remove
powerd by nog twitter
撤退するドイツ軍

2004年5月26日 完成


 2004年のオリオンモデルズコンテストに出品した作品。
初めて他人に評価してもらった記念作です。
成績は全然でしたが、もっと練習していつか入賞したいです。
この作品は、現在は実家に飾ってあります。


 使用キットは、タミヤ「ドイツW号戦車J型 エデュアルド製ツィメリット用エッチング付」、モデルカステン「連結式履帯」、タミヤ「シュビムワーゲン166型」、タミヤ「ドイツ戦車部隊 前線偵察チーム」、ドラゴン「AMBUSH AT POTEAU」、トライスター「ドイツ武装親衛隊戦車兵セット(ノルマンディー1944)です。わからない人は読み飛ばしてくださいまし(笑)

 1944年秋のドイツ軍が後退を続けていた頃をモデルにしてディオラマにしました。連合軍の空襲に怯えながら祖国へと撤退していく途中、といったイメージです。

 シュビムワーゲンと、偵察チームのおじさんたちです。シュビムワーゲンは水陸両用の軍用車両です。有名なドイツ車「フォルクスワーゲン」なら聞いたことがあると思いますが、シュビムワーゲンはこのシャーシを流用したものです。フォルクスワーゲンは、ヒトラーが国民車として製造させたものですが、実際には国民には渡らず、軍事転用されました。この他に、フォルクスワーゲンのシャーシを流用したものには、キューベルワーゲンというものがあります。

 ちょっとピンぼけしてます・・・。車両にペタペタくっついている草は、実家で母親が育てているものです。名称は不明(笑)質感がとてもいいので、帰省するたびにむしってきます。

 トライスターの武装親衛隊戦車兵。平野義高さんが原型を作っている模型で、非常に出来がいいです。表情も豊かで感動します。私の腕では、きれいに塗れないのが残念です。

 この写真からはわかりづらいですが、服のしわや、記章類など、非常に細かいです。フィギアの塗装はまだまだ研究の必要あり。

 ドラゴンの兵隊さんたち。皆でタバコを吸っています。ドラゴンの兵隊さんは、タミヤのより一回り大きいので、配置に苦労しました。

 ドラゴンの兵隊さんを正面から。ドラゴンモデルは香港の会社です。戦車なんかも出していますが、兵隊のセットはかなり凝った作りになっています。装備品の多さに注目!ヤツらを作るだけで、4〜5日かかりました。

 W号戦車J型です。ドイツ軍の戦車の中では、弱い方の部類に入ります。あちこちに見える変な格子模様は、「ツィメリットコーティング」というものです。磁石式の爆弾がくっつかないように、特殊なコーティングで戦車を防御するもので、ドイツ戦車の特徴です。実際には、連合軍は磁石式の爆弾を使用しなかったので、戦争末期には省略されました。

 戦車前面の鎖は、0.3mm真鍮線を使って自作しました。結構大変だった(汗)キャタピラはモデルカステンの連結式に交換しました。本物同様、一枚一枚繋げていくので、すばらしい見栄えになります。

 シュビムワーゲンのお尻にある変な扇風機みたいなのは、水中航行用のスクリュー。左の側面には、オールらしきものがついていますが、草に埋もれてしまっています。