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ハーヴェイ

【登場作品】
キーリ (壁井ユカコ/電撃文庫)
【本名】
エイフラム
【異名/愛称/コードネーム】
ハーヴェイ、ハーヴィー(兵長)、戦争の悪魔(不死人全体の蔑称)
【年齢/性別】
不明(100歳以上・外見は20代) / ♂
【人称】
一人称[俺]、二人称[あんた、お前]、三人称[あいつ]
【立場】
元兵士
【身体的な特徴】
不死人(備考に詳述)。
赤銅色の髪と目。長身でやや痩せぎす。両利き。喫煙者。
ラフなハーフコートにワークパンツを着用。右腕が義手(関連アイテムに詳述)。
意識がない状態ではただの死体にしか見えない。
【精神的な特徴】
淡泊で面倒くさがり。無愛想。ややへたれ。不器用。
意外とお人好し。物事を端的にしか話さない。人間の死体の発する腐敗臭が苦手。
不安になっているときにライターをいじる癖がある。
【技術/特殊能力】
死ぬ以前から徴兵され戦争に参加、不死人となった後も戦い続け、かなりの戦績をあげていた。
戦争が終わり兵を辞めた現在でもそれなりの戦闘能力がある。
使いこなせる武器がナイフ、サーベル、銃剣、銃器等と豊富。
幽霊や特定の場所・物に残された死者の記憶が見える。
【紹介】
戦場で死亡し、不死人として復活させられた元兵士。
戦場で戦い続け、戦争終結後の現在は核を目当てに教会に追いかけられている。
身を隠しながらも旅をしている時に兵長を拾いキーリと出会い、行動を共にする。
“ハーヴェイ”は一時期一緒に生活していた親子に付けられた名前で、本名はエイフラム。
死ぬ前の記憶がない。
【関連アイテム】
【核】
不死人の動力源(正確には中の琥珀が本体)。高純度のエネルギー資源の結晶。
見た目は拳大の黒い石。鈍い琥珀色の光を放つ。心臓のあった場所に埋め込まれている。
生体ケーブルによって血管や体内組織と結びつき、半恒久的なエネルギーと治癒能力を提供する。
送り出される血液の中には細胞修復機能を持った微粒子が含まれており、
怪我をした際にそれが活性化して黒いタール状に変化する。
【義手】
ハーヴェイの右の二の腕と融合している義肢。
自分の神経が通っているかのような自然な動きをすることが出来る。
元はある義肢職人に仕えていた、持ち主に対する強い感情のために魂が宿ったロボットのもの。
ロボット自体は壊れてしまったが、唯一残ったロボットアームに意思は残されており、
それをハーヴェイが拾い、なくなっていた右腕の部分に接続した。
周囲の状態を認識したりハーヴェイの意思をくみ取って自力で動くことが出来る
(ハーヴェイの意思とは無関係に行動することも可能だが、特別なことがない限り素直に従っている)。
普段はハーヴェイの神経と同調しているため、ハーヴェイ本体が衝撃を受けると一緒になってしばらく動けなくなることがある。
【炭化銃】
対不死人用に開発された大口径の銃。ずんぐりとしていて太目。両手で扱う。
着弾箇所を一瞬で炭化させるため、血液の流れが阻害される。
重たい空気を圧縮して一気に解放したような“ぎゅぼっ”という鈍い銃声が特徴的。
【備考】
キーリを大切な存在として認識しており、彼女に危険が及ぶと周りを顧みない行動に走ることが多い。

不死人について
 損傷が少ない兵士の死体に核を埋め込んでつくられた、早い話が動く死体。
 年を取らず、核からすべての動力源を供給しているため飲食や睡眠も不要。
 かなりタフで、喉を斬られたり頭蓋骨が陥没した程度では(少しの間意識が飛ぶが)やられない。
 核を破壊するか身体から奪い取れば止まるが、核が無事な状態ならばもう一度心臓部分に戻せば復活する。
 傷を負うと、血液の一部が変化した黒いタールのようなものがにじみ出て、すぐに傷口を止血する。
 回復速度は神経(数分)>骨・臓器(数分〜数時間)>肉・皮(数時間〜数日)。軽傷は数秒で治る。
 四肢を一から作り直すのは時間がかかるが(3〜4年)、
 元があれば数分でくっつく(ただし本当にくっつくだけで、ちゃんと使えるようになるまでには半日〜数日?かかる)。
 痛覚はあるが遮断することが出来る(突然の痛みに一瞬集中力が切れることはある)。

※ロワ本編描写(義手が完全な状態)から2巻後〜3巻途中と判断、その当時の設定に基づいて記述。