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★★★ マーサの幸せレシピ
2001年 / ドイツ / 監督:サンドラ・ネットルベック / 脚本:サンドラ・ネットルベック / 関連サイト
出演:マルティナ・ゲデック、セルジョ・カステリット、マクシメ・フェルステ、ジビレ・カノニカ、カーチャ・シュトゥット

全体的な雰囲気は好き。他人に心を開けない女性と最愛の母親を失った子供。
最初はギクシャクしていた二人だが、次第に打ち解けあい大事な存在へと変わっていく…。
舞台をレストランにしているのも良かった。厨房でマーサ、リナ、マリオのやり取りは絶妙だね。
また、マーサが悩んだ時に独りで厨房の冷凍室に入る場面は、私が居酒屋でバイトしていた時を思い出した。
火の近くで仕事して熱くなった体が良い感じで冷えるんだ。……っと脱線しすぎですな(笑)。

ただ、最後の展開にはやや疑問が残る。そのままの方がリナにとっては幸せなのではないか。
今は大変でも5年後、10年後の事を考えるとねぇ。もう少しその辺りのエピソードを追加してもいいかも。
最後の最後で彼を登場させたのは見事。「ただレシピ通りに作っても良い物が出来るとは限らない」ってのを暗示させているんかなぁ。Good!


2003/07/07 Makoz

★★★★ マイ・ガール
1991年 / アメリカ / 監督:ハワード・ジーフ / 脚本:ローリス・エレワニー / 関連サイト
出演:アンナ・クラムスキー、マコーレー・カルキン、ダン・エイクロイド、ジェイミー・リー・カーティス、グリフィン・ダン

小生意気なおてんば娘と実家の葬儀屋。少女の身近なところに死がある。この関係性が上手く生かされていてナイス。
素直になれない女の子と冴えない少年の淡い恋物語が良いですね〜。世界で一番ピュアなキスシーンですな。
だからこそ最後の展開に涙する。全体的に色々と詰め込みすぎな感はあるけれど、感動できたから問題なし。


★★☆ 魔界転生
2003年 / 日本 / 監督:平山秀幸 / 脚本:奥寺佐渡子 / 関連サイト
出演:窪塚洋介、佐藤浩市、麻生久美子、加藤雅也、杉本哲太、長塚京三

全体的に雰囲気も出て良いんだけど、肝心の殺陣シーンがあっけなさすぎる。
登場人物を多くしたせいでプラスになった部分もあると思うけれど、
たった一発で倒してしまうのもちょっとなぁ〜。一番最初の敵が一番盛り上がってたかも…。
この手の作品はストーリーよりも殺陣が重要だと思うけれど、もう少しバックストーリーを描いて欲しかった。

屋敷、林、草原、岩場、嵐など古き日本の自然情景を巧みに使った演出は良かった。
視聴者を戦いに惹きこむだけでなく、当時の情景を伝える事が出来る。
洋画には無い邦画(時代劇)ならではの美しさを表現しているね。役者陣もなかなか良い味を出していた。
特に麻生久美子は良いね〜! 妖艶な魅力が溢れていたよ。窪塚は……。


2003/05/27 Makoz

★★ マトリックス・リローデッド
2003年 / アメリカ / 監督:ラリー&アンディー・ウォシャウスキー / 脚本:ラリー&アンディー・ウォシャウスキー / 関連サイト
出演:キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モス、モニカ・ベルッチ、ヒューゴ・ウィービング

前作から4年の月日も経っており、専門用語などすっかりと忘れてしまっている状態で観たのだが、サッパリわからなかった。
物語前半はこれといったアクションも無く、専門用語だらけの会話にうんざり。
ファンは嬉しいだろうが、前作を知らない(忘れている)人にとっては説明不足。
終わり方も続編に続ける為に未消化。この作品一本だけでは楽しむ事は出来ない。

コンピュータ技術を最大限に駆使したアクションは凄い。だけど、凄いだけで心に響かない。
体が熱くならないし、ドキドキもしない。三流香港映画の方がまだドキドキする。
なんというか人間味が欠けているんだよね。機械、機械、機械じゃ感動は出来ない。
それこそマトリックスの世界だよ。見せ場である高速道路のバトルシーンだけは良かった。


2003/07/23 Makoz

★★☆ マルホランド・ドライブ
2001年 / アメリカ / 監督:デビッド・リンチ / 脚本:デビッド・リンチ / 関連サイト
出演:ナオミ・ワッツ、ローラ・エレナ・ハリング、ジャスティン・セロウ、アン・ミラー

これが噂のデビッド・リンチワールドか……。
やりたいテーマなどはわかるのだけれど、観賞後に頭が痛くなる。
気軽には観れない作品であり、わからない人には全く理解出来ないだろう。
面白いというか、なるほど〜という感じかな。観る時には、ある程度の覚悟もしておくと良いかも。

非常に好き嫌いがハッキリする作品だろうね。
好きな人には、いつまでも心に残る名作だろうけど、嫌いな人には、わけがわからないまま終わっていく。
どちらかというと私は、やや後者よりかな。
何も考えずにボケーと観れて、心に届く作品の方が良いなぁ。
たまには、こういう作品もいいけどね。


2003/01/22 Makoz

★★☆ マレーナ
2000年 / イタリア / 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ / 脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ / 関連サイト
出演:モニカ・ベルッチ、ジュゼッペ・スルファーロ、ルチアーノ・フェデリコ、マティルデ・ピアナ

「ニューシネマパラダイス」のジョゼッペ・トルナトーレ監督作品として
期待していたがそれほど面白いというわけではなかった。
12歳の少年の初恋。甘酸っぱい思いをするレナートなんだけど、妄想しているばかり。
少し言い方を変えればストーカーだよ…。

12歳男子の気持ちはわかるんだけど、妄想だけでなくもっと行動に移して欲しかった。
まぁ、後々の展開のフラグなのかもしれないけれど、妄想ばかりじゃあねぇ。
全体的に下ネタが多い。男だったら覚えがあるだろうけど、女性には好まれないかも…。


2002/07/21 Makoz

★★★ メラニーは行く!
2002年 / アメリカ / 監督:アンディ・テナント / 脚本:C.ジェイ・コックス / 関連サイト
出演:リース・ウイザースプーン、ジョシュ・ルーカス、パトリック・デンプシー、キャンディス・バーゲン

作品として良くまとまっており、笑いあり感動ありのラブコメの王道パターンをかっちりと抑えている。
だが、個人的には納得できない。過去に何があったとしても新しい恋をしたって良いし、幸せになる権利はあると思う。
だけど、→
いつまでファーストキスの相手に怯えればいいのよ
その辺りが気になって、このハッピーエンドをどうしても受け入れられなかった。

元恋人という存在は非常に大きい。自分の知らない思い出を共有している相手だから。
自分の知らない一面を知っている。その面ではどうあがいたって勝てることは出来ない。
現に元恋人と浮気をするケースは非常に多いわけだし。観賞後、そのような事について色々と考えされられた。
製作側の思惑がこれだったらお見事ですな。作品演出の面でも巧みに計算されていて好感が持てる。
最後の最後にアレを登場させたのは良かった。


2003/06/21 Makoz

★★★★ メリーに首ったけ
1998年 / アメリカ / 監督:ピーター・ファレリー / 脚本:エド・ディクター、ジョン・J・ストゥース / 関連サイト
出演:キャメロン・ディアス、マット・ディロン、ベン・スティラー、リー エヴァンス、クリス エロット

キャメロン・ディアスめっちゃかわいいなぁ〜。この一言が全てである。
コメディ作品なだけあっておバカなやり取りが多いけれど、根っこにある恋愛部分は非常に良い。
純粋でどう接していいかわからない。初恋の時ってこんな感じだったたなぁ、とノスタルジー気分も味わえる。
でも下ネタが多いので付き合い始めのカップルとかで観たら、気まずくなる恐れもあるので気をつけて。

ストーリー以上に優れているのが演出。もう最高です、大好きです。
シーンの間毎に物語と関係の無い二人が歌を歌う。それがまた場面にマッチしていて物語を盛り上げる。
最後にはこの二人を物語に絡めてまとめる演出はにくいね。エンドロールもにぎやかで好きっす。
この監督(演出家かな?)の感性は良いね〜。これから注目していきたいっすね。


2003/04/21 Makoz

模倣犯
2002年 / 日本 / 監督:森田芳光 / 脚本:森田芳光 / 関連サイト
出演:中居正広、藤井隆、津田寛治、木村佳乃、山崎努、伊東美咲、田口淳之介、藤田陽子

はっきり言って期待はずれ。映画を見た後に怒りがこみ上げて来た。
原作の味を生かしきれず、わけのわからない演出を加えた結果、原作とはまったく違った駄作へと…。
『模倣犯』という最高の作品が、森田芳光の手によって三流以下の映画となった。原作ファンにとっては悲しすぎる。

この映画を一言で言ってしまえば、「原作家とキャストのブランドで持っている三流作品」。
主演の中居正広ファンで数多くの女性が観に行くだろう。他に爆笑問題、小池栄子など数多くのタレントが出演している。
これもただの客寄せパンダにしか過ぎない。映画監督としてのプライドはないのか。
この映画を観て満足するのは、中居正広ファンと、原作を読んでいない一部の人だけであろう。


2002/06/19 Makoz

★★★★ モンスターズ・インク
2001年 / アメリカ / 監督:ピーター・ドクター  / 脚本:アンドリュー・スタントン / 関連サイト
出演:ビリー・クリスタル、ジョン・グッドマン、ジェームズ・コバーン、ジェニファー・ティリー

心温まる良い作品。子供のいる人だったら、子供と一緒に観れて良いね。
さすがはディズニー。女子供の涙腺のツボを心得ていらっしゃる。
CG技術の進化しており、まるで血の通っているかのように動き回るモンスター達。
ただ、人間の女の子ブーは不気味に見えましたが(笑)

人間のように描かれているモンスターたちのやり取りは面白い。
サリーとマイクとの友情も良かったし、大人でも十二分に楽しめるでしょう。
クライマックスシーンは忘れられないですね。あと、エンドロールのNGシーンが良かった。
いらないって人も多いでしょうが、私はこういう演出は大好きです。


2003/01/13 Makoz

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