富士通に残って頑張ることを推奨します

創立70周年記念	2005.6.14
富士通に残って頑張ることを推奨します
冬のボーナスをもらって退職して早くも半年がたちました。ここのサイトもときどき思いついたときに見ています。相変わらず大変そうですね。退職して３ヶ月くらい経過して新しい職場にも慣れ始めた頃、富士通在職中に結婚した家内がイキイキしてきました。一緒に過ごす時間も増えたからでしょうか、あるとき、最近元気だね、と訊くと、家内いわく、私の笑顔が増えたとのこと。確かに、富士通在職時には眉間のしわが寄ってばかりで、家に帰ると疲れて何もする気が起きず、ただただ体を休めるばかりでした。そういえば、富士通の人達で良い笑顔をしている人は少なかったなあ、と思い出していました。とは言っても、富士通に現在在籍している人には転職はあまりおすすめしません。まず、９割以上の人は転職すると待遇が悪くなります。収入も下がると思います。理由は一つで、富士通社内での職歴は社外で高く評価されにくいからです。転職して成功する人のほとんどは２０代で富士通に染まっておらず、ポテンシャルがあるとみなされる場合です。年齢が高い場合は、たまたま社外で高く評価される職歴を富士通内で積んだ場合で、一つや二つ、真似できないズバ抜けたものがある場合にのみ成功します。たまたま私は富士通社内で、ある業務を比較的長い間担当していて、その分野で声を掛けられたので、成功した部類に入っていますが、これも運です。もし、私が社内異動をさせられて別の業務を担当していたら、今の私はないでしょう。別の業務をやっていたら良い話はなかったでしょう。富士通在籍時には日の当たらない仕事で愚痴もこぼしていましたが、いま振り返ると、それが良かったようです。ただ、私のような偶然は稀なので、皆様には、社外から声が掛かるようなことがない限り、とにかく富士通に残って頑張ることを推奨します。富士通の皆様がここに書き込む内容は自由ですが、富士通の皆様が思っているほど世間は甘くないですよ。