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楽しい職場みんなのF2

2001.12.23

だれもが起業家になれるのか
 F2の今回のリストラでは、国内5000人が削減になります。もし、新しいベンチャー企業でそのすべての雇用を吸収するとしましょう。1社の従業員を20人とすると、なんと250社が必要になります。250社が成功するためには、一体何社起業する必要があるのでしょうか。会社に不満があるなら退職して自分で事業を起こせばよいというのは問答無用の正論ですが、自立した商人や職人が社会を形成していた昔とは違います。何万人という社員を雇用する大企業が存在し、それらの会社が製品やサービスを提供することにより社会が成り立っているのです。では、そのような企業に勤めている従業員は、給料や待遇と引き換えに会社の好き勝手に転勤させられたり、給料なしに働かされたり、いじめにあったりして良いのでしょうか。俺は転職するけど、残った社員は苦しめばよい、とでもいうのでしょか。ひどい待遇の会社を放っておいて自分だけ逃げ出すなんてジコチューに過ぎないのでは。ところで、法で決められているのは、”最低限”の人権です。それさえ、守られないなんて、文句を言って当然です。