remove
powerd by nog twitter

楽しい職場みんなのF2

 

2002.12.8

深い専門知識がSIを実施する時に必要
 「工場が最新技術についてきていない」への意見 表面を見た意見としては、正しいと思います、確かに富士通のハードウェア製品は、性能面、コスト面で遅れていますね。その遅れた製品を大量生産しても赤字生産工場と化すことになります。しかし、今懸念されているのは、その表面的な意見にそって産業界が動いて、作業単価の安い中国でハードウェアを大量生産しており、中国が「世界の工場」となっている点です。それが日本の不況の原因のひとつですが。其れに加え、最近、これまた単価の安い中国人SE、ソフトウェア会社が日本に怒涛のごとく進出開始しています。今後はハードウェア、SEともに中国製の組み合わせが急速に増えていくでしょう。そうなれば、ハードウェアの例の様に単価の高い日本人SEは、必要なく、中国の会社が直接進出してくるかもしれません。その時に、「全て自社で製造開発なんていうのは無理でしょう」と言っていたら、何が残るのでしょう か?コンピュータ業界が構造不況業種になります。要は、何を外国で生産し何を国内に残すのかです。一般の方は、数年前はやったSIが良いと考えるでしょ うが、SIを適用するユーザに対して、SEは協力する会社の選択、商品の優劣を理解したうえで選択しなければなりません。そうでないと「その業界でトップの顧客から、貴方の言うことは、雑誌の受け売りじゃないかとか、」「この業界では、こんな常識があるが知っているのかとか言われます」信頼を無くします。基礎技術、最近の動向、その業界の動向など、深い専門知識がSIを実施する時に必要となり、単純にOEMすれば良いと言う物では、ありません。そういう情報を多方面にわたりリアルタイムに収集するのは、多忙なSEでは(暇なダメSEなら可能だが)、無理です。SEがレベルアップできない原因のひとつが多忙なことです。なお、SIする場合、特注ハードウェアを作ることは殆どありません(理由:高い単価) いずれにしてその分野の専門家が必要となります。その様な専門家はどこに居るのでしょうか??ちなみにメーカーで無いSIベンダーは、その様な専門家を多く抱えています。