愛
それは人類永遠の課題であり、謎でもある
哲学、宗教、あらゆる場面で終わる事の無い議論を延々と続けている。
そんなテーマ性を含んだ管理人の個人的な見解をば・・・
んなわきゃないって(笑
愛なんて深遠なテーマ、私如きに語れるはずがありません。
今回も妖しいゲームのレビュー(ネタばれあり)です。
じゃあ、なぜ「愛」なんだ?と思っているでしょう。
今回はそんなゲームのレビューです。
タイトル「愛・超兄貴」(SUPER CDロムロム専用)
愛です(超絶核爆
どのあたりが愛かというと
過剰なまでに筋肉に対する愛で溢れかえっています。
ジャンルはライフ制のコマンドシューティング
シューティングにコマンド必殺技が付加されたものと考えて下さい。
シューティングゲームに筋肉とは無縁なのが普通です。
しかし、超兄貴シリーズは違います。(そう、これはシリーズものです)
自機がムキムキのマッチョメン
敵機もムキムキのマッチョメン
・・・詰まるところマッチョメンしか出てこないシューティングゲームです。
では、そろそろ禁断の領域に入りますか・・・
嫌な予感がした場合、プラウザの戻るボタンを活用してください。
@ストーリー
前作から二年後のある日、旧敵本拠地(ビルダー星)で不穏な動きがあった。
調査に向かったイダテン(筋肉も美しい二枚目の青年)が、そこで行方不明となる。
嫌な予感を感じたベンテン(締まった肉体が美しい女性)が二人の勇者に再調査を命じる。
こんな感じです。
今までの話しに出てきた二人でさえ、既に筋肉美あふれる御方なうえ
勇者の二名(名前はアドン、サムソン)も正にボディービルダー
前作のラスボスでもあるボ帝も完璧な筋肉をもった御方です。
このように主要な人物(男女問わず)ですら筋肉隆々な人たちです。
Aシステム
今作はライフ制のコマンドシューティングだということはさっき話した通りです。
通常Uボタンで出る技、Uボタンと十字キーの組み合わせで出る技などを駆使して先に進む
そんなゲームです。
技を紹介します(右向き時)
コマンド | 技名 | 効果 |
Tボタン押し | 汗汁乱舞 | くるくる回ってポージング!(無敵) |
Uボタン押し | 悦楽吐息 | 男の吐息を敵にぶつけて悩殺(誘導) |
下+上+U | 悶絶昇天心中 | 上方向に男の汗をまいて悩殺(近距離用) |
上+下+U | 悶絶心中 | 下方向に男の汗をまいて悩殺(近距離用) |
左+右+U | 男魂 | 前方に男の汗を飛ばして悩殺(貫通) |
波動拳コマンド | 倒錯兄弟 | 近距離の敵に汗を飛ばして悩殺(威力大) |
左+右+下+U | 男性地獄 | ポージングを取って相手を悩殺(全体攻撃) |
これらの技を駆使し、敵を悩殺していきます。
たとえ敵が大爆発をしていても「悩殺」です。
ある程度これらのポージング技を行使していると頭上に光の珠が現れます。
方向を確認して波動拳コマンドを入力してみましょう。
それこそが・・・
つ・・・ついに出してもうた・・・男の最終兵器
メンズビーム!!
冗談に聞こえますがマジです。
ちなみに威力は高いのですがポージングを取っている間は無防備なので注意。
それと基本的に兄貴たちの残機にあたるのが砂時計
時の管理人という名前のマッチョメンが砂時計を管理しています。
(時の管理人は暇な時はスクワットをしています)
時間の経過やアドンたちがやられるとドンドン減っていき、最後の一個が失われると
あ、兄貴・・・も、もうだめでっせ!
とフルボイスでのたまってGAMEOVER
コンテニューなんて軟弱なものは存在しません。
B面解説
さて、ここから面解説です。
基本的な構成は一面に3つのパートが存在し、全4面です。
ここでは1−1、1−2・・・と表現します。
1−1
アドンとサムソンの初陣の舞台、宇宙をバックにマッチョな敵編隊を悩殺していきます。
途中、中世の船がやってきます。
乗組員のマッチョメンが弾を投げてくるので注意
最後にボスが待ち構えています。
上半身ギリシャ風の男子、下半身は月というナイスなデザイン
名前はアダムです(超兄貴 爆裂乱闘編からの情報)
お供の天使で攻撃してきますが男魂でさくっと悩殺しましょう。
1−2
下に進んでいくと薬瓶の形をしたコウモリや天使が大量に迫ってきます。
耐久力が低いので男性地獄で倒すといいでしょう。
もうひとつの敵は巨大飛行船
笑った関取のような顔が機体の九割を占めるというナウいデザインですが
以外に耐久力がある上、その大きさでアドンたちを押しつぶそうとしてきます。
いざとなったら汗汁乱舞を忘れずに、もちろん攻撃は倒錯兄弟で。
1−3
今度は市街地に飛んできました。
ミサイルに乗ってくるマッチョメン、顔だけが異常にでかいマッチョメンを悩殺しつつ先に進むと
一面の大ボスがやってきます。
初めは水泳の飛び込み台型です。常時兄貴たちが飛びこみ台に駆け上がり、
下のバネに飛びのってタックルをしかけてきます。
登場してからしばらくは真後ろが安全地帯ですので倒錯兄弟や男魂で倒しましょう。
飛びこみ台型を倒すと次は大砲型です。
砲弾はもちろんミニチュアマッチョメン
これも敵を見極めてさくっと悩殺しておきましょう。
2−1
舞台は変わって森林地帯。当然森の木々は兄貴たちの顔が貼りついています。
蝶々型のマッチョメン、ザリガニ型のマッチョメン等を悩殺しつつ先に進みます。
ここで注意しておきたいのがマンドラゴラ型マッチョメンと歩行ヒマワリ
前者は突然成長して体当たりを仕掛け、後者は弾速の早いレーザーを撃ってくるので注意。
ボスはピエロ
自身の周りに木の葉のバリアを張り、数秒後にそれらをぶつけてきます。
木の葉バリアを突き破って攻撃できる男魂を習得していないと強いです。
相手が攻撃するのを見越して汗汁乱舞をするのを忘れなければ問題ないでしょう。
2−2
なぜか花畑に迷いこんだ一行。
パンジーや食虫植物が弾を撃ってくるので気をつけましょう。
突然現われる茨の障壁は手強いので出現場所を覚えるのがいいでしょう。
2−3
2−1と同じような敵構成なのでそれを思い出しながら進めば大丈夫。
ツタンカーメン風の敵は堅いので出現場所を見極めて男魂で悩殺していきましょう。
ボスは木人形(デクと読む人はアミバ様のファン)
相手が攻撃するまで男魂、攻撃モーションに入ったら汗汁乱舞で楽勝。
ピエロのほうが数段強い・・・。
3−1
場所は変わって海の上、無表情の顔がはりついた奇妙な物体を悩殺しつつ先にすすみます。
突然!
海面からビキニパンツに角の生えたマッチョメンが襲いかかってきます。
巡航ミサイルも同時に襲いかかってきます。
ミサイルは倒錯兄弟か男魂で倒すのがいいでしょう。
ボスはエンジン搭載型の仏像(どうもバイクのエンジンっぽいです)
風を吹き、コントロールを妨げます。
海面にいってしまうとタコが襲いかかってきますので高所をキープしましょう。
3−2
次は深海に行きます。
いきなり頭上からアンカーが降ってきます。
なぜか根っこの部分はマッチョメンの上半身ですが。
その他にもムキムキの腕が生えたマンボウや魚雷が襲いかかってくるので注意しましょう。
ボスはただのギリシャ風青年
しかし裸体です。ポーズからしてヴィーナスの誕生です(シャコガイ付き)
雨のように振ってくるナスが危ないので男魂以上の高火力ポージングで短期決戦を・・・。
3−3
舞台は海底、呼吸は?というような基本的なツッコミは却下
機雷型マッチョメンがヤバイです。堅いうえに大量の弾を吐き出します。
もうひとつヤバイのがヤドカリ型マッチョメン。
貝殻の部分もマッチョメンです。(2人の兄貴が組み合わさっている構図です)
拡散ビームが早い上に突然撃って来るので危険極まりないです。
ここのボスは水泳選手型マッチョメン
ブーメランパンツを着用し、背中に土鍋をしょって平泳ぎで画面を右往左往します。
土鍋からは弾幕、タコ風マッチョメン、おでんが襲いかかってきますので注意。
行動自体は単純なので攻撃手段は男魂がいいでしょう。(倒錯兄弟はちょっと危険)
4−1
場所は変わって宇宙
一面と同じような敵が押し寄せてきますが特に問題はありません。
道中に雪だるま(顔の部分がマッチョメン)があるくらいの変化です。
ボスはかわいらしい雪だるま
・・・ごめんなさい
顔は雪だるま、それ以外はムキムキのマッチョメンでした。
画面の四方のどこからか急接近し、小型雪だるまを射出しまた飛び去るの繰り返しです。
あらかじめどこから来るのかが判るのが幸いですが攻撃チャンスが少ないので長期戦になりがちです。
具体的なチャンスは以下の2パターンです。
@左右から襲いかかってくる場合
このとき反対側へ画面ギリギリまでいきましょう。画面中央やや全身したところでこいつは動きを止めます。
止まっている時間が短いので一回だけ攻撃、倒錯兄弟を狙いましょう。
あとは汗汁乱舞で逃げつつ小型雪だるまを悩殺しておきましょう。
A上下から襲いかかってくる場合
これは簡単、画面の左右どちらかの端っこにいれば当たりません。
通過する一瞬を狙って男魂で攻撃しましょう。
慣れるまでが難しいですが慣れればそれほど問題にはなりません。
4−2
最大の難所、ここまでにできるだけ砂時計を温存しておきたいものです。
ここはいわゆる大型雑魚敵のオンパレード
超大型コンテナの追撃を振り切ってその先には・・・
抱き合った2人のマッチョメンが回転しながら特攻
愛、怒、哀の3文字を掲げつつ特攻する観音様風のマッチョメン
心、技、体の3文字を掲げつつ特攻する壷に入ったマッチョメン×2
そして
鬼の面になるように組み合わさったマッチョメンの塊
こいつらは殆どが高速で襲いかかってくる上、耐久力が非常に高いです。
おそらく倒錯兄弟でないと撃破は難しいでしょう。
鬼の面をしたやつはひっきりなしに大きな渦巻き状の弾を吐き出しますので
倒すのならダメージを無視して即行撃破が手っ取り早いです。
4−3
いきなり現われるボディコン姿の女性
この御方がラスボスであり、ボ帝の妻でもあるボ帝コンシャス!!
見た目はサングラスをかけたベンテン様です。
ラスボスだけあってかなり攻撃は凶悪です。
弾幕で勝負するのではなく、いやらしいという意味です。
コンシャスが出してくる弾は誘導性能が高い上に汗汁乱舞が効きません。
おまけに攻撃チャンスは一瞬です。
ここまでに砂時計が6こは欲しいところです。
こいつもダメージ無視で短期決戦で挑みましょう。
なんとか倒せばエンディングです
ちなみにエンディングはマルチエンディングです。どうも撃墜率が関係する様です。
以上ざっと流してみましたがどうだったでしょうか?
一見変なゲームと思ったでしょう。
間違ってはいません。
しかしながら”そのような”ゲームとしてみると非常に面白いです。
特筆すべきは音楽
兄貴たちのボイスもいいのですがバックミュージックも秀逸です。
特に一面の音楽は洗脳性が高く、その威力は
エリカさんおはようダンス(サクラ対戦3)並に高いです。
メサイヤさん
PS2で続編を・・・!!
(PSでありましたが実写なのでパス)
2001年8月10日記述