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★★☆ ナインスゲート
1999年 / アメリカ / 監督:ロマン・ポランスキー / 脚本:ジョン・ブラウンジョン / 関連サイト
出演:ジョニー・デップ、フランク・ランジェラ、レナ・オリン、エマニュエル・セイナー、ジェームス・ルッソ

本の謎を解く為にジョニー・デップが走り回る冒険謎解きミステリーってところですかね。
物語の導入部分は、ミステリーな雰囲気でグイグイと作品に引っ張り込んでいかれるんだけど、中盤辺りから盛り下がっていく。
コルソは逃げ回っているだけでカッコ悪いし、オカルトも大して恐くない。全体的に緊迫感が欠けているのかねぇ。

最終的に謎を全て明かさないのは賛否両論でしょう。
私はなんとなくはわかったけど、わからない人は不満が残るだけ。
他にも色々と小ネタが仕込んであるらしいですが、気が付かないと勿体無いしね。
もう少しミステリーとしての敷居を低くした方が、ライトユーザーに受け入れられるかもしれないね。
特に謎の女の存在は微妙でしたな。


2003/05/27 Makoz

★★★ 9デイズ
2002年 / アメリカ / 監督:ジョエル・シュマッカー / 脚本:ジェイソン・リッチマン、マイケル・ブラウニング / 関連サイト
出演:アンソニー・ホプキンス、クリス・ロック、ピーター・ストーメア、ガブリエル・マクト

番宣とは大きく違いコメディタッチで所々で観客から笑いが聞こえたりしていた。
シリアスとコメディのバランスが良かったね。一番最後のホプキンズのガッツポーズには大爆笑したよ。
クリス・ロックはふざけすぎている気もしたが…。サウンドの選曲センスは秀逸。

アンソニー・ホプキンズのアクション初挑戦として期待していたが、ランボーのような活躍は見れず。
まぁ、レクター博士が走り回って拳銃をぶっ放しているだけでも、一見の価値はありますがね。
でも、この作品の見所はホプキンズのアクションではなく、クリス・ロックの変装でした。


2002/10/22 Makoz

★★★ 2LDK
2002年 / 日本 / 監督:堤幸彦 / 脚本:堤幸彦 / 関連サイト
出演:野波麻帆、小池栄子

2LDKのマンション内で繰り広げられる女の戦い。女は恐い。つくづくそう思い知らされましたわ。

口喧嘩から始まり、嫌がらせ、平手打ち、殴り合い、凶器……どんどん過激になっていくバトル。
男同士の殴り合い(殺し合い)には無い迫力がある。女同士だからこそ成り立つ作品やろうね。
男同士の殴り合いを見ても特になんとも感じないが、女同士の殴り合いは見ていると恐怖を感じる。
女同士の喧嘩らしいポイントもあって面白かった。

主演の二人・野波麻帆と小池栄子が良い味を出していた(といっても登場人物はこの二人だけだが)。
野波麻帆って最近よく見かけるけど、なかなか良い女優さんだね。可愛いし。知らぬ間に小池栄子よりも彼女を応援していた(笑)。
小池栄子の演技も良かった。絶叫するシーンの彼女はB級ホラーよりも恐い。

制限された時間の中で設定を上手く生かした作品だと思う。性格から住んでいる部屋まで両極端の二人の戦う様が良い。
性格が違っても、頭に血が上るとは殴り合うしかないよな(笑)。だけど、1時間の作品でほとんどがバトルってのも物足りない。
制限が無かったらもっと面白くなっていたんだろうなぁ。


2004/01/29 Makoz

ねじ式
1998年 / 日本 / 監督:石井輝男 / 脚本:角井孝博 / 関連サイト
出演:浅野忠信、藤谷美紀、つぐみ、藤森夕子、金山一彦、丹波哲郎、砂塚秀夫

わけわからない。こういう世界観は私には理解出来なかった。
ストーリーが途中で破綻して、なにがなんだかサッパリ。
この破綻具合が面白い所なのだろうけれど、私にはちっとも面白くなかった。
結局、この作品のテーマはなんだったのだ? わかる人には面白い作品なのだろうけど…。

観る人を選ぶ作品かもね。現代の若者には、この世界観は伝わりにくいだろう。
舞台(妄想)が昭和30〜40年代くらいみたいだからね。
まぁ、濡れ場が多いので、男性陣はそれだけで満足できるかもしれないが(笑)。
一部の映画ファンの間で、この作品のつぐみが密かに人気が高かったりする。


2003/01/22 Makoz

★★★ ノー・グッド・シングス
2002年 / アメリカ・ドイツ / 監督:ボブ・ラフェルソン / 脚本:スティーヴ・バランシック / 関連サイト
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、サミュエル・L・ジャクソン、ステラン・スカルスゲールド、ダグ・ハッチソン

ミラジョヴォの魔性の魅力で男たちを手玉に取っていく。
……といっても、大した魅力じゃない。『バイオハザード』のミラジョヴォの方が、断然色っぽい。
犯人一味も個性的ではあるが、頭が良くないのでスリル感が薄い。
犯人一味の計画にも意外性が無く、驚きの無いまま物事が過ぎていくのもちょっとねぇ。
サミュエル・L・ジャクソンの刑事もなんだかねぇ。

全体的にはまとまっているので駄作ではないだけど、作品の魅力ってのが薄い。
犯人に捕らえられた刑事ってのも面白いのだけれど、大したやり取りが無いので印象に残らない。
ミラジョヴォのベッドシーン&シャワーシーンがあるので、ファンならば観ても後悔はしないと思う。
だけど、そんなに凄いシーンではないので、過度の期待はご用心。


2003/08/19 Makoz

★★★★ ノッティングヒルの恋人
1999年 / アメリカ / 監督:ロジャー・ミッチェル / 脚本:リチャード・カーティス / 関連サイト
出演:ジュリア・ロバーツ、ヒュー・グラント、リス・エバンス、ジーナ・マッキー、ティム・マッキンリー

キャッチ通り平成版『ローマの休日』。
テレビで見ているあの有名人と恋に落ちたい、そう思ったことのある人も少なくないだろう。
そんな想いを映像化した作品。ヒュー・グラントのさえない好青年が良い味出している。
全体的にまとまっている良作。ラブロマンスもたまには良いもんだ。

脇を固めるキャラが抜群に良い。彼らがいるからこそ、この作品が生きているのであろう。
周りから見れば、ただの変人かもしれないけれど、彼らの間には友情という絆がある。
最後のみんなで協力するシーンでは感動を覚えた。恋愛にではなく、友情に感動。こっちがメインでも……(笑)


2002/10/13 Makoz

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