3万アクセス記念 2001.9.10 |
会社経営失敗の犠牲にされてたまるか!−日刊ゲンダイ9/8 |
最近のリストラは手口が巧妙になっています。一見公平に見える希望退職募集も開始前に「クビにする社員」と「残す社員」の選別が終わっていて、前者には希望退職に応じるよう仕向けられています。その他、リストラ部屋に押し込める、仕事を取り上げる、草むしりをやらせる、マイホームを持ち学齢期の子供がいる社員を狙い撃ちにして到底不可能な転勤を命じるなど様々な手口が取られています。では、会社員はどう対処したらよいのかこの記事では様々な対策を取り上げています。 |
1.リストラの不当性をはっきりさせる |
企業が社員を解雇する場合には4つの条件を満たしていないといけません。 |
・解雇しなければ会社が存続できない高度な必要性がある。
・リストラ回避の為の努力をしたか。
・解雇の人選が公平か。
・解雇について十分に説明、協議したか。 |
|
今、広がるリストラではこれらの条件を満たしているケースは少なく、社員に「整理解雇の4要件を満たしていない」と言われたら会社は慎重にならざるをえません。 |
2.退職拒否の意志を明確にすること |
一番悪いのはウジウジして拒否の意志表示をしないことです。これは「黙秘の認知」とされリストラを受け入れたことになってしまいます。上司が脅しや泣き落としで早期退職を迫っても同意せず、がんばっているとリストラ対象からはずされます。その際のポイントは次の通りです。 |
・上司との話し合いの内容はテープにとる。
・人事勤労部への問い合わせも「内容証明郵便」で証拠を残す。
・インターネットのホームページを開設し会社とのやり取りや境遇を現在進行形で掲載する。 |
|
ホームページを作った皆さん、ぜひ「みんなのF2」を宣伝の場に活用してください。 |
3.弱気になって人生を投げない |
近頃の企業業績不振は、バブル時代の放漫経営のツケやITブームに踊った過剰投資、経営改革の先送りなどが原因で、責任は会社側にあります。リストラされたことを家族に言えず、出勤のふりをしているうちに退職金を使い果たしすケースが増えているという。またリストラを苦にした中高年の自殺も急増しています。しかし、経営失敗のツケを社員に押し付け、責任をとろうとしない経営者に追い詰められて自殺するなんてバカバカしい事です。弱気になったら会社はかさにかかって退職を迫ってくるだけです。F2でしぶとく生き残りましょう。それでも飛び出すなら、商権や人脈を抱え込んで勝負に出る覚悟が必要です。 |