remove
powerd by nog twitter

楽しい職場みんなのF2

2005.7.19

F2で一生懸命努力して積んだ職務経験は高くは評価されない
  >それとも一生、F2って考えますか??
  >この会社は、転職先になり得る状態でないことは、明確
  >です。とにかく、力をつけること、円満退社することが
  >必要です。
 
  F2の仕事のやり方や業務の内容は一般的な企業としても
  業界の中でも独特なので、成長性があり、収益性の高い優
  れた企業から見るとF2内で一生懸命「力をつけて」「円
  満退社」をしても魅力はそれほど高くはならない。
 
  仕事のやり方についていえば、自分ひとりの裁量で何かを
  成し遂げることはほとんどないに等しい。常に団体競技で
  馴れ合いで何かを成し遂げる。業務の内容についていえば
  あまりに業務内容が細分化されており、ビジネスの全体も
  見て、細部も実行するというような木も見て森を見るよう
  な業務は存在しえない。
 
  ところが、成長性があり、収益性
  の高い企業では多くの場合、ひとり一人の裁量の幅が広い
  ことが多く、細かい実作業全般の実務経験があり、なおか
  つ全体の管理能力もある人間が求められる。
  結論からいえば、F2で一生懸命努力して積んだ職務経験
  は多くの場合、思うほど高くは評価されない。
  つまり、F2内で一生懸命「力をつける」ことはほぼ無意
  味なのである。
 
  では、F2をうまく抜ける人達はどこが違うか?
  当たり前のことだが、世間一般で高い評価を得る資質を持
  っている人間ということになる。そういう人間がF2のよ
  うなかなり異色な環境の中で数年頑張れば、忍耐力のある
  人間としてプラスの評価を得ることになる。
 
  私自身、思うところがあり、一年前に転職活動をしたこと
  がある。
  14年間F2で自信を持って仕事をしてきたことをきちんと
  アピールしてきたが、残念なことに、月並みな大学しか出
  ておらず、その時点で「足切り」を宣告された。たまたま
  学歴重視でない企業に可能性があっても、英語の能力も月
  並みで、多国籍の環境で仕事をしたこともなかったために
  それがネックとなって、決まらなかった。もともと、学校
  で
  も英語は苦手教科だったのである。
 
  また、転職した後に具体的に(金額にして)どれだけの貢
  献
  ができるか、問われたときにも、そのように自分ひとりで
  契約をクローズした経験もなかったために、泣く泣くあき
  らめざるを得なかった。個人プレーが否定されるF2にお
  いて、個人の力でカネを稼ぐ仕事などできるわけもなく、
  そのように個人としての具体的な金額を問われても答えよ
  うがなかったのだ。
 
  コミュニケーションについても、F2の中では、多くの場
  合、リーダーとしての権威を示すために、仏頂面ばかりし
  ていたせいか、根本的に人当たりが悪くなっており、転職
  を希望する対象企業に勤務しているとおぼしき人々をみか
  けても、自分だけ場違いな感じを強く感じた。
 
  コネもカネも経験も学歴もないということで、自分自身、
  F2の中だからこそ、一人前に仕事ができてきたというこ
  とを痛感させられた。いまのF2で仕事が大変だ、などと
  言っていた自分が、それ以上の能力を求められる職場で
  やっていけるはずはないとも悟った。
 
  確かに、新卒のときにF2を選択し、それ以来、これとい
  った決断もせずにずるずるとF2で流されてしまったの
  は、
  己の責任である。
 
  結論として、自分はF2で時間を無駄にしてきたばかりか
  F2以外では確実に年収がダウンするということが明らか
  となった。家内ともいろいろと話合ったのだが、無理して
  転職をする必要はないという結論に落ち着いた。
 
  自分自身、よく考えたのだが、いま置かれている状況に不
  満があるからといって、何もせずに安易に逃げることを考
  えるのではなく、自分自身で、いま置かれている状況を良
  くしていかねばならないと思うに至った。
 
  実際に転職活動をしてみて、自分自身の市場価値について
  納得がいき、F2の中ではその相場より多少は良い待遇を
  受けていることを痛感した。それからである。F2に残る
  ことを決意したのは。
 
  そういう意味では、転職活動をしてみて、はじめて、歯を
  食いしばってでも、F2に残り、F2を良くしていこうと
  決心が付いた。
 
  そして、それからはF2内から自分の望みどおりに出て行
  く
  人間を見ると、ムカついてムカついてたまらなくなり、
  いろいろな情報を集めるようになった。結論としては、
  F2を出て満足のいくところに行く人間はかなり特殊で
  元々恵まれた人間であるということである。
 
  書類審査さえ通らずに、「ご縁がなかった」と人材コンサ
  ル
  タントになぐさめられるたびに、同じ人間なのに、それほ
  ど
  の不平等があるということが悔しくてならなかった。
 
  F2の中で、一生懸命働いている同僚や後輩の姿を見るに
  つけ、こんなに真面目に働いている彼ら、自分が、いざ、
  社外に出たときに、その努力をほとんど認めてもらえてい
  ないなど、理不尽きわまりない。
 
  かたや、少し良い学歴があったり、たまたま、最初に入っ
  た
  企業が良かったというだけで、次々に良いチャンスを恵ま
  れ
  る連中が同じF2にいるというだけで腹が立つ。
 
  やっかみというならやっかみと言われて構わない。
  真面目に生きてきたものが、正当に報われる社会でないな
  ら
  F2の中で自分が得た既得権益やポジションを死守するし
  か
  ない。
 
 
  以上、自分だけ抜け駆けする奴は許さナイ会会長