remove
powerd by nog twitter


KOF MAXIMUM IMPACT2 メインストーリー


Prologue

サウスタウンで開催された、前回のキング・オブ・ファイターズ――。
これが、<メフィストフェレス>という一ギャング組織による、対抗勢力の殲滅と活動資金を得るための非合法な格闘大会だったと見る向きは少なくない。
その決勝の舞台で、“キング”デュークがアルバ・メイラに敗れたことにより、デュークと<メフィストフェレス>はサウスタウンから姿を消した。と同時に、デュークによって押さえつけられていたマスコミも息を吹き返し、くだんの事件について、その情報源もさだかではないセンセーショナルな記事をこぞって書き立てた。
だが、あの大会を開催した<メフィストフェレス>の裏に、さらに巨大な組織が存在していることを知る者は、今はまだほとんどいない。

<アデス>――。

その名前だけが、裏社会の深い闇の中に、まことしやかに流れている。
圧倒的な力でサウスタウンを席巻した<メフィストフェレス>でさえ、<アデス>が持つ無数の下部組織のひとつにすぎないという。
いつ、誰が組織したのか、本拠地がどこにあるのか、どれほどの規模を持っているのか――。
誰も<アデス>の真実は知らない。

そして今。
<アデス>の黒く長い手のうちのひとつが、忌まわしい死神の鎌でもって、あらたな闘いの幕を切って落とそうとしていた。

もうすぐ、死神に魅入られた強者たちのもとへと、白い封筒が届けられることになる。

戻る