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さて・・・

 

ゼノサーガというタイトルのPS2のソフトがあります。

 

なんかSFチックな話になりましたが

基本はゼノギアスでしょう。

 

 

 

 

ゼノギアスといえば

「魅力的な登場人物」

「へなちょこ主役メカ」

がウリであると言えます。

 

 

 

このことは監督自身が

公式設定資料集の中で発言している

ので間違いないでしょう。

 

 

 

 

例えば、ゼノギアスの主人公、フェイはどこか陰のある

勇ましい凄腕の拳法使いです。

 

 

 

 

そんな彼の乗機となる主役メカ「ヴェルトール」は

般若面です。そして華奢です。

 

 

当然ゼノの名を受け継ぐゼノサーガです。

そこのところはぬかりはありません。

 

 

 

今回の主役は眼鏡っ娘

 

脇を固めるのは

 

超美人アンドロイド

萌え属性200%の幼女

美形の男子

 

 

 

 

 

どこをどうとっても

同人誌のネタにしろと言わんばかりの登場人物。

 

 

 

 

対してメカのほうは・・・

 

主人公達が乗るVXシリーズ

一般に使われるA・Gシリーズ

 

 

 

 

総じてへなちょこです。

 

前振りが長くなりましたが、今回の感想は量産型でもあるA・Gシリーズです。

 

 

 

メカデザイナーは石垣純哉さん。

ガンダムXの敵メカやゼノギアスの般若メカなんかを描いた人です。

某ザ・プレイステーション2では

石垣氏はガンダムWのメカデザを主に上げていましたが

マグアナックしか描いていないのにあえて挙げる所を見ると

ガンダムXのことは忘れたいらしい。

 

 

あれは

大河原氏がダブルXにちょび髭をつけた

のがそもそもの間違いなのに・・・

 

 

 

 

 

 

それでは、彼が「主役機と思って描いた」AG01の勇姿を

とくと御覧あれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(↑・・・雑誌から抜粋)

 

・・・

 

 

 

 

確かにへっぽこである。

が、ある意味ゼノサーガらしいと言える。

 

 

 

 

だが、この凄まじいまでの出来損ない感は何だろうか?

 

 

これが主役機といったら

アムロですら裸足で逃げ出しそうになるほどのものである。

 

 

 

何がそうさせるのかと管理人なりに考えてみました。

 

@胴の円筒形が無駄に長い

 

見て分かるように胴が異常に長いです。

普通、この部分はかなり短くとってメカらしくみせるものです。

ただの円筒形がぽつんとあると情けなく見えるものです。

 

 

A頭部の構造

 

基本的にアニメ的なメカに重要なのは顔です。

 

見ればわかるのですが

変な頭巾を被ったようにしか見えない頭部形状は

主役から一万光年ほど離れたものです。

 

 

 

 

B足の付け位置が前過ぎる

 

管理人的にはこれが最大の問題と考えます。

早い話、人型と言えるかどうか微妙です。

 

石垣氏は雑誌社のインタビュー内で

「わざと足を前にずらしました」とおっしゃっています。

 

 

 

 

管理人的には

パースが狂っている

としか見えないんですが・・・。

 

 

 

この状態で普通に歩こうとすると、

後に見えない力で引っ張られたような

それはそれは情けない歩き様をみせることでしょう。

 

これで前のめりにあるくのは

無理なんじゃないのかなぁ?

 

先行者のほうがまだマトモに歩きそうです。

 

 

 

 

さすがにこれはヤバイとモデリングチームが思ったのかどうかは知りませんが

太股のジョイントを前にずらすという仕様に変えられていました。

 

 

本人はジョイントから前にずらしたかったようですが・・・

 

 

 

 

これがあなたのいう「斬新なロボ」というのなら

最下級のやられメカ的な発想という点で斬新なのかもしれませんね・・・多分

 

 

 

これらのメカ群に関して

なんか「もう一つの物語の作り手」とテロップが打たれていますが

 

 

 

 

キャラを引きたて、ドラマのお膳立てをする

最低最悪の量産型メカ風屑鉄の事

ではないでしょうか?

 

 

 

 

 

ガンダムで例えるとVガンダムで

ザンスカール帝国に一方的に打ちのめされただけの

マケドニア政庁所属のヘビーガン部隊のような感じかな?

 

 

 

素材がアレですから

指揮官用のAG02もそれなりにへっぽこです。

 

 

いや、かなりへっぽこです。

 

 

 

ただし、AG05に関しては腰、頭、脚部の付け位置等

まあマシなほうです。

量産型としての良心かもしれません。

あるいは無茶苦茶な要求をする監督に対する

ささやかな反抗かもしれません(w

 

 

 

 

結論(言いたい事)

 

人型メカとして最低限、人として間違わないようにしてくれ。

それでも斬新さを追求するのなら量産型のデザインは断れ。

 

量産型とは、無駄な部分を削ぎ落として

性能とコストバランスの最もとれた製品である。

 

製品として問題外なデザインを斬新としてそのまま押し通すのは

量産型に失礼と思いなさい。

 

師匠である大河原氏の”ザク”の真意をよく研究しましょう。

(管理人は最良の量産型の一つとして”ザク”を挙げます。

どう見せるか?の部分にもよりますが)

 

では、今回の感想はこれにて

 

2002年2月15日記述

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