ゼルダの伝説～神々のトライフォース～　身軽リンク君

ゼルダの伝説～神々のトライフォース～　中級プレイ
身軽リンク君

普通にプレイすれば１２時間足らずでクリアできるこのゲームですが、自らに制限を少し課すだけで難易度は格段に上昇します。

今回は、中級プレイということで、「身軽」なままでゲームを進めます。「身軽」ということは、可能な限りアイテムを取らない、ということです。ＦＣ版「ゼルダの伝説」の「貧弱リンク君」とコンセプトは似ていますが、今回のリンク君はそれほど貧弱ではありません。武器はストーリーの進行上「マスターソード」を入手することになりますし、各ダンジョンをクリアするためには必ず「ハートの器」を取らなければなりません。最大のポイントは、「ビン」を入手できないため、体力やマジックパワーの回復ができないことです。ダンジョン攻略において、いかに敵からダメージを受けないか、いかに魔法を使わないか、ということが鍵となります。

この宝箱の中に「ブーメラン」が。しかし、ブーメランで敵を止めると必ず「１ルピー」しか出現しなくなるので、通常のプレイでもあまり使いません。

さて、ゲームスタートです。
「カンテラ」は、「力の紋章」がある砂漠のダンジョンで、ボスのお部屋にたどりつくまでに必要となるので、さっそく入手しておきます。
城の地下通路では、おじさんから「剣」と「盾」を受け取ります。「盾」は最後までお世話になるものなので、大切に扱いましょう。城までの道中には宝物の「ブーメラン」がありますが、これは無視します。

ご自分は何もなさらない「ゼルダ姫」。つい先ほど初めて会ったばかりのリンク君に、重要な問題をお任せになる（というか、命令？）。

「ゼルダ姫」を無事救出したら教会へと向かいます。教会には「ハートの器」の入った宝箱がありますが、当然ながら取ってはいけません。
その後は、「長老サハスラーラ」や彼の奥さん（お婆さん）の話を聞く必要もなく、すぐさま「勇気の紋章」があるダンジョンへ飛び込みます。クリア後には「サハスラーラ」から「ペガサスの靴」をもらいます。これさえ取ってしまえば、このあたりを訪れることは２度とないので、ついでに「アイスロッド」を入手しておきましょう。

５００ルピーもする「ゾーラの水かき」。しかしこのプレイでは、魔界の２番目のダンジョンでしか使いどころがありません。

「図書館」で「ムドラの書」を手に入れ、「力の紋章」がある砂漠のダンジョンをクリアします。
今まではお金を使う機会が全くなかったので、このころにはかなりのお金持ちになっています。「パワーグラブ」の力で「ゾーラ」の住みかに行くことができるようになるので、当分使用することはないのですが、将来必要となる「ゾーラの水かき」を買いに行きます。途中には、「ブーメラン」と「盾」を強力にしてくれる「願いの滝」も見えますが、遠くから眺める程度に留めておきます。

「マスターソード」で攻撃力２倍。「ムドラの書」以外は消費アイテムしか持っていないので、誤って使用しないよう、常に「ムドラの書」を装備しています。

「知恵の紋章」を手に入れたら、「迷いの森」へ行き「マスターソード」を入手します。これで剣による攻撃力が今までの２倍になり、戦闘もぐっと楽になります。しかし、この攻撃力のままで最後まで進むことになるので、今のうちに剣の戦闘に慣れておきましょう。
「迷いの森」内部に生えている「キノコ」は無視しておきます。

ギリギリで「ブラインド」を倒したリンク君。お金の使い道がないので、すでに所持金は最大です。

「アグニム」を倒して「魔界」へ飛ばされた後は、わき目もふらずに６番目のダンジョンまで攻略を続けます。体力回復手段がないため、ボスとの戦闘にはかなり苦労しますが、決して倒せないレベルではありません。各ダンジョンの宝物は基本的にすべて取りますが、５番目のダンジョンの宝物は、リンク君が受けるダメージを１／２にする「青い服」なので、取らないように注意します。
このようなプレイを続けていると、お金がすぐに貯まってしまいますが、身軽なリンク君は「爆弾」は最大１０個、「矢」は最大３０本の初期設定量しか持つことができず、「幸せの泉」にお金を投げ入れることも許されません。

「カメイワのダンジョン」が出現。おそらく、最後の塔攻略や打倒「ガノン」よりも難しいと思われます。

最大の難関は、「ゼルダ姫」がとらわれている７番目のダンジョン、通称「カメイワのダンジョン」です。問題の１つは、壁の目が放ってくるレーザーを「カガミの盾」を取らずにどう切り抜けるか、ということです。もう１つは、「アイスロッド」と「ファイアロッド」を使わなければならないボスに対して、マジックパワー消費量１／２ではない状態でいかに倒すか、ということです。

ここまでは普通に来ることができますが、ここからはタイミングの勝負です。

まずは、レーザーへの対処です。
リンク君が背を向けているときに閉じる目は、「回転斬り」の「タメ」中はリンク君の向きが変わらないことを利用して抜けることができます。
やっかいなのは、常に開いている目です。この目はリンク君が近づくとレーザーを連射してきます。しかしこのレーザーは、実は先端付近にしか当たり判定がありません。レーザーの中央に自ら当たりに行くようにすれば、ダメージを受けずに宝箱の元へ行くこともできます。タイミングさえ覚えてしまえば、あとは意外と簡単だろうと思われます。

無傷で宝箱の元に到着。この宝箱に大切な「カギ」
が入っています。他の３つの宝箱はそれぞれ「１ル
ピー・５ルピー・２０ルピー」です。

写真ではわかりづらいですが、剣（レベル２：水色）で攻撃しています。ロッドと剣を組み合わせると、マジックパワーをあまり消費しなくてもこのボスを倒せます。

次は、ボスとの戦い方です。このボスは、本体左右に炎の頭・氷の頭があり、これらを先に破壊しなければなりません。身軽なリンク君は、「アイスロッド」と「ファイアロッド」を合計８回しか使えません。
ここで注意しておかなければいけないのは、「ロッド」でダメージを与えた頭は、一定時間赤く変色し、その間はリンク君の剣による攻撃も効く、ということです。つまり、ロッドで頭を攻撃した直後、どれくらい頭を攻撃できるか、ということが重要となります。うまくいけば、ロッド２～３回の攻撃で頭を１つ破壊することもできるので、回復アイテムを使わずにボスを倒すことも十分可能です。個人的には、床を凍らされるとやっかいなので、先に氷の頭から倒します。
ボスを何とか倒し、「ゼルダ姫」と久々の再会です。さすがはお姫様だけあり、言葉の節々に身勝手さが表れています。「ゼルダ姫」の話はすべて聞いたのですが、「ちゃんときこえたかしら？」という彼女の問いに「ぜんぜん」と答えたい気分になってしまいます。しかし、無駄な時間を過ごしている暇はないので、仕方なく「うん」と答えておきます。

「ゼルダ姫」は、平和な国をとり戻すために何をし
て下さるのでしょうか？　リンク君に命令する、リ
ンク君にテレパシーを送る、捕まえられる…。

「ガノン」と戦う直前の状態。ＦＣ版「ゼルダの伝説」の「貧弱リンク君」に比べると、アイテムが非常に充実しています。

最後の塔も、ボスが「アグニム＋分身×２体」ということで軽くクリアし、残すは「魔盗賊ガノンドロフ」のみとなりました。
とりあえず「木の矢」のままで挑戦してみたところ、どうも効き目がないようです。ということで、「銀の矢」を入手しようとしたのですが、何と「爆弾屋」に「新型爆弾」が売られていません。
いろいろ試した結果、「鍛冶屋の相棒」を元の世界に帰してあげなければ（剣を鍛える必要はない）「新型爆弾」は店頭に並ばないことがわかりました。さっそく「新型爆弾」を購入し、「銀の矢」を入手します。

最も厳しいと思われる、２段階目の「ガノン」の攻撃。私は「フィンガー・フレア・ボムズ（ドラゴンクエスト　ダイの大冒険：ジャンプコミックス）」と呼んでいます。

それでは、「ガノン」に再度挑戦です。「ガノン」は、レベル３以上の剣なら普通に攻撃してもダメージを与えることができるのですが、レベル２の「マスターソード」では、「回転斬り」でなければダメージを一切与えることができません。しかし、それは大した問題ではありません。
攻撃方法が４段階に変化する「ガノン」ですが、２段階目の攻撃が最もかわしにくいように思います。１・２段階目の攻撃がハート４つ分の威力なのに対して、３・４段階目の攻撃はハート２つ分の威力しかないことも、理由の１つに挙げられます。これは裏を返せば、２段階目の攻撃さえしのげば、後は簡単だということでもあります。
各段階で斬りつけなければならない回数は、レベル２の剣でそれぞれ１２回・１２回・４回、最後は銀の矢で４回です。ということで、「魔盗賊ガノンドロフ」を倒し、無事「トライフォース」へとたどりつきました。

ここまで来れば、もう倒したも同然です。このセリ
フも、負け犬、もとい、負けブタの遠吠えです。

爆発する「ガノン」。この後で穴に落ちて、ピラミッド
頂上から再びこの部屋に来ると、何と「ガノン」が復
活しています。セリフも全く同じです。あなた、死ん
だはずでは…？