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楽しい職場みんなのF2

 

2003.1.27

電機連合会長、フレックスタイム制を非難
 昨年(2002年)7月号の電機ジャーナルでの古賀中央執行委員長との対談記事の中(5ページ)で鈴木会長が述べていることが判明しました。引用は以下の通りです。

「たとえばフレックスタイム制度。会社が何時から何時までと決めていた勤務時間について、われわれ働く人に自由裁量を与えた方がいいとフレックスタイムを提唱したわけですが、これが日本の社会でうまく機能しないのは、「私は10時出社にします。」という選択をしながら、そのとおりに出社しない。権利は行使するけれども義務を果たさない。極論すれば、二日酔いの救済措置みたいな現象も起こっている。フレックスタイム制を推進した労働組合としても、経営側に新しい労働スタイルとしてそのメリットばかりを強調して、組 合員に対してその対価として自己責任が生まれるというもう一つの面についての説明が欠けていたような気がします。」

確かに、フレックスタイム制には指摘されたような問題が発生しているでしょう。しかし、労働組合のリーダーが「権利は行使するが義務を果さない」典型例としてもちだしてくるなんて疑問ですね。だいたい、年休の切捨てやサービス残業・長時間残業、ストライキ権の不行使など日本のサラリーマンが権利の行使を抑制し過剰な義務を果していることをまったく無視していますね。