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楽しい職場みんなのF2

2001.3.4

目標管理は人減らし効果、職場の活力は生まない

投稿37.「業績に見る目標管理の成果」を読みまして、その感想をあげさせてもらいます。

1. やはり目標管理は人減らしが目的だった?

 まず目に付くのは一万人もの人がいつのまにか減ったということです。人を減らすのが目的だったと思えるほどです。たしかに人を減らせば短期的には利益が出てくるわけです。

2.本当にF2の活性化に役立ったのか?

 決算数値で売上は増えているが利益は減る傾向にある。これは独自製品の展開ではなく、それほど付加価値のない製品の薄利多売の結果だったと思うのです。目標管理では半年で結果を一律に求めるので、どうしてもこういう安易な方向に走ります。例えばパソコンFMVの安売り作戦。これはシェアーをNECから奪回する効果はあったが、オープンの時代パソコンが売れたからといって顧客を囲い込んだとは言えないわけで、単に一時的に売上を増やしたと言う意味しかありません。同様にNIFTY会員拡大作戦も同様の意味であったと思います。更にSE部門はUP(UserProgram開発)の受注拡大に走りました。顧客個別のシステム開発は売上は上げやすいが、利益はあまりあがりません。それどころか、見積もりをしくじると、大変な赤字を負ってしまうのです。

3.海外の問題のせいにしているが

 このような、状況をF2は発表のたびに、その要因を海外のせいにしてきました。99年3月はICLのせいに、2000年3月はアムダールのせいに、そして2001年3月は米国景気後退のせいにする発表を3月2日に行っています。しかし、それは現場の感覚とかけ離れています。 現場では付加価値のある製品が作れない。そういう活力が生まれる状況にない。という実感なのです。

4.目標管理というせこい政策が問題!

 目標管理に対する疑問の声は日に日に職場のいたるところから聞こえてくるようになりました。それほどに現場での問題は大きくなっています。目標管理は人減らしの効果はあったが職場の活力は生まれていないことを率直に認めるべきだと思います。 株主及び従業員に、間違いを認め、出直すことを明確に表明しなければ、立ち行かないのではないかと思うほどです。