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少女革命ウテナ

最終更新日 98/3/23


俺的見どころ

やっぱり幾原センセのシュールな演出でしょう。個人的に無意味演出と呼んでいますが、 これは意義がないということではなく、ストーリィとは直接関係がなくても演出そのものに面白みがあるということです。
あとはダメージでかい台詞回しですか。榎戸先生大爆発って感じです。


各話インプレ

第39話「いつか一緒に輝いて」

「待っててね、ウテナ!」
革命ソング: ミッシング・リンク

とうとう終わってしまいました。が、今のところまだよく理解できていないという感じです。詰まるところ、ウテナがアンシーを助けてあげるという一方的なものではなくてアンシーがいることでウテナも幸せになるという対等な関係になったよ、ということなのでしょうか。そういう 対等な関係になってはじめて永遠のもの・輝くもの・奇跡の力・友情が得られるというか。でも元王子の暁生さんは取り残されちゃって今後どうなってしまうのでしょう。ちとかわいそうな気もします。

第38話「世界の果て」

「僕が王子様になるってことだろ」
革命ソング: 体内時計都市オルロイ

前回の飛び降り自殺未遂の後、二人で本音を語り合っていたのですね (本当に本音だったのか、という疑問はあるけれど)。さんざん甘言を弄する暁生に対して「王子様になる」と断言することによって優位になる ウテナ。そこへ突然後ろからアンシーが件を突き刺した!というところで終わってしまいました。うーむ、まるで予想のつかない展開。いやこういう裏切り自体はありがちかもしれませんが、ここで出すか〜って感 じです。予想がつかないといえば決闘広場が理事長室だったというのも驚きでした。 なるほど、謎の城や不条理なオブジェは投影機で出していたわけですね (ってそれだけで片がつく話でもないと思うが)。泣いても笑ってもあと1回。さてどんなオチをつけてくれるのでしょうか。

第37話「世界を革命する者」

「ひゅ〜ひゅ〜」

とうとうウテナとアンシーが衝突。「このままの関係が続けばいいですね」と 言うアンシーにウテナが切れた(そりゃそうだよな)。アンシーの目の前で暁生をデートに誘うってのはとっても女の子です。毒入りお茶会(笑)を経て、 でもやっぱりアンシーを救うことにしたみたいですね。しかし世界の果ての正体を知ったわけでも、おそらくはアンシーを許したわけでもないウテナの明日はどっちだ?

第36話「そして夜の扉が開く」

「君の王子様になれないかな」
革命ソング: 寓意・寓話・寓エスト

暁生にたぶらかされてすっかり「王女様」気分のウテナ。冬芽が自分の気持ちに気づいて(今度は本当だろうな(笑))、ウテナを解放するために 彼女に戦いを挑む。でも結局ディオス&アンシーのパワーの前に破れて しまいました。
今回はウテナの女っぷりが見ものですか。冬芽にもたれかかってあげるとは思いもよりませんでした。変わるもんですね。でも決闘後の「薔薇の花嫁に心を許してはいけない」っていう冬芽の台詞には耳を貸しませ ん。まぁ、今までの経緯からいって当然ですね。しかしラストでとうとう姫宮の秘め事を目撃してしまって次回ではクラグラ来るはずです。 次回予告の「ウテナ様ご存じでしたか?私がずっとあなたのことを軽蔑 してたってことを」ってゆーアンシーの台詞が強烈です。

第35話「冬のころ芽ばえた愛」

「俺たちも棺の中にいるんだ」

暁生とウテナと冬芽の三角関係? 暁生に嫉妬している冬芽がかわいい。 でも冬芽の変節ぶりは結構唐突だったのでは。まあ、馬勝負に負けてウテナを取られてしまい冬芽は呆然、ウテナは暁生しか見えてない。 視聴者は暁生のワルぶりを知っているだけに冬芽がかわいそうですね。 あと、この回はやたらと男の裸が出てきましたね。サービスサービス? でも胸を揉むんじゃない>暁生

第34話「薔薇の刻印」

「私が王子様になる」

えらく分かりやすい話...ってことでいいのかなあ?どうもウテナは素直に見てるとだまされるんで(笑)。もっとも分かりやすいように見えてやっぱりいまひとつアンシーとディオスと暁生の関係がよく分からないけど。でも「永遠のもの」っていうのが「苦しいこと」だというのは全 く意表を突かれました。てっきり幸せななにかだとだと思ってたんで。 両親を亡くした女の子に生きる希望を与える幸せなことってなんだろう と。そんなものあるんかいな、と訝っていたのですが苦しいことなら納得いきます。さて逆に「まだ俺を苦しめるのか」という暁生の台詞や アンシーの「あなたは誰?」っていうのはよく分からないです。暁生の台詞はやっぱり童話の通りに、捕らわれている王子様を意味しているのかな。

第33話「夜を走る王子」

「永遠って、なん...ですか...」

単なる総集編...では全然ありませんでした。テレビの前で仰け反って しまった方も多いのではないでしょうか。この辺の意表の付き方が非常にうまいです、ウテナは。はてさて暁生はどういうつもりなんだろうなー。

第32話「踊る彼女たちの恋」

「なにもなかった...なにもなかったのよ!」
革命ソング: 天然同胞宮殿遠近法の書

怖い話でした。まあ、アンシーの怖さは、「怖すぎる、コイツ」という七実の台詞通りですね。 暁生は怪しそうなことをかなえさんにしてるし。七実はすっかり生きる基盤をなくしてしまって かつての子分にも見下されるし。ウテナはあまりにも無邪気すぎて、この後来るであろう 衝撃を考えると非常に寒いものがあるし。冬芽は冬芽で結局は兄妹なのに「血が繋がって いない方がロマンチック」とかなんとか言って誤解させたままにしておくし。...うーむ、 今回の話は全然救いがないなあ。七実はこの後復活できるのかねぇ。決闘に勝つことで 自分がその他大勢の蠅でないことを証明したかったんだろうけど、負けてしまったわけで。 ちょっとかわいそうな感じ。なんとか頑張って欲しいもんです。

第31話「彼女の悲劇」

「兄は女の子には見境ありませんから」

ギャグ担当の七実様の話...と思ったら、衝撃の暁生&アンシーシーンの引き立て役でした。七実様と冬芽が実は血が繋がっていない?というのはてっきりギャ グなのかと思いましたが(だって唐突なんだもん)、どうやら本当っぽい。冬芽との特別な関係(兄妹)によりどころを求めていた七実様はショックを受けてしまいます。でも、考えようによってはこれで冬芽に恋をしてても普通だという ことでこれはこれでいいんじゃないかなー。「お兄ちゃんと血が繋がっ てなくて本当に良かった」(by 唯)ってのもあるし。ともかく、ショックを受けていたところに暁生とアンシーのとんでもないシーンを目撃してしまいます。 兄妹だから、ということでキスしたりお風呂入ったりすることを「冗談だよ」 とかわされていたのに、それ以上のことをやってしまっているんですから唖然 とするのも当然ですね。さて果たして、暁生とアンシーは本当に実の兄妹なのでしょうか? 冬芽と七実は髪の色が違ったりするので分かるのですが(そう か?(笑))、その二人はよく似てはいます...

第30話「裸足の少女」

「ばっはっは〜い...」

...。ほんとにここ数話は凄いです。夕方にこんなアニメをやっていてよいのだろうか(笑)。揺れる3本の蝋燭。ウテナの気持ちがぐらぐらと、暁生という風に吹かれついには消えてしまいます。たらし込みまくる暁生。かなえさんだけではなくその母までも思いのままに操ってしまいます。ウテナとアンシーの関係は一体なってしまうのでしょうか。乱目して待ちたいところです。

第29話「空より淡き瑠璃色の」

革命ソング: わたし万物百不思議

いや〜、さらにダメージのでかい話でしたね。いまだによく分からないところがあるんで とりあえず表面だけを書くと、とにかく枝織ちゃんってば怖すぎってなところでしょうか。 テロップを見ると脚本家は女性のようで、こういう恋愛ドロドロ物は女性の方が怖いものを 書くなと思いました。ついでにいつものウテナとは構成が違ってましたね。影絵少女がその後の話をするというのも意外だったし(ただ、あれも額面通り受けとっていいのか分かりませんが)。
でも枝織ちゃんてばそんなに瑠果のことが良かったのかな?私はてっきり樹璃を傷つけるために利用しているだけだと思っていましたが...

第28話「闇に囁く」

「樹璃さん。あなた...最低ですね」
革命ソング: 天使アンドロギュヌス

期待の樹璃話。期待通りダメージでかい話でした。デリシャス!のりんごちゃんは無意識の悪女でしたが、詩織じゃなかった枝織は完璧な悪女。樹璃を弄んでいます。瑠果とは付き合わないで欲しい、という樹璃に「あなた...最低ですね」と返す。西原久美子のかわいこぶりっこなボイスがさらにダメージを加速(笑)。思わずTVの前で「うっわー」と叫んで しまいました。
でもそんな枝織も瑠果に弄ばれてしまうんだな。なんていうか狐と狸の化かし合いといった感じだったけど、瑠果の方が1枚も2枚も上手だったということで。

第27話「七実の卵」

「でも父親は誰なんでしょう」

七実のギャグ話。卵って言うのはやっぱりアレの例えなんですかね。前編それを匂わせる物があります。でもこの話の落ちはなに?なに?

第26話「幹の巣箱(光さす庭・アレンジ)」

「周りが全部汚れてたら自分も汚れるしかないじゃない」
革命ソング: 平俗宇宙に不滅の皇帝

相変わらず思い込みというか思い入れが強い梢ちゃん。とっても「スゴい」暁生さんと組んで幹をそそのかします。幹の望みはアンシーを手に入れることで分かりやすいんですが、梢ちゃんの望みは何かな?結局のところ幹と一緒にいたいということでしょうか。決闘の途中でわざわざ幹の気を逸らすようなことをしてるし。最後に「意気地なし」とか言っていますが、これは意気地はあって欲しいけどアンシーを勝ち取ってしまうのもやだと言うことだと思いました。
この回は全体的に(いつにも増して)台詞回しが良かったと思います。

第25話「ふたりの永遠黙示録」

「さあ、我らとともに。誘おう、君が望む世界へ!」
革命ソング: バーチャルスター発生学

第3部開始。いいですね、こういう思いっ切りハッタリ入っている演出は。冬芽の叫びで爆音と共に出現するオープンカー。夜の高速(みたいなところ)をぶっ飛ばし、ボンネットの上で前をはだけて恍惚の表情の暁生を乗せて走る。かっこいい。
最初はやっぱりだまされやすそうな西園寺から使ってますね。彼もあっさり引っかかって決闘してしまいます。その決闘のさなかディオスの剣が消えるというハプニング(?)が。以後ウテナの体から引き抜いた剣を使うことになります。第2部では自分の剣を使いこなせる強い者は少ないと言っていたので、ウテナはそれだけの強さを身に付けたということでしょうか。また最後のところで暁生とアンシーがイケナイことをしているのがはっきりしました。
なおこの回から決闘時にウテナとアンシーがリップを付けています。妙に色っぽいです。

第24話「七実様秘密日記」

「僕の名前は石蕗美蔓。七実様にすべてを捧げた小学生だ」

七実様の悪逆非道(笑)の限りを記録した石蕗君の秘密ノートを覗くという展開で話が進む総集編。総集編ではあるが舞台裏(画面に映っている以外の部分)が明かされているのでなかなか笑えます。

第23話「デュエリストの条件」

「永遠はこの一瞬が何億年の何億倍も続いて...それでも終わりがないんだ」
革命ソング: ワタシ空想生命体

黒薔薇編終了。結局根室は時子との思い出を永遠にしたかったのですね。そこを暁生に利用されてしまったと。耽美な少年の馬宮が実は平凡な子供だったとか、耽美な方の馬宮はアンシーが演じていたとかやっぱりただのオチはつきませんでした。こうなると根室が哀れですな。

第22話「根室記念館」

「学園という庭にいる限り、人は大人にならないのさ」

御影先輩の過去が暴露?されました。結局彼も「世界の果て」の手の上で踊っているようですね。しかし手のアイコン演出には驚きました。今までこんな演出があっただろうか。んが、アイコンの先の物が意図していることの解釈は難しいですね。

第21話「悪い虫」

「自分なんていくらでもごまかせますから」
革命ソング: 成熟年齢透明期

寒い話です。秘めた憎しみ、七実の性格の悪さ、取り巻き連中の偽りの友情などどれを取っても暗くなるのにとどめはアンシーの「好きな人のためならほかの人への気持ちなんてどうでもいい。自分なんていくらでもごまかせますから」という台詞。こんな台詞をにこやかに言ってしまうアンシーは何者でしょう。さすがのウテナ様も少し引いてましたな。

第20話「若葉繁れる」

「多くの人にとって特別な時間はそう長くは続かない...」
革命ソング: 幻燈蝶蛾十六世紀

いや、スゴい話ですね、これも。若葉があまりにも哀れな感じがします。でもラブレター事件で愛想を尽かしたわけじゃなかったのかなあ。なるべくしてなった結果だけど...普通の人が特別な存在になるには西園寺の存在が必要だったということでしょう。そのために親友と決闘することになってしまいました。ここでもアンシーの恐ろしさが出てます。そもそも若葉が根室記念館に行く直接のきっかけとなった髪飾りをつけてスカして歩くシーンもすごいですし、決闘中にウテナに剣を抜けとドスの利いた声でいうのも怖かったです。
...ラストで自分の部屋に戻った若葉が見たのはがらんどうの空間。ひとり「ただいま」とつぶやく。切ないな...

第19話「今は亡き王国の歌」

「恋愛なんてなる様にしかなりませんから」

この話、よく分からないです。結局今の若葉にとって風見君は昔の思い出に過ぎないということでしょうか。それにしても若葉もあんなに気を持たせるような素振りをしなきゃいいのに...。風見君があまりに可愛そうな気がします。

第18話「みつるもどかしさ」

「私たちくらいになれば、いろいろ大人ですよね」
革命ソング: 円錘形絶対卵アルシブラ

七実さんのパシリ石蕗クンの話。周囲から子供子供言われて屈折してしまいます(もともと屈折してるけど)。結局幼なじみの好意に気付かないのも子供だからなんですね。でもその回りの人たちが大人かどうかはちょっと疑問ですね。ウテナは間違いなく子供だし、七実さんの嫉妬の仕方もどちらかと言えば子供じみた独占欲みたいなものだし。いろいろやってるという意味では確かにアンシーが一番大人ですな。
でも石蕗君は最後にはちょっと成長したような感じですね。革命まで行かなくても促進ってところですか。

第17話「死の刺」

「分かったからよ、樹璃はみんなの思っているような樹璃じゃないってこと!」
革命ソング: 地球は人物陳列室

枝織ちゃん登場。強く見える樹璃のもろさと、か弱く見える枝織のたくましさとの対象がよいですね。結局、枝織のことを忘れることができない樹璃さんがかわいそうすぎます。
ところで馬宮達は指を舐めあって喜んでます。やめれ〜(笑)。

第16話「幸せのカウベル」

「もう、びろびろです」

上記迷台詞やモウモウ言う台詞など結構切れてた回。ウテナのギャグ回 はくだらなさとセンスのよさが微妙にブレンドされた味があると思いま す。

第15話「その梢が指す風景」

「幹を汚すやつは許さない」
革命ソング: 架空過去形《禁厭》まじない

ある意味、梢ちゃんの純粋さを示す回だと思います。やり方はえげつな いけどその分余計に。

第14話「黒薔薇の少年たち」

「これが君のお兄さんかい?」
革命ソング: 不人幻魂合体術

第2部開始。最初見たときはずいぶん雰囲気が変わったのでびっくりし ました。オカルトぽいって言うか。突然現れたアンシーの兄、暁生。 馬宮と御影のホモだち。ずいぶんとそっちの方面に加速してお姉さんた ち大喜びってところでしょうか。

第13話「描かれる軌跡」

総集編その1。とは言ってもウテナの総集編はただの総集編ではない。 冒頭ではまさに真っ白になっている冬芽が登場。「卵の殻を破らねば我らは産 まれずに死んでいく」というおなじみの台詞をテープレコーダで繰り返し繰り 返し聞いている。相当ダメージは大きいようだ。そして謎の人物と少年との 会話で各話を振り返る。このまとめ方は非常にうまいですね。まとめてあるだ けではなくてそれぞれに「友情」「選択」「理性」「愛情」「崇拝」「信念」 「自分」という意味があったことも分かります。 そして最後にどこかで見たことのあるような人影が謎の人物に寄り添います。 やっぱり黒幕なんでは?と思った人も多いでしょう。

第12話「たぶん友情のために」

「今からボクの普通を取り戻してくるよ」
革命ソング: 何人も語ることなし

冬芽に負け、アンシーの豹変ぶりを見て茫然自失となるウテナ。 若葉ちゃんが頑張って励ましたおかげで、よーやく自分を取り戻すために再び冬芽 に戦いを挑みます。この決闘シーンでのアンシーの独り言がまた怖すぎ る。「冬芽様に勝てるわけないのに...かわいそう」「はやく終わんな いかな」「天上さんおかしいんじゃない」...。でも冬芽と懸命に戦う 姿を見て過去のなにかを思い出します。その時アンシーがディオスの剣 に授けたブレス(^^;)が消えてしまいます。狼狽する冬芽。ウテナの折 れた剣が一閃して彼の胸の薔薇を散らします。ここで真っ白になる冬芽 を見て爆笑した人はいっぱいいたでしょう(笑)。そして再びアンシーは ウテナの花嫁に。振り出しに戻るってとこですが、ウテナはアンシーに 恐怖を感じないんすかねー?

第11話「優雅に冷酷・その花を摘む者」

「うそだー!」
革命ソング: 封印呪縛

でたー、冬芽のノーガード戦法(笑)。これをするために10話掛けました。 すべて計算ずくなところが憎らしい。そして冬芽の台詞の通り、エンゲージし た者の言うなりになってしまう薔薇の花嫁・アンシー。それを目の当た りにしたウテナは愕然としてしまいます。そりゃそうだよな。自分では 彼女のために戦っているつもりだったのにあっさり否定されてしまったんだから。 最後の絶叫シーンはすごかったです。

第10話「七実の大切なもの」

「あんたがいけないのよ...」
革命ソング: ラストエヴォルーション(進化革命前夜)

冬芽の掌で踊る七実。ちょーっとかわいそうだなー。自分で拾ってきた 冬芽へのプレゼントの猫を、結局自分で捨ててしまうのは七実の性格を よく表していると思います。...兄以外の男はだぼはぜ同然ですか。 やっぱり不幸だなぁ...

第9話「永遠があるという城」

「ほんとに友情があると思っているやつは馬鹿ですよ」

いよいよ冬芽が直接に動き出した話。西園寺が哀れですな。ウテナの少女時代 と冬芽と西園寺の少年時代の描写が繊細で美しいと思います。...永遠の物ってな んだろう。

第8話「七実様御用心!」

ギャグ回担当七実様の出番です。自らの策略の因果応報で(ほんとは違ったんだけど)、 インドに幻のカレーを求めに行く話...と、書くと普通だなあ(笑)。「比賀昇」氏の 脚本が爆裂してます。

第7話「見果てぬ樹璃」

「奇跡なんて、ないんだよ!」
革命ソング: 天使創造すなわち光

いいです、樹璃様(ぉぃ)。この時点では枝織もそれほどの悪女とは思ってな かったんですがねぇ...。この回の決闘のシーンは美しいと思います。「少し は回り込んだりしろよ」という台詞もかっこいいです。しかし最後は自らは じき飛ばしたウテナの剣に薔薇を散らさせて決闘に負けてしまいます。この時 じっと見つめているアンシーがひじょ〜〜〜に怖い。私がアンシーが怖いと思った のはこの回からだと思います。実はこいつの掌で全部踊っているんじゃないか? と思ってました。5話に引き続き、ウテナに対する俺ポイントが上昇した話でし た。

第6話「七実様御用心!」

「暴れカンガルーだ!」

ちょっと危ない小学生石蕗くん登場。なかなか思い込みの激しい子で七実様の いい奴隷ではないでしょうか(笑)。笑わせてくれたのが冬芽がカンガルーをKO するシーン。ここだけ見た人は一体何が起こっているのか分からなかったこ とでしょう(笑)。

第5話「光さす庭・フィナーレ」

「ウテナ様、やっちゃえー!」
革命ソング: スピラ・ミラビリス劇場

私の中でウテナがブレークした話。上記台詞にくらくら来ました。幹はアンシー のピアノの音色を守るんだーと奮起しますが、その当のアンシーにウテナの応 援をされてしまって敗北してしまいます。怖い娘だ、アンシーは...。
また君の双子の妹、梢も怪しさ爆発。「また私と...してみたい?」という台 詞で妄想をかき立てられた諸兄も多いことでしょう。ついでに冬芽も前をはだ けてミッキーを誘惑(違うって)。「本当に大切な物は自分で手に入れないと取 られちまうぜ」結局自分が手に入れたいものだから幹は戦ったのかな。でもア ンシーをそれを望んでいると思うことでその行為を正当化していたところが敗 因ということになるのでしょうか。

第4話「光さす庭・プレリュード」

前編。七実様が活躍?するものの、アンシーは1枚も2枚も上手?だった。 ...この回放送当時見逃してしまったので、やっぱ印象薄いな...

第3話「舞踏会の夜に」

うーむ、素直な話。放送当時1〜3話まで見て「いまいちおもしろいんだかよく 分からん」と思ってました。とりあえず七実様(CV:白鳥由里様)ご登場とい うことで。

第2話「誰がために薔薇は微笑む」

「してたのか...交換日記」
革命ソング: 肉体の中の古生代

西園寺リターンマッチの話。交換日記をしていたことが判明。後の話でも明か されますが彼は彼なりに、アンシーのことを思っていたんですね。 ここでもアンシーがひっぱたかれてますが、でもやっぱり「怖い娘〜」と言い たくなってしまうものがあります。

第1話「薔薇の花嫁」

「ご機嫌よう、西園寺...先輩」
革命ソング: when where who which

記念すべき第1話。ウテナを構成する要素はすでにすべて入っている。でも今見ると 毒が少ないよねぇ(笑)。もっともアンシーの特異さって言うのは異彩を放ってますが。 それに「いいね、ベイビー。俺のハートに火をつけたぜ」っていう冬芽の台詞 も切れてる。