remove
powerd by nog twitter

楽しい職場みんなのF2

 

創立67周年記念

2002.6.9

退社後、「給与がマイナスなので、振込みをしてほしい」という請求がきた
 これは今から3、4年前にF2を辞めた知人から直接聞いた話です。

 彼は技術者として製品の開発はかくあるべしという確固たる信念をもっており、支持者も少なくありませんでした。しかも、視野も広く、社外にも幅広い人脈を持っておりました。ただ、不幸なことに上司には恵まれませんでした。えてしてありがちな話でしょうが、これまでにいろいろなチャンネルで 聞いてきた話から推測すると、F2では、彼とは逆に上司の受けがいい人間は視野が狭く、出世と給料とヒルメシとクルマと美形の異性 (たまに同性の場合もある)のことしか頭にない奴が多いように 見えます。

 彼は一度、事業部内の異動を経験していました。異動前の上司はえこひいきが激しく、彼の成果はことごとく無視していたそうです(F2には、この手の話が多く、上が潰した仕事を1〜2年後に他社が ビジネスとして成功させてしまうことがママあるようです)。そのため彼は、愛想をつかして異動したのですが、異動後の上司も大形計算機ソフト開発時代の古い考えが抜けず、彼の仕事に対する考え方が理解できなかったそうです。このため、彼とその上司は事あるごとに対立を繰り返していたそうです。

 とうとう耐え切れなくなった彼は、退職願いを上司に叩きつけ、会社を辞めてしまいました。彼は会社を辞める何ヶ月か前から欠勤がちであったため、会社を辞めた月の給与が給与計算の結果、マイナスの額となっていたそうです。正確な額は失念しましたが、数万円前後の額だったそうです。退社後、彼のところに、「給与がマイナスなので、振込みをして ほしい」という請求がきたそうです。

 これに対して彼は、「僅かな額ではあるが、退職金から差額を引けばこんな面倒なことしなくてもいいではないか。」ともらして いました。会社(人事部門)にもそのように伝えたそうですが、返事はなしのつぶてだったそうでした(で、結局、渋々と給与不足分を振り込んだそうです)。

 たしかに、彼の言い分とおりにしていればわざわざ請求書を送る手間も省けたろうし、退職した人に対して追い討ちをかけるような仕打ちで不快感を与えることもなかったろうに、と思います。こういうことだから、F2の人事部門は「官僚的で思いやりがない」と思われるのでしょうね。