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管理人推定!これが初代ACのストーリーだ。

 

ACシリーズも数えると5作目、管理人とは足掛け3年強の長い付き合いです。

 

そんな中、某サイトでこのような発言がありました。

 

「AC(初代)のストーリーがわからん!」

 

確かに、明確な目的があったACプロジェクトファンタズマやマスターオブアリーナ

シナリオらしきものは無く、ある一レイヴンの日常を描いた(?)今作AC2AA

 

これらとは違って初代には微妙にシナリオが存在しています。

これらの解釈も人様々で、よく議論のネタにもなっていました。

 

ここでは管理人の個人的な解釈によるAC(初代)のストーリーを追っていきたいと思います。

性格上、ネタバレなので未経験者はプラウザの「戻る」で戻る事を推奨します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・ここまで念を押せば大丈夫かな?

では始めましょう。

 

序章 −ある人がレイヴンとなった背景には−

AC初代の時代設定は地球暦167年

AC2AAの72年前になります。

この頃は大破壊の痛手から完全には立ち直れては無く、

人類の居住区は地下にありました。

 

大破壊とはいわゆる最終戦争とも言えるべき事件であって

地球環境を一変させるほどの被害がでたそうです。

 

その後、地下で各都市が機能しだすと、管理していた企業等が利権目当てに
争いを起こすまでになりました。

 

基本的に都市は国家ではなく企業が管理していた・・・ということです。

利権拡大のため、企業は遂に武装化を始めました。

始めは作業用機械の改修型で対応していたようです。

これらの抗争に打ち勝つため、純戦闘用の機械が求められました。

 

それが最終的にはAC(ARMORED CORE)の形をとる結果になりました。

 

しかし表は生活物資等を作っている企業、兵器を作っているという事実は

イメージダウンに繋がりかねません。

 

そこで、ACを管理するものとして「レイヴンズネスト」が誕生しました。

この組織、しばらくは最大手企業のクロームが管理していたらしいのですが

今は完全に独立しています。←(ここ、重要です。)

 

企業のしがらみにとらわれない唯一の存在である「レイヴン」に憧れる人も多く、

主人公もその1人だと推測されます。

 

第一章 −レイヴンとしての日常−

 

レイヴン試験に無事合格した主人公は早速ミッションをこなしていきます。

ミッションは基本的にレイヴンズネストを介して回ってきます。

 

始めの頃は報酬額も低いが難易度も低いミッションが続きます。

 

レイヴンズネストには「ランキング制度」というものがあって、高ランクにならないと

難度の高い(しかし高収入)ミッションが回ってこない仕組みになっています。

 

ここは下積み期間としてみるのが一般的です。

 

ここでは各企業の思想や企業に反抗する勢力の存在などを確かめましょう。

 

第二章 −2大企業間の抗争−

 

大体中盤、ミッション的にはホワイトランドの秘密基地を巡る攻防ぐらいからここに入ります。

 

このあたりに来ると依頼主がクロームとムラクモ社というミッションが多くなります。

ここからは相手企業のウイークポイントを巡る闘いになります。

 

具体的には

クロームのウイークポイント 子会社のケミカルダイン社による生物兵器開発
テロリスト「イミネントストーム」との関係etc・・・
ムラクモ社のウイークポイント 地球再生委員会による大破壊以前の技術回収
テロリスト「ストラグル」との関係etc・・・

 

 

これらの事実を掴む、隠蔽するような内容のミッションが多くなります。

相手も本腰をいれて出迎えてきます。敵ACとの闘いが多くなるのもこの頃からです。

 

 

第三章 −抗争の果てに−

 

クロームとムラクモの抗争も終盤、これまでの主人公の行動でどちらかが潰れます。

 

クローム側の末路は軍事クーデターです。

主人公の行い等によってクローム社の信用は失墜、権利を取り戻そうと最後のあがきを試みます。

まずは無人機「ハンター」と「ハリアー」の部隊

そして大型MT「ディバステイター」

しかし、主人公の前に打破されていくこれらの部隊

最後の切り札をも破られたクローム社には滅びしか待っていません。

企業としての末路として受け止めていいでしょう。

主人公は企業の抗争という構図を壊したかったのでしょう。

その後、都合がいい様に新企業体が設立され、

「何も変わらないじゃないか・・・」とつぶやいた所にこれらの心情が伺えます。

 

 

ムラクモ側はちょっと性格が違います。

どうもレイヴンズネストの影響を受けている様です。
それも主従関係すら伺えます。

ムラクモ壊滅を決定づけたのは衛星砲「ジャスティス」内での闘いです。

コロニーレーザーみたいな砲塔内部で闘うのですが味方部隊もその中にいます。

この砲、大破壊を引き起こしたほどの火力があるといわれます。

つまり、使用は人類にとって壊滅的な打撃を与える可能性まであります。

味方を巻き添えにし、地上に壊滅的な打撃を与えてまでこの砲を撃つのはなぜでしょう?

おそらくネストの指示で主人公をおびき寄せ、排除する予定だったのでしょう。

前にも書いたように、依頼はネストから一方的に送られてきます。

クローム側からしてみればこのような馬鹿な計画は複数のレイヴンを雇ってでも止めたかったでしょう。

当然、考えれる限りのランカーレイヴンに同じような依頼をネストに送ったでしょう。

しかし、結果として主人公1人でこのミッションをこなさないといけなくなりました。

何故でしょう。

 

 

唐突に話しは変わりますが・・・

以前、ランカーレイヴン「ボス・サヴェージ」が名指しで依頼してきたミッションがあります。

その時に彼は「ある依頼者からお前を殺す様に頼まれた」と言っています。

無事に生還したときに送られてきた差出人不明のメールとその挑戦的な内容・・・

さらにネスト主催による賭けバトルで、上位ランカーとのハンデマッチも強要されています。

これらのバックにはレイヴンズネストが一枚絡んでいるでしょう。

 

 

このようにネストから要注意人物としてかなりマークされている主人公

依頼内容をネストが意図的に操作したと想像するのは非常に容易です。

 

ジャスティス内部での闘いの後、ムラクモ社長が

「これで我がムラクモも終わりだ」と言った直後、どこの組織ともとれないVTOL機が現れて

社長室に銃撃を加えたのは「失敗者には死を」ってな意味が込められていると思います。

 

最終章 −真の支配者−

 

ニ大企業が互いに潰れてからがここになります。ミッション数も残り二つです。

まず、ある基地を再調査しろってなことですがここで闘うのはクロームの残党部隊ではなく

未知の組織、おそらくレイヴンズネストの所有している部隊でしょう。

それらを排除した先には以前、主人公を騙した「ボス・サヴェージ」がいます。

「イレギュラーなんだよ!やりすぎたんだ、お前はな!!」

と言ってきます。

 

イレギュラー・・・予定外の存在という意味でしょう。この言葉も物語を語る上では欠かせません。

 

そして最終ミッション「レイヴンズ・ネスト」に辿りつきます。

 

ミッション内容は「テロリストに配置された大型機雷の排除」ですが

あたり一面敵機で埋め尽くされています。

 

落ちついて考えると罠以外の何物でもありません

 

ネストはナーヴ上の存在としてしか認識されていないのですから

施設の類が存在するということですらテロリスト如きにばれるわけがないでしょう。

 

ではなぜ、本拠地に主人公をおびき寄せてまで排除したかったのでしょう?

 

ネストにしてみればネスト自身の理論から結論付けられた

「人類再生の理想形態である潰れない程度の人類間の抗争」

を潰した主人公を排除しようと幾度も画策したでしょう。

企業の再生は可能だが、イレギュラーの存在がネストの考える理想をまた打ち砕くとも考えたでしょう。

今までに、ランカーレイヴンやムラクモ社を駆使して排除しようとしていたがことごとく失敗。

こうなったら自分の本拠地で、最強の手駒をぶつけて・・・と結論づけたでしょう。

 

最強の手駒とは当然ナインボール×2です。

 

かなり自信があったでしょう。「お前の運命はもう決まっている」なんて台詞が出てくるぐらいに。

なにしろこの頃のナインボールは後期型、パルスライフル等大幅な強化が見られます。

(ちなみに・・・ここではMOAに出てきたナインボールを前期型として定義しています。
時期と性能から判断すると改修が加えられたと考え、初代のナインボールを後期型としました。)

 

 

それでも主人公の進撃を止める事は出来ません。

主人公にしてみれば一連の事件の背後にネストが絡んでいるとは薄々感づいていたでしょう。

いい機会だから・・・と考えたのかもしれません

 

そして最終目標、ネストのセントラルコンピューターを破壊して終了。

あっけない幕切れです。

 

エピローグ

 

ネストのコンピューターが語り掛けてきます。

「お前と私の理想、どちらが正しかったか・・・お前にはそれを確かめる権利と義務がある」

この言葉には深い意味が込められています。

 

絶対的な管理者、守られた秩序はLOW属性

それらを打ち砕く自由思想はCHAOS属性

今回はCHAOS属性が勝ったようです。

残念ながらネスト自身はそれ以降の人類がどうなっていくのかそれを知る術はありません。
自身の崩壊が目前と迫っていますから。

 

ネストの理想

主人公の思い

 

主人公の行いが果たして正しかったのか・・・

 

確認できるのは主人公のみ。

 

そんな観点から出た言葉なのでしょう。

 

 

 

・・・ふー、長かった。

さて、いかがでしょうか?管理人の解釈は

事実関係等確認が不充分な点があると思いますがそこは勘弁してください。

叱咤激励は雑談板にでもお願いします。

 

2001年7月18日記述

 

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