改善案
以上より、F2において管理職昇格制度を改革するには、
お客様無視、派閥重視の情実人事が入る余地をなくす必要
がある。 管理職昇格制度を改善する案としては、たとえば以下の2つが考えられる。以下の案は議論のためのたたき台であ
り、どのような制度がよいかは今後議論を重ねていくべき
であると考える(ただし、F2に残された時間はあまりないのも事実である)。
(1)人事コンサルティング会社への管理職昇格審査のアウ
トソーシング
いくつかの事実(このWebサイトでは周知の事実であるが)より、F2の人事部門は、管理職昇格をマネジメントする能
力が著しく欠けると判断される。一方、最近では人事管理サービスを専門とする会社も増え始めている。このことから、管理職昇格のための判断と
事務手続きをすべてこれらの人事コンサルティング専門会社に任せることが考えられる。ただし、会社を選定する場
合、F2のいいなりに なる会社ではなく、客観的は決断を下せる会社を選ぶ必要がある。
(2)管理職は任期制、立候補制とし、管理職にふさわしくないと判断された場合はリコール可能とする。
アウトソーシングするべき会社が見つからない場合は、管理職に任期(固定的な任期とする必要はなく、たと
えばプロジェクトが一段落するまでという任期の設定でも
よい)を設け、通常の選挙のように立候補制をとることが
考えられる。投票者は該当部署および関連部署の一般従業
員、管理職とする。一度管理職に「当選」したあとも、管理職としてふ
さわしくないと判断された場合はリコールも可能とするも
のである。制度の具体化が必要だが、本人のやる気重視や管理
職としての適正重視という点では一考の余地があるのでは
ないか?(終わり)