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高里 要(泰麒)

【登場作品】
十二国記シリーズ (小野不由美/ホワイトハート文庫、講談社文庫)
【本名】
高里 要(泰麒)
【異名/愛称/コードネーム】
[名称]
【年齢/性別】
10 / ♂
【人称】
一人称[ぼく]、二人称[あなた、呼び捨て、(〜さん)]、三人称[不明]
【立場】
戴国の麒、戴国の台輔・宰輔、戴国の民意を体現する者、戴国瑞州候
【身体的な特徴】
黒とも銀とも違う鋼の色をした、肩より下に届くくらいの長い髪。
日本(蓬莱)にいる場合、髪の色が普通の黒になるなど容貌が多少変化する。
【精神的な特徴】
健気でおっとりとしており、人なつっこい。覇気が薄く、自分を軽んじる傾向がある。
戴国の王(泰王)である驍宗が関わる事柄には強固な意志と本来の力を示す。自分の無力さを歯がゆく思っている。
【技術/特殊能力】
麒麟であること(詳細は後述):妖力甚大な神獣である麒麟の中でも珍しい黒麒麟であり潜在能力は極めて高い。
               ただし、その力を発現する方法が自覚できていない。
【紹介】
十二国の中でも最も寒さの厳しい戴国の麒(雄の麒麟)。
蝕(本来交わらない世界同士がつながること、もしくはそれによって起こる災害)によって、麒麟が生まれ育つ蓬山から蓬莱(日本)へ流される。
十才の時に蓬山に連れ戻されるが、本来獣として過ごすべき時期を人として蓬莱ですごしたために自分の能力を自覚できずにいた。
後に消息不明になる。が……
【備考】
麒麟の特徴
(1)基本性質
・仁の化身で暴力や命が奪われることを厭う。戦闘行為は使令(後述)まかせ。
・王を選び、仕え、その命令には絶対的に服従する。ただし、反対の意思を示す程度のことは可能。
・仕える王以外に土下座ができない。“王気”を感じとることができ、自分の仕るべき王、仕えている王がわかる。
・王が暴政・失政を行うなどすると、それが改められない限り病んで死ぬ。(要は知りません)
・麒麟が死ぬと王も死ぬ。(要はおそらく知りません)
(2)身体的性質
・他者の血や怨念による穢れに弱い。血ならば多少の臭いや見るだけで気分が悪くなり、血しぶきをあびようものなら衰弱し意識を保てなくなる。
 なまぐさの類を摂取することでも健康を損なう。
・額の中央部、わずかに盛り上がった角を呪により封じられると妖力が制限される。(要は知りません)
・寿命が無く、老いない。ある例外を除いて病も無い。飢えや乾きなどで死ぬこともほとんど考えなくてよい。
・怪我に強く、多少の傷なら治癒してしてしまう。めったなことでは死なない。首を落とされるか胴を両断されるかでもない限り即死はしない。
・通常の武器では傷つかない。特殊な呪を施した武器は別。銃弾などが効くかは不明。(要は知りません)
(3)特殊能力
・血の臭気にはかなり敏感。この“臭気”とは単に物質的なものを意味するものではなく、殺された者の怨みの念なども含む。
・他の麒麟や強力な妖魔の気配を感じとることができる。
・転変し、麒麟としての姿をとることで宙をかなりの速度で駆けることができる。また、その場合、ある程度の距離なら風脈に隠れて人知れずに移動することも可能。(要は自分の意思でできません)
・月の力を借りて、または危急の際には借りずに呉剛の門を開き、蝕を起こして世界を移動できる。(要は自分の意思でできません)
・妖魔と契約を結び、使令として服従させることができる。(要は自在にはできません)

関連人物紹介
・驍宗
泰麒の主である戴国の王。元戴国禁軍将軍。剣技に秀で、信義に厚く、物事の道理の良く分かった男。時折人を呑むような覇気を見せていたため、当初、泰麒には怖がられていた。
・汕子
泰麒の(元)世話役の女怪で使令その一。上体は女、首は魚、豹の体を持ち、尾は蜥蜴。“泰麒”にとっては母親代わりのようなものである。
・傲濫
泰麒の使令その二。種類は饕餮だが、これは伝説化するほどに強大な妖魔であり、普通の麒麟なら使令に下すことなど考えることすらできない。泰麒の使令になったため普段は大きな赤い犬の姿をとっている。