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デゼニワールド

 ハドソンのアドベンチャーゲームです。

 『デゼニランド』パロディー版。名古屋の遊園地デゼニワールドに侵入し、暴走したコンピューター「HAL3」を止めるという使命を受けた主人公デゼニマン。宿敵埼玉が送りこんだスパイの妨害を退け、果たして彼は任務を完了できるのだろうか?というアドベンチャーゲーム。

 前作『デゼニランド』に比べてコマンドの言葉さがしが簡単になり、本作はかなり楽にクリアーできるようになりました。しかしその反面、ゲームとしての手応えが無くなってしまい、物足りなさを感じることも事実です。
 コマンド入力型のアドベンチャーの場合、使用する単語しだいで難しくなるか簡単になるかの差が極端に変わってきます。そのあたりのバランスをどうとるかが制作者の腕の見せ所なのですが。

 ウリになっている肝心のギャグも、ほとんどが既存のSFや特撮作品のキャラクターが登場するだけなので、パロディーにすらなっていないレベル。高橋名人似のデゼニマンが、なんだか切ないです。それでも唯一クスリとできたのは、HAL3のメモリーユニットをはずしていくシーンでしょうか(『2001年宇宙の旅』のパロディー)。
 当時の著作権の考え方が、いかに甘かったかがわかる作品ではありますね(そういえばハドソンは『スタートレック』なんてゲームも出してましたっけ、あれはどうなんだろう?)。

 ただ、カボチャ大王の「その後」がわかるという点で、サラトマファンはプレイする価値のある作品かもしれません(?)。

攻略テキストです。プレイできる環境がいまだにある方は、よろしければどうぞ。
この作品に関しては、必要ないと思いますが……。

88版。中身はすべて同じものです。
確認していませんが、他機種版でも応用可能だと思います。


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