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          ヒットラーの復活 無血開城プレイ 前編

          「もしもソリッドスネークがヒットラー暗殺に向かったら…」

 

 敵兵に発見されずに敵地に侵入し、任務を遂行することを目的とするゲーム「メタルギア・ソリッド」をプレイしたかったが、手元に無かったためヒットラーの復活で代用した。その闘いの記録を以下に公開しよう。

 まずは、この戦場において、敵兵を殺害するのを極力避けるべきことは言うまでも無い。潜入に気付かれる恐れがある。敵基地の中心さえ潰すことができればいい。敵兵とはいえ、無駄に命を散らすことも無いだろう。彼らにも家族はある。

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 さあ、作戦開始だ。手始めにエリア1に降り立つ。基地内部に侵入するまでは、特に苦戦することも無い。留意点があるとすれば、体力ゲージが0であることくらいだろうか。少しでもダメージを受ければ戦死する。進路を塞がれたら、ワイヤーで突っついて海に追い落とすことにしよう。

              

 ボスの部屋を目の前にして、立ち止まることになる。天井が張り出しているために、狙撃兵を飛び越すことが容易でない。体力ゲージも0のままで、敵兵に接触しつつの強行突破という手段も取れない。張り出した天井に引っ掛からないギリギリの場所からワイヤーを掛け、狙撃兵ともみ合いになりながら背後に着地。無益な殺生は避けるに越したことは無い。

 

 ボスの部屋に侵入したが、頭を抱えることになってしまった。侵入に気付かれてしまっている。大量に投入される兵力は、とてもじゃあないがワイヤーだけで捌ききれる規模では無い。泣く泣くこちらも火器を使用することとなる。次々に散ってゆく敵の兵士たち。彼らの家族の顔が頭をよぎる。戦争というものの罪深さに眩暈がする思いだ。合掌。

 

 ともあれ任務完了。次の作戦へと急ぐ。私に安らぎが訪れるのは、まだ先のことのようだ。

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4a.gif (29464 バイト)  続けざまにエリア4へ。ここは洞窟の内部に作られた基地であり、暗く見通しが悪い。普段のプレイでは照明弾は無くともなんとかなるが、さすがに今回ばかりは世話になることになる。

 

 

 針山を鼻歌交じりに飛び越えたところで、ドスを腰に構えたニイちゃんが驚きのスピードで突っ込んでくる。ワイヤーで突付いて針山に落とし、飛び越してしまうのがいいだろう。早くカタギに戻って静かに暮らせ。

 

 

 上まで登ったところで、再びドス兄ちゃんにラッシュを掛けられる。裏に狙撃兵が控えているため、ワイヤーで突付いて落とす事もできない。仕方なく体力を削られつつ、無敵時間を利用して強行突破。

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 ボスの部屋に辿り着いたが、相手は1人。小癪にも向こうもワイヤーで妨害してくるが、ワイヤー伸ばして苦節12年の私の敵ではない。

 

 このボスは殺害せずともクリアは可能である。上段でウロウロして敵のワイヤーの不発を誘い、その隙に中心部に砲撃を加える。この繰り返しで中心部を破壊できる。ナメてもらっては困る。太ったオッサン1人で何とかできるほど私は甘くは無い。

 息つく間もなくエリア5へと向かう。ここは普段のプレイでもほとんど火器を使わずに進むことになる。しばらくの間は、その場を動かない狙撃兵ばかりで、1つ目の通信室までは軽く到達。この先2つ目の通信室までは、上空からヘリ兵に邪魔されるが、こやつらは出現してしばらくはあまり動か無いので、その隙に速攻で横をすり抜け登ってゆく。

 

 2つ目の通信室からは、パラシュート兵がガンガン攻めてくる。敵が来ない一瞬の隙をつき、狭い足場を頼りにして登ってゆく。背景は沈み行く夕日で真っ赤だが、私は頂点まで登りつめた。さあ、最後の仕上げだ。

                

 

 ボスは妙な自立型兵器。図体の割には貧弱な攻めしかしてこない。素早く裏に回りこんだのち、奴が上に行った隙を見計らって中心部に撃ち込む。ボスを傷つけることなく作戦完了。あんな役に立たないヘボ兵器でも戦闘機1機ぐらいの値段はすると思われる。むやみに壊すことも無いだろう。(敵軍の)おサイフにやさしい無血開城プレイ、道はまだまだ続く。

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2a.gif (26722 バイト)  エリア2。俺の仕事はドブさらいじゃないんだぜ、などと毒づきながら下水道の中を進む。ここもまた、直接道を塞ぐ敵はほとんどいない。通信室までは作業機械の邪魔を振り切り楽に到達。通信室の真下をウロついている奴がかなり邪魔だが、後ろをすり抜けて向かい側へと渡る。

 ここから先は下ルートに回った方が安全なので下へ落ちる。こんな高さから落下して骨一つ折らないとは、さすが軍人は鍛え方が違う。スペランカーの探検オヤジも見習って欲しいくらいのタフネスだ。

 

 

 

 下から回り込めば、敵は1人処理するだけで済む。ミニ兵士をワイヤーで突付いて足場を確保し、ボスの部屋へと急ぐ。ここもまたエリア1と同じく、ワイヤーで捌ききるには敵兵の数が尋常でない。血の涙を流しつつ、敵兵を手にかける。すまない、これも仕事だ。

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 エリア3に侵入。雪山を舞台に戦いは続く。毛玉や食人植物に襲われるが、あまり積極的に攻めてくることも無く、基地入口まで到達するのに困難は無い。奴らも野生のカンで「こいつは強い」と悟ったのだろうか。ともあれ基地内部へと侵入する。

 基地内部の守りも薄く、敵兵が出てくる前にさっさと通信室に入る。邪魔な位置に狙撃兵がいるが、天井をつたって行けば彼の命も救われる。ボスはエリア5と同じモノ。前と同じく軽く撃破。

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 ここまでのプレイで、ボスの部屋以外では敵兵の殺害数は0。こちらは何度か殺されたが…。

 前半は体力ゲージが少なく、敵兵に触れると即戦死してしまう状況が多く苦戦した。中盤に差し掛かる頃にはゲージも3つほどに増え、敵兵に接触しダメージを受けつつの強行突破も可能になったが、意外にも強行突破が必要となる場面はほとんど無かった。今後もなるべく敵兵に発見されることなく潜入を続けたい。先はまだまだ長いが、前編はここまで。

                                                        文責 アルゴスで戦死