2005.8.31 |
富士通四国、証拠調べから逃げまくる |
こんにちわ。MLTです。
富士通四国システムズ損害賠償事件(平成16年
(ワ)11732号)。
今日、8月29日、第五回弁論準備が行われました。
■報告1(カルテについて)
先日の弁論準備のさい、被告から「原告のカルテは読
めない」という主張がありました。これを受けて8月
8日、原告の主治医と双方の弁護士の三者の立ち会い
の下でカルテの音読・録音が行われました。それをワ
ープロで文書化したものが、証拠として改めて提出さ
れました。
被告は「縮刷版家庭医学新辞典(群馬銀行)」「スト
レス-その予防と解消-(大阪弁護士会協同組合・厚生
委員会)」「最新 うつ病治療ハンドブック(日本評論
社)」の3つの書籍から特定のページを抜粋してコピ
ーしたものを証拠として提出しました。(※数十枚の
コピーの束ですので私はまだ目を通していません)
また、「セカンドオピニオンでカルテをみてもらう」
と主張し、原告のカルテをもって原告がうつ病である
ことは証明できないとしました。
■報告2(原告の労働時間について)
原告は先日、「原告が会社で使用していたPC内の全
てのファイルの作成日時・更新日時・アクセス日時を
一覧化することにより、原告の労働時間をより正確に
特定できる」と主張しました。また、「原告と被告
(または代理人)立ち会いのもとで、原告がPCを操
作し、記録の抽出する必要がある」と被告に要請しま
した。
被告は今日、「原告の主張はあいまいで理解できな
い。なぜPCを操作する必要があるのかハッキリさせ
てほしい」と述べ、今回の弁論準備での答弁は避けま
した。
■報告3(工数融通について)
原告は先日、「自分がやった覚えが無い作業が仕事票
に記載されている。これはおかしい」と主張し、組織
ぐるみで長時間無賃労働が実施されていた可能性を示
唆しました。
被告は今日、工数融通の件について「裁判と直接関係
ない。調べる意味がわからない」と主張し、言及を避
けました。
■まとめ
次回の第六回弁論準備は10月19日午前11時〜。
衆議院解散選挙の投票日は9月11日です。社会をか
えるチャンスです。 |
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