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は〜りぃふぉっくす 雪の魔王編

 マイクロキャビンのアドベンチャーゲームです。

 ロムスの森を長い長い冬が襲いました。体よりもむしろ心を凍えさせるような寒さに、森の動物たちは次々と倒れていきます。
 ある寒い夜、食料を探しに出かけた母ギツネもまた命を落としてしまいます。
 残された子ギツネは思います。一年前自分を助けてくれたひとたち、そして、あのマリという少女にも危険が迫っているのではないだろうか、と。
 母ギツネの死を悲しむひまもなく、子ギツネは走り出すのでした。
 懐かしいシタンの町へ。

 前作『は〜りぃふぉっくす』の主人公、母ギツネはオープニングで死んでしまい、本作では子ギツネが主人公となっています。
 前作同様ほのぼのとした絵柄で、一見童話風な印象を受けますが、物語はなかなかにシビアなものです。
 母ギツネの死。人間たちの身勝手さにより、雪の魔王へのいけにえにされるマリ。その孫を思うあまり死んでしまうマリの祖父。子ギツネに容赦なく襲いかかる猟師や動物たち。そして、雪の魔王の口から明らかにされる真実……。
 なにげなく語られる台詞一つにも深いテーマが見え隠れし、いろいろと考えさせられてしまう作品です。

 ゲームの難易度は中程度。コマンド入力の言葉さがしにはそれほど苦労しませんが、化けることができる「はっぱ」などのアイテムの使いどころが、多少難しいかもしれません。
 マップも複雑ではなく、前作同様、移動することのできる方向がグラフィックスで表示されるなど、ユーザーライクなつくりには好感が持てます。

攻略テキストです。プレイできる環境がいまだにある方は、よろしければどうぞ。

88版。中身はすべて同じものです。
確認していませんが、他機種版でも応用可能だと思います。


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