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味王様とか味魔王とか味影とか海原雄山とか

日本人はとにもかくにも料理界に帝王を君臨させたがるようです。

 

 

しかしながらそれは管理人の思い違いでした。

それが今回紹介する食神です。

 

それではストーリーを追っていきましょう。

 

 

 

場所は上海、陰謀渦巻く魔都・・・

 

ここに一人の男がいました。

彼の俗称は食神といい、彼が出演している料理の番組は

上海の料理界を左右するほどの影響力を持つことで有名です。

 

その番組・・・実は八百長でした。

出演している料理人は金をにぎらせて食神を勝たせていて

番組を盛り上げていました。食神の実演も全てが演出でした。

 

そんな彼が真剣に弟子入りを志願した一人の男を弟子にとったことで一変。

彼はいわば別の組織の刺客、50店目の出店セレモニーで食神を蹴落とし

その男が新しい食神となりました。

 

 

ここまでは普通、どこにでもありそうな話しですよね。

真の食神はここから・・・ですよ。

 

この監督がこれでおわるわけがありませんから。

 

 

さて、罠にかかった元食神・・・彼は今一文無しの状態で路頭に迷っています。

雑多麺(なんでも入れたチャンポンみたいなものと見てさしつかえありません)

一杯を食べるお金さえない状況です。

 

貧民街の人たちには食神時代のこともあって、

こと食に関しては執拗に彼を責めます。

 

そんな中、一人の女性だけは彼を助けてくれます。

彼もそんな彼女のことをありがたく思います。

(あくまで”ありがたく”がポイントです)

 

 

 

そこで彼は貧民街の人たちを集めて儲け話を提案しました。

彼女の豪腕を使った(包丁を素手で受け止めたりする姉さんです)

肉団子を売り出そうと画策、周りの人もその意見に乗りました。

 

 

さて、開店をしたはいいが客足は一人も無くどんどん値下げを敢行して

とうとうタダまで値を下げました。

 

それを見つけたある看護婦・・・

「タダなら頂戴」とその肉団子を手に病院へ

 

手短なところに置いて自分の作業を済ませ

さあ食べようかとみてみると・・・あら?無い?

 

それはどこにいったかというと・・・なぜか拒食症の患者の所

おそるおそる食べる患者。

 

 

 

 

さて店のほうでは相変わらず客は一人もいませんが

 

 

 

 

どこからともなくさっきの看護婦と患者が出現、

 

 

 

 

 

「あそこよーーー!!」

の号令と共に店に突撃

 

 

それからはもう大繁盛、TVのリポーターまで来る始末

 

リポーター「ここの肉団子はどうしてそんなにおいしいのですか?」

 

食神「それは、こういうことです」

 

 

何を思ったか食神さん、

その肉団子でピンポンを始めました。

それはそれはよく弾んでいました。

 

勢いに乗った食神さん、今度は一気に20店舗のチェーン店を開こうと思い

不動産側と協議、うまくまとまりました。

 

この不動産・・・実はあの組織の一員だったのです。

ボス「どうだ、うまくいったか?」

不動産「ええ、場所は最悪な所の上、出店位置をこうなぞると・・・」

ボス「”死”・・・ふはははは!!」

 

ところが・・・

ボス「何!あれから連中はさらに店舗を伸ばしているだと!!」

子分「やつら・・・例の肉団子を缶詰にして売り出していました!!」

 

続々と缶詰にされる肉団子。おいしいのか?

 

子分「それと・・・やつらの店の場所を調べてみました」

 

続々と点が地図上に重なって・・・括(中国語で”勝”)の字に

ボス「あの野郎!!」

その手には例の肉団子が・・・

 

思いっきり地面に叩きつけると

思いっきり跳ね上がる肉団子

 

いつ見てもシュールな光景です

 

仲間「え?修行?」

 

食神さん、次はいままで自分が八百長をやっていた番組に殴り込みをかけると言い出しました。

止める仲間を説得して先に行こうとすると

 

姉御「ちょっと待ちな、私も連れて行ってよ」

 

 

食神「へい、タクシー」

逃げました。

 

場所は変わって中国奥地

 

食神「?・・・料理の修行場はどこだろう?」

 

道に迷っているとそこへ見たことにある顔が・・・

 

 

 

 

姉御「えへっ、追いかけてきちゃった♪」

 

 

 

食神「ぎぃゃやああああ!!」

逃走する食神

 

 

 

とそこへ現れた謎の男、いきなり銃を構えてこちらに向かってきました

そして発砲

 

この部分、妙に生々しいのはお国柄でしょうか?

姉御の体をはった手助けもあってからくも難を逃れる食神、

必死の思いでたどり着いた先は・・・

 

 

 

少林寺(超重要)

 

あ、言い忘れていました。

この映画を作った監督は後に少林サッカーを作っています。

つまり、そういうことです。

 

さて、食神さんは少林寺で料理修行です。が、

少林寺で料理修行ができるか!こんな所は脱走してやる!!と食神さん

荷物をまとめて逃走しようとすると・・・

 

 

「我ら、少林18鉄人!!」

との声と共に18人の拳法家がそれぞれ型を決めて勢ぞろい、

脱走者に容赦なく鉄拳制裁を加えます。

 

・・・あれ?

 

えーと、制裁に加わっているのは15人。

あとの3人はどこに

 

 

 

あ、一番いい位置で

ずっと演舞をとっていました!!

そして、血の道を作りながら連れ戻される食神様

 

またある時、少林寺の仲間とカードゲームをしていると

あらら、食神さん、負けがこんでいるようです

机をひっくり返して

食神「こんな所、出てやる!!」

 

 

 

「我ら、少林18鉄人!!」

 

食神「・・・え?」

 

例の如く、15人から鉄拳制裁をくらう食神様。

残りの人はというと・・・

 

 

 

開脚!

 

股抜け!!

 

決めのポーズ!!!

 

お見事な手前です。

 

 

 

 

ちなみに食神様はもう一回脱走を試みますが

 

「我ら!少林18鉄人!!」

の前に沈黙。

 

そんなこんなで例の番組の収録日・・・場所は豪華客船の中。

現食神(以降弟子と呼称)と例のボスがいます。

 

弟子「ふっふっふっ・・・奴はとうとう来なかったな」

ボス「来てもらっては困るがな・・・はーっはっはっはっ」

 

 

集合時間が迫る中、会場に進む船が一艘・・・

 

?「ばあさん、もっとはやくならないか?」

ばあさん「これ以上は無理だよ」

?「そうか、ならここでいい。ありがとう」

 

何を思ったかこの人、河の真ん中で降りると言いそのまま河へダイブ

 

そのまま水面を蹴って会場に到着する謎の男

 

?「ふう、間に合った」

 

ボス「・・・なぜお前がここにいる!!」

 

もうお分かりですね(というかこの人しかいません)

食神様です。

 

 

開始ギリギリに来るのはヒーローの鉄則とはいえ

少林寺で修行を積むと水面を蹴ることが出来るとは・・・

少林寺サイコー(w

 

 

 

降り立った食神様、なぜか髪の毛に白髪が目立って増えています。

とここでなぞの老人(少林寺の師匠)が現れその理由を言ってくれます。

 

師匠「彼の髪の毛は想い人を亡くした悲しみで一晩のうちに

その黒髪を白く染めてしまった。」

 

そのうち夢想転生でも習得するのでしょうか?

 

そしてスタッフに連行される師匠

おーい

 

 

さて、全員揃ったところで試合開始

 

開始早々、審査員のおばちゃんが

 

審査員「あなたは失格!顔が気に食わない」

 

料理人A「えーそんなぁ・・・」

 

審査員「ここに来たかったら整形することね」

 

 

さて、この審査員・・・次に料理人の目の前で

不思議な踊りを踊り始めました。

 

あまりの不思議っぷりにMPを全て吸い取られる勢いです。

唖然とする料理人B、C、D

 

審査員「はい、あなたたち失格。私の魅惑的なダンスに見とれて

料理の手を休めるなんて言語道断よ」

 

 

 

とうとう残るは弟子と食神の2人です。この2人、作る料理は全く同じ煮込み料理です。

材料もまったく同じでさらに切り方も同じといった感じです。

 

でも空中に放り投げて包丁乱舞で切り刻むのはどうかなぁ

 

ついでに相手も切り刻もうとするのは

もはや武術大会と言って良いでしょう。

 

さて、両者煮込みの段階までたどり着きました。

 

 

両者、具を入れた壷を火にかけ・・・

弟子「はぁぁぁあああああ!!」

食神「はぁぁぁぁぁぁ・・・」

 

審査員「こ・・・これは少林寺4000年の秘技!!

煮込みの時間を極端に減らす技をこの場で見られるなんて・・・幸せ」

 

 

頼むから、気合で火力を調節しないでくれ。

 

さて、料理も架橋に入り会場にはいいにおいが立ち込めてきました。

 

 

審査員「ああ〜いい匂い・・・」

 

食神「!!  ダメだ、その壷から離れるのだ!!」

 

 

突然爆発する食神の壷。

どうやら組織の手によって爆薬がしかけられていたらしいです。

 

ボス・弟子「さぁ、どうする。残りは3分だぞ」

 

 

 

食神「・・・仕方が無い。丼を作ろう」

 

この人、米を炊くのを含めて

3分でやろうとしています

 

 

第2ラウンド開始

 

 

 

右手で材料を切り刻みつつ、左手でコンロに気合を送り

 

2分で米を炊くことに成功(マジ)

 

続いて切った豚肉などの材料を手にのせて気合一閃

 

おいしく焼けました(大マジ)

 

 

 

 

いやー少林寺をやっていて

本当に良かったです。

 

 

 

 

さて、審査開始

 

まずは弟子の料理

 

審査員「うーんこれは素晴らしい。

普通2日はかかる煮込みを2時間で終わらせる

なんて・・・さすがは少林寺の奥義!!」

 

どう煮込んだら2日を2時間で短縮できるのだ?

あ、少林寺だからか。

 

 

一通り褒めた後、食神の丼を一口

審査員「こ・・・これは!!

 

以下20行ほど褒めちぎります。

 

お肉の上に転がって見せます。

 

集中線も見せてくれます。

 

 

全て実写です。

 

実写版ミスター味っ子ここに極まれり

 

っていうか実写の破壊力は

実写版超兄貴(もしくは韓国版北斗の拳)で

既に証明済みです。

 

 

 

 

 

 

さて、最終判断の時間です。

当然この番組は敵が企画した代物です。

審査員への脅しも完璧です。

 

審査結果、勝者 弟子!!

 

 

 

 

 

 

とその時天井から神々しい光が差してきたではありませんか。

 

あ・・・光の中から人が出てきました。

 

・・・?

 

 

本物の食神様?ひえー

本物の神様が光臨なされたー!!

 

 

そんなものは信じられないと神様にショットガンを撃ち込むボス

しかし、効くはずもなく

 

神「あなたの心は腐っています。前世の姿になりなさい!!」

といってボスをブルドックにしました。

 

 

これをみてあわてた弟子

 

弟子「食神様、スミマセンでした。もうこのようなことはしません。」

 

 

 

神「この嘘つき!!」

 

哀れ弟子のどてっぱらに何やら怪しいビームが・・・

 

謝ったのに神様の無慈悲っぷりに涙を隠せません。

 

 

 

 

 

 

全てが終わった後、会場に静寂が訪れると・・・

なぜかそこにはブルドックと穴の空いた弟子がいました。

とうぜんボスの姿はありませんでした。

 

 

最後・・・例の姉御が生きていたそうです

 

仲間「銃弾が金歯に当たって無事だったって」

キアヌもびっくりな腕前です。

 

その後整形をした姉御に食神は一言

「これが俺の返事だ」と一枚のメモを渡して終わり

 

 

 

とにかく、見所は少林寺に入ってからです

18人の鉄人が出てきたら前で演舞をする3人に注目しておきましょう。

 

 

 

あ、言い忘れていたことが一つ

 

 

 

実はこの監督さん。

 

ダーティハリー宜しく監督・主演を兼任しています。つまり

 

監督=食神=脱走失敗で鉄拳制裁される

 

体をはっているなぁ

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