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楽しい職場みんなのF2

2001.3.19

みんなの声が会社を動かす−3/19朝日新聞「成果主義賃金見直し」

 けさの朝日新聞朝刊1面で、F2の成果主義賃金・人事制度が8年で弊害を生み、4月から見直しされることになったと報じられています。先頭をきっていた企業の方針転換で他の企業にも影響大ではとの観測も書かれています。

1.弊害はみんなの指摘どおり

 この記事では、「高い目標に挑戦しなくなり、ヒット商品が生まれない」「成果として評価されないアフタケアなどの地道な通常業務がおろそかになりユーザが逃げる」「自分の目標達成で手一杯、トラブルは他人に押し付け」「条件のよいプロジェクトの担当者が有利で、個人の努力や働きが評価されない」などが挙げれています。まさに、社内の掲示板や「みんなのF2」でさんざんとりあげられてきたことではありませんか。朝日新聞は多少遠慮していて「活力低下」や「退職希望増加」など、シラ〜ッとした社内の雰囲気にまでは言及していませんが、きっと情報はつかんでいるでしょう。これらの現実をたとえ社内とはいえ、勇気を振るって多くの社員の目に触れるところに掲載し、議論してきた皆さんの努力が少しづつ実り始め、会社も考えざるをえなくなったのでしょう。「成果主義の定着のためにドラスティックにやってきた...」と経営陣は述べたそうですが、負け惜しみに聞こえませんか?

2.見直しの行方を注目し、発言を続けよう

 現状の問題点の指摘と見直すことは決まったようですが、具体的にどうなるかはさだかではありません。以前の投稿にありましたが、「成果」に加えて「プロセス」、「目立つ業績」に加えて「地道な業務」、「商品・サービスの提供」に加えて「顧客満足」という具合にSA,A評価の獲得のハードルがさらに高くなるかもしれません。また、「プロセス」「潜在力」「ポストにふさわしいかどうか」などを重視するとしていますが、これらは目に見える成果とは異なり、恣意的な評価がされる危険性があります。さらに、評価項目が量、質ともに増大し、現場の幹部社員の面接、目標評価シートのチェック、評価結果の通知、説得の負担がさらに増大するかもしれません。せっかく、社員みんなの意見が会社を動かし始めたのですから、より多く、より大きな声で発言を続け社員のためになる見直しに結び付けたいものです。匿名で発言したい皆さんは、ぜひ「みんなのF2」に投稿をしましょう。「成果主義みんなで叩けば恐くない!」