デゼニランド 　ハドソンのアドベンチャーゲームです。 　千葉県の巨大遊園地に対抗するべく、埼玉県に建設されたデゼニランド。そのデゼニランド内に隠された伝説の秘宝「三月磨臼」を手に入れるために冒険を繰り広げるアドベンチャーゲーム。 　実在する遊園地のそれを模したパビリオンはバラエティーに富んでいて楽しく、愉快なグラフィックスで描かれています。 　グラフィックスに関しては、114画面にも及ぶ枚数の豊富さがウリでした。たしかに枚数は多いのですが、終盤、絵を見せるためだけで謎解きのないパビリオンがあるのは少し残念でしたが……。 　『デゼニランド』は、そのゲームとしての面白さより、理不尽なコマンド入力を要求される作品として非常に有名な作品です。 　わけのわからない行動をとらなければならなかったり、想像しにくい英単語が必要だったりと、あまりの高難度に涙を流した方も多いでしょう。 　私もデゼニランドに入場することさえなかなかできず、クリアーするのにえらく時間がかかったことを覚えています。 　なかでもコマンド入力で難しいのは、十字架を棺桶に「とりつける」シーン。これは昔プレイした人たちの間で、今でも語り草になっているほどです。 　数々の難関を乗り越え、死ぬほど苦労してクリアーした割にエンディングがあっけないというのも、今となってはある意味、味があると言えるのかもしれませんね。 　ただ、やたらと苦労した作品であるにもかかわらず、決して嫌いな作品ではありませんでした。時間をかけ、必死になってクリアーした分、思い入れがあるというか……。 　最近のゲームでは味わえないような感動が、そこにはあったのかもしれませんし、なかったのかもしれません（笑）。 攻略テキストです。プレイできる環境がいまだにある方は、よろしければどうぞ。 88版。中身はすべて同じものです。 確認していませんが、他機種版でも応用可能だと思います。 dezeni.txt　　　dezeni.lzh index