアドバ
  イスだけ残して、流れ作業のような仕事を延々とまか
  せてます
 
  外資の場合、現地調達が主なので、社内カルチャーと
  して、人を育てる先輩後輩の関係は無いに等しい
  また、できる人をつれてきて、その人には裁量権を持
  たせてやらせる(他の仕事はやらせない)
 
  それこそが、成果主義というものを生んだアメリカ社
  会という土壌なのです
 
  アメリカで成果主義が通用するのは、
  ・物ではなく、人を輸入する、移民文化である
  ・人材の流動化が激しい(能力があわない人は入れ替
  えて、他で活躍してもらったほうがよいという合理主
  義)
  ・総合職なんていう概念は無いが、エリートは存在す
  るという、いわば軍隊的(指揮官と兵隊)な組織
 
  アメリカンドリームという幻想につられて、国外から
  やってきた人を競争させ、入れ替えていくことで国を
  強くしていくような国なのです
 
  米国経済が強いのは、技術というよりも、マーケティ
  ングが上手いからです
  ほとんどの国民はミドル以下です。
  そういう社会を引っ張っていかないといけない国だか
  ら、とかく、おおげさな宣伝のたぐいが多い
  そんな国だからこそ、人というものに対してはシビア
  な方法でコントロールすることになるわけです
 
  そんな土壌で生まれたものを、日本に持ってきてしま
  ったFって馬鹿だなあ・・と思いました