F2の管理職昇進制度は過去何度も「改定」がなされてき
た。1980年代までは、過酷な研修と厳しい昇進試験により、管理職になれるかどうかが決まった。
これは過去に、NHKが特集を組んだので記憶している方も多
いのではないか?その後、管理職昇進のための研修・試験制度は緩和さ
れ、一時期(数年前)は、管理職の粗製濫造が行われた。現在は、目標管理評価制度により職級レベル6級で一定
基準以上の評価を受けつづければほぼ自動的に管理職に昇格できるようになっている(尤も、管理職昇格のための試
験は形式的ではあるが残っている)。 しかし、管理職昇進制度の改定にもかかわらず、ダメ管理職はあいかわらず増えつづけている。過去の厳しい研修
と昇格試験を切り抜けた世代の中に、会社の出張費で「日本全国味めぐり」をしたり会社の接待費で「夕食」を何度
も取ってきた管理職や、目標管理の名のもとにお気に入り
の異例の昇格や異分子への人権侵害を行う管理職、部長でありながら競馬にウツツを抜かし会社を無断欠勤するものがいるのは事実である。制度が変わった後生まれた管理職の中にも、目標管理評価制度のセキュリティホールを利用して「人権侵害」を行
う管理職や、お仲間集めに奔走する管理職はが相変わらず存在する。
このことから、F2がこれまでに行ってきた管理職昇格制度の改革は全く効果がないと結論つけられる。
また、管理職昇格にあたって受講が必須となっている教育(たとえばソ事本の場合はIR教育とかLDP教育など)の受
講は、上司からの推薦のみとなっていること、現行の目標
管理評価制度では評価が上司からの一方的な評価である
(酷い部署では、目標設定すらも上司からの一方的な指示で行われる)ため、職級レベルアップのために一定期間に
わたり、基準値以上の実績評価点を上げられるかどうかは
事実上、上司の胸先三寸次第となっている。
このことからF2においては、管理職昇格において「情実人事」が十分入りうる余地があると結論つけられる。事
実、部下に仕事を押し付けてばかりで自分は何もしない奴
とか、上司詣でばかりでろくに仕事をしていない奴が管理職に昇進する一方、人格的にも能力的にも部長になる資格があるのにいまだ管理職になれない(または管理職にはなっ
たがなかなか上にあがれない)人がF2には存在している。
(続く)