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387:be-READY-Resistances

作:◆l8jfhXCBA

 ──休息するか否かの議論はひとまず後回し。まずは情報交換と大まかな行動指針を立てるのが先。
 そう言ってクリーオウを宥めた後、空目達は保健室のソファに座ってふたたび議論を始めようとしていた。
 そして、彼女にお湯の補給を頼み給湯室に行ってもらった後。
 せつらが何気なく、声を潜めて話を振った。
「──どう思います?」
「何かを隠しているような印象を受けた。全てが嘘ではないと思うが」
「ゼルガディスはクエロを疑っているように見えた。……どちらかが裏切ったということはありえる」
「その可能性は少し低い。集団から別れた途端殺すのは怪しすぎる。
互いが互いを監視する拮抗状態にはなっていただろうが、それをどちらかが崩すのはまだ早すぎる」
 皆何の話題かはすぐに察したようだ。 ──この議題は、クリーオウには刺激的すぎる。
「参加者──片方はここに来る前の敵──に出会った、とクエロは言っていた。
見ず知らずの人間の名前を二人も出すとは考えにくい。ガユスという人間とは本当に知り合いで、敵同士なのだろう。
こちらにクエロがいる以上、彼を敵に回すのは間違いない。……だが、緋崎という名前の参加者を敵に認定するのは早い。
確かに名簿に名前はあったが、“ガユスが銀髪の男をそう呼んだ”だけだ。
──元の世界の敵の目の前だ、咄嗟に偽った可能性もある。……あるいはクエロがその名を偽った可能性は──ないか。
わたしやせつら、そしてピロテースと出会っているかもしれない状態では危険すぎる賭けになる。
どこかで名前と姿を聞いたことは確実だ」
 サラが“敵”の特徴をまとめた紙の、緋崎の名前がある所に小さく三角をつける。
 確かに、警戒を怠らずなおかつこちらが優位な状況に持ち込めるのならばひとまず話を聞いた方がいい。

「だが、それだけでクエロが本当に襲われたことを確定してはまずいのではないか?
確かに空目の言うとおり、拮抗状態を崩すことは双方にとって害でしかないが、相手を排除できるチャンスを逃すことはしまい。
こんな状況だ、様子見を続けて対策を後回しにすれば、いつ相手に殺されるかわからないからな。
二人きりになった途端──というのも、怪しすぎることを逆手に取ったのかもしれない」
 声を潜めたまま──しかし、鋭さは隠さずにピロテースは言った。
「でもその場合、殺されるのは逆にクエロさんの方ですよね。
剣と魔法で近距離、遠距離ともカバーできるゼルガディスさんに──ああ、そう意味か」
「ああ。……クエロが拾ったという魔杖剣。あれを拾ったことを好機と見なし、実行したおそれがある。
詳しい説明は聞いていないし信用できないが……あれが、ゼルガディスの持っていた剣を凌駕する力を持っていたらどうなる?
そして、彼女は咒式というものを使えると言っていた。特殊な武器がないと使えないらしいが──それが嘘だったとしたら。
あるいはその魔杖剣こそが、その“特殊な武器”だったとしたら? ……これは穿ちすぎかもしれないが。
そもそも緋崎とかいうのはともかく、ガユスとは実際に会っていなくとも罪をなすりつけられる。
たとえ私達がそいつと出会っていたとしても、“相手を騙し油断させて寝首を掻く”スタイルの男と言ってしまえば、どんな真実も嘘と捉えられるからな」

 彼女の推論は、確かに筋が通っていた。
 だが、確定させるのはまだ早いのではないだろうか。
「現段階では、そこまで疑いを持たない方がいい。
俺達はまだ死体すら見ていない。情報元は彼女の証言のみ。確実なのは、放送でゼルガディスの名が呼ばれたということだけだ。
信じすぎることも疑いすぎることもよくない。もちろん、可能性として考慮しておくことは大切だが。
……そういえば、あの短剣には弾倉のような部分があったな」
 一瞬しか見ていないが、クエロが持ち帰った剣には弾丸が入りそうなスペースがあった。
 ──彼女が持っていた、奇妙な弾丸が入りそうな。
「ふむ。それなら──いや、後にしよう。これは特に隠すことではない。二度説明する手間は省こう」
 廊下からクリーオウらしき足音が聞こえ、サラが何かを言い淀んだ。
「そうか。……もしも彼女が潜伏型の殺人者だったとしても──ただ手段が違うだけで、結局目的は俺達と同じ、“脱出”だ。
殺人を犯すリスクと、主催者に反抗し脱出を試みるリスク。後者の方が低くなれば、嫌でも協力するだろう」
 声を更に潜めて付け加える。
 別に自分は、クエロのみを疑っているわけではない。ここにいる誰かが、いつ他の誰かを殺してもまったく不思議はない。
 機会と手段があれば誰だって容易く隣人を殺す。人とはそういうものだ。
「事実が判明しても殺人者を身内に置いておくのか? 危険すぎる」
「少なくとも、彼女は積極的に殺す人じゃないでしょう。利害が一致していれば、手は出さないはずです」
「お互いに利用し合おうではないか。……もちろん、害しかもたらさなくなってしまったのなら、丁重にお引き取り願うことになるがな」
 ピロテース以外は、現状(もちろん、警戒は強めるだろうが)のままで不満はないようだ。
 彼女の気持ちは分かるが、今ここで波風を立てて集団を分断されてしまうのはまずい。
 もし本当にクエロがゼルガディスを殺していたとしてそれを指摘すれば、あっさりこの集団に見切りを付けるだろう。
 だが、ただでは立ち去るまい。出来る限り引っかき回し疑念と不安をばらまくはずだ。
 この状況で、無駄な諍いと疑心暗鬼に時間を割くのはやはり避けたい。

「お湯、いれてきたよ」
 そして、クリーオウが両手にポットを持って保健室に戻ってきた。
 各自でコップにお湯とインスタントコーヒーを入れてソファに座り直す。
「ありがとう。……では、一服しつつ各自収穫と今後の行動について話し合おうではないか。
クエロはそのまま休ませておいて、後で伝えるとしよう」
 議事録をまとめるため、サラが一人机の前に座った。

 ──そうして、このゲームに反抗する者達がふたたび向かい合った。
 一人は志半ばで息絶え、一人は重傷を負ってしまった。
 それでも彼らは、今自らが出来ることを探して抗っていた。

「まず俺から一つ話す事がある。“物語”と“異界”という事象についてだ」
 挙手をして、一番に話すべき事を提議する。視線がこちらに集まる。
 ──十叶詠子。
 彼女の名は、二回目の放送でも呼ばれなかった。
 信じ難いが、彼女の思考をある程度理解し、行動を共にしている者がいるようだ。
 これは危険だ。
 坂井悠二が小屋で発見したものの他にも、物語が広範囲にばらまかれている可能性がある。どこで目に入ってしまうかわからない。
 そして自分はもう既に感染してしまっている。いきなり姿を消してしまったときのためにも、予備知識を話しておかなければならない。

 ────“怪談”という概念すらない世界の住人もいるので説明はやや困難だったが、空目は異界や坂井、そして詠子のことについて説明した。
「ふむ。つまり他人に依存せず自己を確立でき、なおかつそれに関する知識があれば問題はないのか」
 『それに、刻印が一時的に無効化できる可能性もある』──そう紙に書き皆に見せながら、サラは言った。
 そしてしばらく何かを考えるように黙り込んだ後、
「空目、その物語の内容は覚えているな? ──わたしに教えてくれ」
 こう言った。
「サラ! 大丈夫、なの……?」
 クリーオウが不安げに彼女を見つめる。
 確かに利点はある。だが、危険なことには変わりはない。
「うむ。知識なら今得た。自我にも自信がある。リスクは高いが得るものも多そうだ。
それに、行くときは空目も一緒なのだろう? ならば心強い」
「……わかった。今ここに書く」
 皆から離れたところで、紙に物語を書く。
 おそらくサラなら問題はないだろう。だが、次の放送で彼女の知り合いが呼ばれれば、少し心が揺らぐかもしれない。
 この場合はどうしようもない。呼ばれないことを願うだけだ。
 書き終わると、彼女を呼び寄せて紙を見せた。
「…………なるほど。ありがとう」
 それだけ言ってサラは元の席に戻った。そして何事もなかったかのように、
「それでは、改めて議論を始めようか」
 変わらない無表情のまま、そう言った。

「探索の収穫は、私とクエロは既に話したな。どちらもいい報せではなかったが……。お前達はどうだったんだ?」
「僕達はかなり恵まれましてね。まず、あのワイヤーと──この、剣の残骸」
 せつらが部屋の隅にあるバケツを指さし、サラが柄と刀身に別れてしまった剣を取り出す。
 “糸”はせつらの得手だ。剣の柄は魔術の増幅具になり、刀身は魔法生物とやらの材料になるらしい。
「ワイヤーは今あのバケツの中で血を落としている。使えるようになるには後二、三時間といったところだ。
剣は、おそらくクエロのものと同じ魔杖剣というものだろう。少し型は違うが、弾倉もある。
何かに使えるかもしれないため、詳しく調べたい。できれば、弾丸も」
 刻印解除に使える可能性もある。
 それに、預かることによって弾丸を使用した何らかのアクションをクエロに控えさせることができる。
「それと禁止エリアについて少し調べました。死体を使って発動させ、正確な位置を把握しました」
「これでうっかり足を踏み入れてしまうこともなくなったというわけだ」
 飄々とした言い方をするせつらとサラに、クリーオウが顔を暗くする。
 確かに普通の少女には受け入れ難い行為だ。だが、この状況では使えるものは使った方がいい。
 ……実験の真意はすぐに理解できた。死体の刻印を発動させてデータを採取したのだろう。
 せつらもそのことを理解して協力したはずだ。サラは彼に刻印のことを話したのだろうか。
「あのカードキーの先は地下通路だった。島の四方八方に道が伸びているようだ。
抜け道として、また身を隠す先としても最適だろう。各自道と出入り口をメモしてくれ」
 そう言ってサラとせつらが自分の地図を皆に見せた。
 出入り口は全部で七つ。これはかなり有用だが──一つ気になることがあった。
「……禁止エリアは地下にも適用されるのか?」
「それはわからない。実験できる条件が揃わない限り、通らない方が無難だ」
 実験──つまり、死体が見つかれば放り込むということだ。
「実験って……また?」
「ああ。……クリーオウ、確かに死者を無礼に扱うことは褒められたことではない。だが、この状況だ。理解してくれるな?」
「…………うん」
 不承不承にクリーオウが頷いた。その表情はまだ暗い。
「そして城で古泉一樹という青年に出会った。長門有希という少女を捜しているらしい。奇妙な言付けも頼まれた。
その少女を積極的に捜す必要はないだろう。情報交換をして言付けを伝え、別れる程度でいい。
話が通じるとはいえ、彼らが危険人物でないという保証はないのでな。
……そういえば、空目達が会った坂井という少年からシャナという人物への伝言もあったか。こちらも出会えば伝えることにしよう」
 ──『去年の雪山合宿のあの人の話』と『港のC-8に行った』。
 前者の意図は、当人以外には婉曲的でわからない。

「わかった。……本当に恵まれているな。武器も入手できて行動範囲も広がった。これでゼルガディスが生きていれば完璧だったが」
「それだけは本当に残念だ。……ああ、まだ終わりではない。──最後に、これだ。神社にあった死体の持ち物から見つけた」
 そう言ってサラが取り出したのは、何かが書かれた紙片と、鍵だった。
「『AM3:00にG-8』……? 櫓があるところだよね」
「おそらく、わたしの支給品と同じタイプのものだ。
わたし達の利になるかどうかはわからないが……そこでその時間何かが起きることは確かだろう」
「距離が離れているな。行くつもりなら明るい内に近くに移動した方がいい」
「なら、今度の集合場所を城にするというのはどうですか?」
 せつらの提案に全員が頷く。
 確かに、城ならばここからも櫓からも近く機能的にも十分だ。
「それと……そういえば、放送でフィールドに多少の変化を与えると言っていたな。
変化と言っても、人が死ぬようなものではないはずだが。あいつらは私達自身に殺し合いをさせたいのだからな。
考えられるのは……天候操作か。それも直接的な被害が出る雹や雷は考えづらい。雨や雪などか?」
「でしょうね。どちらも空を曇らせ参加者達の体温を奪い、建物に移動させる。
太陽が遮られ吸血鬼達が跋扈し、半強制的に密集させられた参加者達による諍いを誘発させる」
 探索や城への移動が多少困難になる可能性が出てきた。
 だが、やはりメモを捨て置くのはもったいないだろう。
「移動には地下を使えば天候に体調を崩される心配はないだろう。
……城は崖と禁止エリアに囲まれていて、無理に避難する参加者達もいない。十分に動き回れる広さもあり、キッチンもあった。
拠点としては申し分ない。」
「ああ。ただ目立つ分殺人者が罠を張っていたり待ち伏せしている可能性がある。
集合場所自体は城の地下、城内に踏み込むのは全員で、というのはどうだろうか」
 これも特に異論もなく採用された。

「では、今後の行動を決めるとしよう。集合時間は放送が流れる18:00でいいだろうか?」
 全員異議なしのようだ。サラが頷いて先に進める。
「わたしは理科室で剣と弾丸について調べたい。
空目、助手を頼めるか? 専門的な知識はいらない。雑用だけ手伝ってくれれば大丈夫だ」
「わかった」
 おそらく、その時に刻印についてのデータを見せてくれるのだろう。
 どうせ外に出ても足を引っぱるのみだ。このまま自分はここで待機した方がよい。
「クリーオウはクエロの世話を頼む。起きたらこの議事録を見せてくれ。
精神面はもう落ち着いていると思うが……彼女を支えてほしい」
「あ、うん!」
 実際はこれも建前だろう。彼女がいれば怪しい行動は取れないし、邪険に扱うわけにもいかない。
「では、私は引き続き単独行動を取る。
城周辺の森を中心に、余裕があれば小屋なども見て回る。時間になれば洞窟へ赴き、地下で待つ」
 ピロテースが続けて提案した。
 城の周辺には森が多い。彼女が行動するには最適な場所だ。
「それなら僕は、ワイヤーが使えるようになるまで地底湖周辺を探索しよう。余裕があれば地上の周辺も」
 商店街を中心に、せつらは大きく指で地図をなぞった。前回クエロが探索したところの上部から北にあたる。
 ──おそらく、その辺りにゼルガディスの死体がある。せつらもそのことを承知してこの場所を選んだのだろう。
 現状維持で行くとしても、やはりクエロの発言の真偽を確認するために情報を集めることは必要だ。
「ふむ。割とすんなり決まったな。クエロはそのまま休ませておきたいが、せつらが戻って来たら移動のために起きてもらおう。
では……ん、どうしたクリーオウ」
 クリーオウが挙手していた。真剣な、何かを決意したような表情でサラを見つめている。

「……やっぱり、みんな少しは休むべき。
わたしと恭一は放送前にここで眠ったからいいけど、他のみんなはずっと歩きっぱなしでしょう?
クエロみたいにちゃんと睡眠を取った方がいいと思う」
「僕はまだ大丈夫。疲労を取ることは重要だけれど、まだやることが残っている」
「私も、将軍を見つけるまで休むわけにはいかない」
「でも……!」
 二の句が継げず、クリーオウは言い淀んだ。
 すべきこと、というより出来ることが増えすぎて、休む暇がなくなってしまっているのだ。
 ──このまま空気が重くなるのはまずい。そう考え、彼女を援護する。
「確かに、昼の間に出来ることはやった方がいい。だが、夜になれば殺人者達が積極的に行動し始めるだろう。
“出来ること”ではなく“すべきこと”が圧倒的に増える。疲労が原因で殺されてしまうことも十分に考えられる。
いつ何が起きるか分からないこの状況で、休みたいと感じたときには、既に休める状況でないことの方が多い。
余裕がある今に少しでも身体を休めた方がいい」
「…………わかりました。なら僕は、サラさんの調査が終わるまでここで休みます。
それが終われば今度はサラさんが休んで僕が地底湖周辺に調査に行く。その時にクエロさんには起きてもらいましょう。
その後に皆で城の地下へ。これでどうですか?」
「了解した」
 せつらが少し考え込み、譲歩した。サラもそれを受け入れた。
 自然と、視線がピロテースに集まる。
「……私はやはり、今は森を捜索させてもらう。
地下から侵入すると見えない城の外観と周辺を確認しておきたいし、人の流れが抑えられてしまう夜までに捜し人を見つけておきたい。
……ただ、少し早めに切り上げて地下で待機することにする。
そして城に無事到着した後に少し眠らせてもらおう。それでいいか?」
 溜め息混じりに、ピロテースが言った。
「……ありがとう!」
 重くなった空気を一気に吹き飛ばすように、クリーオウが満面の笑みを浮かべた。

「──準備は整った。それでは行動を開始しよう。皆の武運長久を祈る」
 そして、サラが朗々と宣言した。


【D-2/学校1階・保健室/1日目・13:20】
【六人の反抗者】
共通行動(クエロにはまだ伝わっていません)
・18時に城地下に集合
・オーフェン、リナ、アシュラムを探す
・古泉→長門(『去年の雪山合宿のあの人の話』)と
悠二→シャナ(『港のC-8に行った』)の伝言を、当人に会ったら伝える

【クリーオウ・エバーラスティン】
[状態]: 健康
[装備]: なし
[道具]: 支給品一式(地下ルートが書かれた地図。ペットボトル残り1と1/3。パンが少し減っている)。
    缶詰の食料(IAI製8個・中身不明)。議事録
[思考]: みんなと協力して脱出する。オーフェンに会いたい
[行動]: クエロが起きたら議事録を見せる。

【空目恭一】
[状態]: 健康。感染
[装備]: なし
[道具]: 支給品一式。《地獄天使号》の入ったデイパック(出た途端に大暴れ)
[思考]: 刻印の解除。生存し、脱出する。
[備考]: 刻印の盗聴その他の機能に気づいている
[行動]: サラを手伝う。刻印の実験結果についてサラに聞く

【クエロ・ラディーン】
[状態]: 疲労により睡眠中。下着姿
[装備]: 毛布。魔杖剣<贖罪者マグナス>
[道具]: 支給品一式、高位咒式弾(残り4発)
[思考]: 集団を形成して、出来るだけ信頼を得る。
    魔杖剣<内なるナリシア>を探す→後で裏切るかどうか決める(邪魔な人間は殺す)
[備考]: 高位咒式弾の事を隠している。

【サラ・バーリン】
[状態]: 健康。感染。クエロを少し警戒
[装備]: 理科室製の爆弾と煙幕、メス、鉗子、断罪者ヨルガ(柄のみ)
[道具]: 支給品二式(地下ルートが書かれた地図)、断罪者ヨルガの砕けた刀身
    『AM3:00にG-8』と書かれた紙と鍵、危険人物がメモされた紙。刻印に関する実験結果のメモ
[思考]: 刻印の解除方法を捜す。まとまった勢力をつくり、ダナティアと合流したい
[備考]: 刻印の盗聴その他の機能に気づいている。刻印はサラ一人では解除不能。
[行動]: ヨルガと弾丸を調べる。空目に刻印の実験結果を話す。実験後は休息。

【秋せつら】
[状態]: 健康。クエロを少し警戒
[装備]: 強臓式拳銃『魔弾の射手』。鋼線(20メートル)
[道具]: 支給品一式(地下ルートが書かれた地図)
[思考]: ピロテースをアシュラムに会わせる。刻印解除に関係する人物をサラに会わせる。依頼達成後は脱出方法を探す
[備考]: 刻印の機能を知る。
[行動]: 休息。サラの実験が終ったらクエロを起こして地底湖と商店街周辺を調査、ゼルガディスの死体を探す。

【ピロテース】
[状態]: 健康。クエロを警戒
[装備]: なし
[道具]: 支給品一式(地下ルートが書かれた地図)。アメリアの腕輪とアクセサリー
[思考]: アシュラムに会う。邪魔する者は殺す。再会後の行動はアシュラムに依存
[行動]: 城周辺の森を調査。早めに城地下に行って待機。城に着いた後は睡眠を取る

※保健室の隅にブギーポップのワイヤーが入った洗浄液入りバケツがあります(血が取れるには後2〜3時間かかる)

2005/07/16  改行調整、三点リーダー・ダッシュ一部削除。一部ト書き挿入

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