ご存じ、センチメンタルグラフティのTVアニメです。
意味もなく眠れない夜がありますか?
ふと誰かの顔を思い浮かべることがありますか?
押さえきれない気持ち...開けてください
12のせつなさの扉を...
OP「天使にあいたくて」
作詞 | 六月 十三 |
作曲 | 田島 浩二 |
歌 | 渡辺 かおる |
「あなた誰?どうして止めるのよ!?」
「ヴァイオリンのせいにしちゃかわいそうだよ」
「それに・・・・」
「もう少しでステキな音が出そうな気がしたんだ」
「転校生(あいつ)のせいでやめられなかった」
「何か・・・・燃えるような音色だね」
「分かってなんかないくせに・・・・!」
「そんなとこじゃなくてこっちに来れば」
「気が散ってしょうがないじゃない」
「遠藤さん、よくなりましたね」
「音の表情が豊かになりましたよ」
「今度のコンクール絶対優勝だね!」
「それから・・・・」
「また風のように転校し(きえ)ちゃったね」
晶は今度こそヴァイオリンコンクールで優勝できるように、願掛けをした。優勝できたら「あの人」に再会できると...。しかしその思いもむなしく、またしても準優勝で終わってしまう。ヴァイオリンを辞めることを決意する晶。その時、晶の演奏に惚れ込んだピアニスト(謎のオーストリア人)が続けるように説得する。「普通の女子高生」になってしまうつもりの晶だったがそのピアニスト(謎のオーストリア人)が晶のヴァイオリンを弾いたとき、その悲しげな音色に心動かされ再びヴァイオリンを手にすることにしたのであった。
「遠藤さんは」
「ヴァイオリンを弾いている時が一番カッコイイよ」
すみません、晶まだクリアしてないんです(^^;)。だから再会橋?がゲーム中に出てきたのか分かりません。長崎は遠いからねぇ...。それはともかく、全編に流れるなんとも言えない「まったり感」は結構良かったのではないでしょうか。あと制服が堪能できたのはよかったです。ゲーム中じゃあんまり出てこなかったし。しかし、今回の話の流れではゲームの主人公が出てくる余地はないのでは?(^^;) もうすっかりかこの思い出になっちゃってふっきれてオーストリア行っちゃったって感じなんですけど...
遠藤 晶 | 鈴木 麗子 |
OPナレーション | 島津 冴子 |
ピアニスト | 土師 孝也 |
タクシー運転手 | 岡田 貴之 |
女子高生A | 梶原 由三子 |
女子高生B | 根谷 美智子 |
警官 | 室園 丈裕 |
千恵は人気バンドのリーダー。ところが千恵が書く詩は硬派なモノばかり。他のメンバーはラブソングもやりたがっていたのだが...。千恵は千恵で昔、風のように消えてしまった転校生のことで今でも傷となってラブソングが書けなくなってしまっていたのだった。その時メンバーの隆が他の女性にデモ曲を渡しているのを目撃する。自分の意外な気持ちにとまどう千恵。同時に隆や他のメンバーがラブソングをやりたがっているのを知り、仲間のことを分かっているつもりだった千恵はショックのあまりバンドを飛び出してしまう。しかしみんなも千恵のことを気遣っての行動だったことが分かり、千恵は心を開き再びラブソングを歌うことができる様になったのだった。
すみません、千恵まだクリアしてないんです(またかい...)。今回もゲームの主人公がいないまま完結してしまう話だったですね。だいたい転校生が伝えたかった言葉って一体何?その辺に無理があるなあ。
松岡 千恵 | 米本 千珠 |
OPナレーション | 島津 冴子 |
井上 隆 | 堀川 亮 |
尾崎 裕一 | 西村 朋紘 |
大滝 拓郎 | 辻谷 耕史 |
松岡 慎吾 | 千葉 進歩 |
レコード会社の女性 | 兵藤 まこ |
管理人 | 麻生 智久 |
女の子A | 田代 賀巳 |
女の子B | 岡本 奈美 |
芹沢琴音は失恋旅行の途中で不思議な少女と出会う。少女の名前は七瀬 優。一人旅の寂しさに琴音は優に話しかける。しだいにオトコの話題になってゆくが、ピュアな気持ちを持った男もいると自信を持って答える優に次第にいらだちを覚える。ならば証拠を見せろと迫る琴音を優は宮島に案内する。そこへ行けばピュアな気持ちを信じられると。宮島では流星群を見るという。優には偶然出会った少年とともに流星群を見た大切な想い出があったのだ。ところが宮島に向かっているうちに次第に嵐がひどくなっていく。それでも行くのを止めない優にあきれながらも付いて行く琴音。嵐の中、宮島で空を仰いでいると突然晴れ間が広がった。台風の目に入ったのだ。その晴れ間にペルセウス座流星群が流れ出した。思わず手を取り合って立ち尽くす琴音と優。翌日、琴音は優と別れながらちょっとだけ信じられるかも知らないと思うのだった。
すみません、優まだクリア(以下略)。ミサトさんもとい琴音ちゃんもとい琴音から見た優って言うのは結構良い視点だったと思います。不思議な少女間を醸し出すのに成功していると思います。しかも前の2話と異なり、ゲームの主人公の登場を待ちわびておりその点でも好感が持てます。
七瀬 優 | 西口 有香 |
OPナレーション | 島津 冴子 |
芹沢 琴音 | 三石 琴乃 |
酔っ払いの乗客 | 中 博史 |
広島焼き屋の店主 | 檜山 修之 |
高校生A | 鈴木 琢磨 |
こうして窓辺にいるだけでふいに涙がこぼれかけるのは、たぶん春の日ざしが優しすぎるから。小鳥たちは大空に舞ってあんなに楽しそうなのに...私は一人、はばたけないでここにいる。こんなのどかな風景を見られるのもあと何日なのかな。あんな話聞きたくなかった。聞かずにいたら、今日も笑顔でいられたのに...
「まちあわせ」...今の私のささやかな夢。土曜の午後の待ち合わせ。遅れたあなたにちょっぴりすねて背中を向けて見せること。もう知らないって私が言うと、あなたはあわてて謝りながら手品みたいに、パッと花束。そしたら私はほほえんで、きっと笑顔でこういうね!おこってないよ、ありがとう。だからあなたが大好きなの。
「はじめての背伸び」...夏はやっぱり海だよね!みんなでわいわい電車に揺られて...もちろんあなたも、その中にいて...。白い砂浜、寄せる波。日ざしの中に駆け出す私。そしていつしか気がつくと、あなたとわたし二人きり。夕日を浴びて二人きり...不意に手と手が触れ合って、瞳と瞳通ったら...。瞳と瞳通ったら、あなたに背伸びをしようかな。
「ふうせんのきもち」...もしもわたしが奪われたなら、遠い地球の果てまでもつかまえに来てくれますか?あなたの気持ちが見えなくてなんだか少し不安なの...。風にふんわり浮かんだら、そのまま流れてしまいそう。わたしの心をつかまえて!私の体をつかまえて!
久しぶりだね...今なにしてるの...どこにいるの...どんなお友達がいるの...。わたしは...わたしは元気にやっていますっていいたいけど......あいたいよ...来て...飛べない、一人じゃ...。もう絶対泣いたりしないから...。
「ネバーエンディングドリーム」...いつか見た映画みたいに、来てくれたあなた!白いブーケ、空に飛ばして駆け出したわたし。抱き上げてそのまま、どこへ行くの?ハネムーン。帰るのは白い家。日だまりのテラスで出かけていくあなたに手を振ったわたしはダージリンの香りの中、流れるように詩集を編むの。いくつもの夢や愛、たくさんの人たちに伝えたい気持ちがあふれでてくるから。あふれでて...
ばいばい、サナトリウム!
...なんてね!どうかなそんなの?
真奈美ちゃんだ〜。しかもサブタイトルが「微熱少女」。これは期待するなという方が無理でしょう。で本編は相当に恥ずかしいモノがありましたが...まあ恋に恋する少女をどストレートに表現したということで良しとしましょう。真奈美ちゃんファンとして納得行かないのは、最後に元気になってしまうとこですかね。
追記 : 後で思ったんですが、「なんてね!どうかなそんなの?」っていうことは検査入院自体、いやあの話すべてが真奈美ちゃんの妄想(^^;)だったんですかね?なんかわかんなくなってきた...
杉原 真奈美 | 豊島 真千子 |
OPナレーション | 島津 冴子 |
若先生 | 子安 武人 |
大先生 | 沢木 郁也 |
槇原 つぐみ | 佐久間 レイ |
真奈美の父 | 津久井 教生 |
真奈美の母 | 津賀 有子 |
少年 | 野島 健児 |
唯 | 野田 順子 |
法子 | 宇和川 恵美 |
彩花 | 柳瀬 なつみ |
夏穂は親友恭子と共に陸上のリレーに出場すべく練習を重ねていた。二人そろってリレーのメンバーに選ばれたが恭子は転校のため出場できなくなってしまった。恭子は転校するまで夏穂のコーチ役を買って出る。そうして夏穂のバトン渡しがうまくいかないのは、子供の頃ついにバトンを渡さないまま転校してしまった少年への思い込みが強すぎるからだと気付く。引っ越しの前日それを告げる恭子。だが夏穂はその想いがあったからこそここまで来れたんだと怒ってしまう。引っ越しの当日になっても夏穂の気持ちは晴れないでいた。だが出発前の恭子からの電話で友達の気持ちが分かり見送るために駆け出した。辛うじて恭子を乗せて走り出した電車に間に合い、ばあちゃんが作ってくれた店のスペシャルメニュー「通天閣スペシャル」を手渡すことができたのだった。
「その間合いや!」
「...がんばるわ、大会」
...大阪弁しゃべってる。ゲーム中は標準語だったよなあ。練習したんでしょうか。それはともかく今回もなかなか佳作という感じだったと思います。恭子が言いづらそうにしてるところとか、細かいところがうまかった。ゲームのエピソードとちゃんとリンクしている点もグー。あとはスパンとした終わり方でかつそれが唐突でないところも良かったです。演出の勝利かな。
森井 夏穂 | 満仲 由紀子 |
OPナレーション | 島津 冴子 |
檜山 恭子 | 熊谷 ニーナ |
森井 トシ江 | 龍田 真樹 |
夏穂の父 | 飛田 展男 |
夏穂の母 | 宇和川 恵美 |
恭子の父 | 山田 真一 |
陸上部員 | 岡田 加奈子 |
俺的お気に入り3人娘のうちのひとり、若菜ちゃんの回でした。しかしこういう話は苦手だな。どう評価していいものか...。でも若菜ちゃんらしくなかったか?と考えると決してそんなことはなく、むしろ「あぁそーゆー娘だよねー」ってTVを見ながら思ってしまったので、良く出来た回と言えないこともないでしょう。もう一つ、夏穂ちゃんの話と同様に今でも(ゲームの)主人公のことをほんとに想っていて(それで今でも悩んでいる)っていうのは非常に良かったです。
綾崎 若菜 | 小田 美智子 |
OPナレーション | 島津 冴子 |
実相寺 玄番 | 野田 圭一 |
綾崎 操 | 太田 淑子 |
綾崎 誠之助 | 野本 礼三 |
少年 | 野島 健児 |
若菜の後輩 | 青山 美帆 |
クレープ屋店員 | 幸野 善之 |
修行僧 | 吉本 収一郎 |
兄・昌宏の代わりにバイトに出たるりかは、女の子からラブレターを渡されてしまう。顔がそっくりのるりかは昌宏と間違われてしまったのだ。さらにその女の子・香澄の電話に出てしまったるりかは「手術のために渡米するからもう会えないかもしれない」と言われ、思わず昌宏の代わりに香澄とデートすることを承諾してしまう。男装したるりかと香澄のデートはどんどんラブラブファイヤー(笑)な状態に。だが水族館の中でアンモナイトの化石を見たるりかは小学生の時、理科の標本を壊してしまったことを思い出す。あの時本当のことを言い出せずに終わってしまったことを...。そして別れ際、香澄に「ファーストキスはあなたにあげたかった」とキスされてしまったるりかは、本当のことを告げた。すると香澄も、「会えない」というのはオーバーに話したのだと笑う。思わず脱力するるりか。こうしてバーチャル昌宏さんデートは終わった。しかしるりかは考えるのだった。「どうしてほんとうのことだけで生きていけないのだろう」と...。
矢島 晶子さんの声がラブリーだなー...。おっと、内容内容。内容的にはうまくまとめた感じかな?名古屋弁もいい味だしてたし。でもゲームのエピソードをそのまま使っても良かったんじゃないかな。友達だと思ってた男の子から告白されてしまって、困る・考え込んでしまうっていう奴。もちろんこの話では決着がつかなくて「どうして友達でいられないんだろう」って終わるわけ。そのまんま過ぎちゃって面白くないかな?あ、そのまんまって言えば、やっぱりアンモナイトは接着剤で補修してくれないとね(笑)。
あと心配なのが香澄ちゃんのこれから。内気な眼鏡っ娘タイプ...るりかに目覚めてしまわないよう祈るだけです、はい。
山本 るりか | 今野 宏美 |
OPナレーション | 島津 冴子 |
山本 昌宏 | 石田 彰 |
今中 香澄 | 矢島 晶子 |
少年 | 柊 美冬 |
担任 | 鈴木 勝美 |
子供 | 浦和 めぐみ |
ホテル受付 | 室園 丈裕 |
女子生徒A | 丹羽 紫保里 |
男の子 | 酒井 哲也 |
男子生徒 | 丸尾 美葦 |
女子生徒B | 織田 加央里 |
最近の女子高生の乱れを嘆く芸能プロデューサーの田崎と沖。しかしそんな女子高生でも磨けばレディーになるという田崎に沖は賭を持ち出した。田崎がマイフェアレディーコンテストで女の子を優勝させることが出来たらの古伊万里の皿をくれてやるというのだ。ターゲットとなる女の子は星野明日香。イマドキの女子高生である明日香に面食らいながらも、田崎はレッスンを施していく。しだいに言葉や立ち居振る舞いに品がついて来る明日香。それを見て田崎は優勝を確信する。しかしコンテストの当日、明日香は来なかった。やはり彼女もイマドキの娘でしかなかったのかと残念がる田崎に沖は約束の皿を差し出す。明日香は中学の時、男の子と約束したまま行けなかった映画のリバイバルをやることを知り居ても立ってもいられなくなり、コンテストを振って映画に行ってしまったのだった。2人のおじさんは、そんな純な気持ちを持っている明日香に安堵するのだった。
「夢は死んだよ」には思わずうなずいてしまったなあ。ってことはあのおじさんたちと感性が同じってことか!?やば...。それはともかく、今回の話はやま場も見せ場もなかったような。屋良さんと西村さんの渋めの会話だけが目立った回でした。
Cast
星野 明日香 | 岡本 麻見 |
OPナレーション/日本舞踊の先生 | 島津 冴子 |
田崎 竜也 | 屋良 有作 |
沖 充 | 西村 知道 |
マスター | 室園 丈裕 |
ウェイトレスA | 久保田 恵 |
ウェイトレスB | 梶原 由三子 |
ウェイトレスC | 田代 賀巳 |
ボーイ | 海老原 英人 |
ある日美由紀は祖父から見合いをするように言い渡されてしまう。呉服屋の入り婿としては着物のことが分かる人間でないとだめだというのだ。もともと美由紀も着物が嫌いではなかったので、その場では承諾してしまう。だが、なんとなく祖父の言いなりになってしまっているような自分が不安になり、翌日には断ってしまう。祖父も無理強いすることなく見合いは中止されるかに見えた。しかし母親に「カオルちゃん」に金沢を案内するように言われて待ち合わせ場所に行ってみると、そこにいたのは見合い相手の男性だった。怒って帰ろうとしたが不案内なカオルを放っておく気にもなれず、案内することにした。次第に打ち解けて自分が着物を好きになった理由を話す美由紀。その時偶然出会った絵付きの一良からお暇をいただくと言われ、衝撃を受けてしまう。着物が好きなら辞めないで欲しいと涙を流す美由紀に「好きだからこそ離れてみたい時もある」と一良は微笑むのだった。
別れ際、自信がなくなったとうなだれる美由紀に今はそれでいいと諭すカオル。カオルは着物が大好きという美由紀の気持ちに心動かされ、自分の道をじっくりと考えることにした。そして美由紀もまた...。
まさに「美由紀らしい」話でした。嫌なわけではないけれどもなんとなく流されてしまっているような気がして反発してみたり、優等生であれこれ考えてしまうせいかすぐ落ちこんでしまったりとか、ゲームでのキャラクターとの違和感がもっともないと言っていいでしょう。他のキャラが外しているというわけでもありませんが。話としてはそこそこにまとめたという感じです。まあ、正直なところあまり美由紀ちゃんには萌えられなかったので(めんどくさい性格してるから(^^;))、個人的にはいまいち乗り切れなかった部分があります。
Cast
保坂 美由紀 | 牧島 有希 |
OPナレーション | 島津 冴子 |
田山 一良 | 若本 規夫 |
保坂 紀男 | 石森 達幸 |
保坂 由之 | 稲葉 実 |
保坂 美晴 | 滝沢 ロコ |
高橋 カオル | 上田 祐司 |
少年 | 野島 健児 |
ミカ | 田村 ゆかり |
カナコ | 青山 美帆 |
婦人 | 石井 直子 |
娘 | 田代 賀巳 |
えみるはもうじき取り壊されてしまうという旧校舎に出かけていった。それは子供の頃の大切な想い出を守るため。一緒に不思議なことを感じることが出来る少年と遊んだ場所。少年が転校してしまったときに一緒に埋めたラムネビンのタイムカプセル。思い出を形として残しておきたかったのだ。ところが旧校舎に入ると、形を失いたくないという念のこもった学校霊に襲われてしまう。自分が存在し続けるために取り憑こうとする学校霊をえみるは受け入れる。そうなれば自分の意志がなくなってしまうとも知らずに...。しかし取り憑かれる瞬間、えみるには分かった。例え形がなくなっても思い出は永遠だと。すんでの所でえみるは解放される。
...その後、旧校舎は取り壊された。えみるはその跡地に向かって声を掛けた。「みんな元気ー!?」。そしてラムネのビンもまた、そこに在った。
一番ゲームっぽい設定のキャラをどうアニメで表現するか楽しみでしたが、幽霊さんたちを登場させることでえみりゅんをうまく演出していました。夏服がまぶしいラストは、きっとゲームの主人公と再会した後なんでしょうね。ラムネのビンの中の紙がなくなっていればそうなんですけど、よく分かりませんね。ま、私はまだラムネのビンを探すイベントはクリアしていないので(おいおい)。
Cast
永倉 えみる | 前田 愛 |
OPナレーション | 島津 冴子 |
ナレーション | 青野 武 |
学校霊(ボス) | 大友 龍三郎 |
学校霊(女) | 梶原 由三子 |
少年 | 柊 美冬 |
先生 | 麻生 智久 |
生徒A | 青山 美帆 |
生徒B | 田代 賀巳 |
妙子の友達の千草は哲郎に想いを寄せていた。哲郎とは幼なじみでもある妙子は学園祭は絶好の機会とばかりに千草をけしかけなんとか二人の間を取り持とうとするが、どうもうまくいかない。そんななか哲郎が学園祭直後に引っ越してしまうことが分かる。千草は想いを伝えるために妙子の指導の下、セーターを編み始める。しかし千草は、哲郎は妙子のことが好きなのでは?と思っていた。千草が思わずそれを口にしてしまってから、妙子は哲郎のことを妙に意識してしまう。だが妙子にはもっと大切な想い出の人がいた。
いよいよ引っ越しの日になった。セーターを千草に返してしまう哲郎に「なんとも思っていない」と言い渡す妙子だったが、千草に「初デートに間に合うようにセーターを完璧にしたい」と言われてすべての事情を飲み込む。最初から哲郎は千草のことが好きだったのだ。妙子は笑って二人にエールを送るのであった。
待ってました!と言いたくなるような恋愛話です。やっぱりセンチはこういう恥ずかしい話でないと(笑)。話の展開としては見え見えなんですが、だからこそ安心してゴロゴロ(←恥ずかしさのあまり部屋を転げ回る音)していられます。
にしても千草はかわいい。栗色っぽいロング、控えめな性格。ツボを突かれました。まるで愛子お姉ちゃんのような...。妙子に気がある(と本人は信じている)と分かっていても、転校してしまう(と本人は信じている)前に想いを伝えたいとセーターを編む姿は健気でした。思いが叶って真っ赤になってしまうところなんかは初々しくて良かったですね。そんなわけですっかり脇役に食われてしまった(俺的には)妙子ですが、おせっかいなところはゲームのままでよく性格が出てました。ちなみにうちの妙子にはちゃんと春が来ています。
ところであの少女マンガ読みたいなあ(笑)
Cast
安達 妙子 | 岡田 純子 |
OPナレーション | 島津 冴子 |
佐々木 哲郎 | 松野 太紀 |
工藤 千草 | 中川 亜紀子 |
安達 満貫美 | 上村 典子 |
少年 | 柊 美冬 |
男子生徒A | 遊佐 浩二 |
男子生徒B | 千葉 進歩 |
男子生徒C | 酒井 哲也 |
女子生徒 | 小谷 伸子 |
やさしくて面白くて頼りがいのあるパパは、ほのかにとって特別な存在だった。だがそのためか同世代の男の子たちが不潔に思えて信じることが出来ないでいた。だから宛名を書かないラブレターを書くのが日課のようになっていた。ある日そのラブレターを見た友達に「ほのかのお父さんだって男なんだよ」と言われたほのかは怒ってしまう。だが、その時パパが助手のあおいさんと不倫しているという噂を聞いてしまい動揺する。それからパパを避けるようになり、パパのような人を想って書いていたラブレターも止めてしまう。しかしあおいからほのかのことで相談されてたのだと聞かされる。単なる誤解だったのだ。さらに「恋は魔法。恋をするものはみな魔法使い。魔法使いにとって大切なのは恋を信じられるかということ」というパパの言葉を聞いてはっとなるほのか。小学生の時、同じ景色を見て感動した日。同じ想いを共有できたあの男の子との想い出は信じられるのではないかと。ほのかはその想いを糧として歩み始めた。
いい話です。ほのかの微妙な気持ちをきっちり表現していただけでなく、謎のポストマンを登場させることでちょっと幻想的な雰囲気を醸し出しています。それにしてもほのかはかわいいですね。初見では某アスカみたいで敬遠したのですが、プレイしてみて全然違って惚れ込みました。まあそれはともかく、今回の話のラストで「今度は宛名を書いて出す」とちゃんとゲームへと繋がる引きを作ってくれて感心しました。
Cast
沢渡 ほのか | 鈴木 麻里子 |
OPナレーション | 島津 冴子 |
沢渡 総一郎 | 岸野 幸正 |
ポストマン | 菊地 正美 |
あおい | 篠原 恵美 |
少年 | 柊 美冬 |
沙樹 | 日高 奈留美 |
真理子 | 田代 賀巳 |
恵子 | 梶原 由三子 |
テレビ局の男 | 相澤 正輝 |
男子生徒A | 瀬戸 公雄 |
男子生徒B | 太田 正道 |
女子学生 | 青山 美帆 |
ED「Keep On Smile」
作詞 | 渡辺 かおる |
作曲 | 田島 浩二 |
歌 | 渡辺 かおる |
とうとう全話終了してしまいました。振り返ってみると、どの話も相当のクオリティーを持った話だと思いました。もちろん個人的にあまり好きではなかった話もありますが、それでもそれぞれの女の子たちの性格を忠実に描いていてゲームをプレイした人が違和感を感じるようなことはなかったと思います。これは大変すばらしいことでしょう。画としてもかなり気合いが入っていたと思います。特にそれぞれの地方の特色を丁寧に描いた背景美術は近年のアニメにはないものです。各地を旅してみたくなりました。
当初、「センチメンタル・ジャーニー」が始まる、という話を聞いててっきり冗談だと思っていました。キャラ人気に寄りかかったしょーもないものだろうとも思っていました。それがこんなにもよいものになるとは一体誰が予想したでしょう。センチファンでよかった(笑)。これだけのクオリティを持つアニメが終わってしまうのは非常に残念ではありますが、我々にはゲームがあります。また新鮮な気持ちでプレイすることが出来るでしょう。