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九七式中戦車 57mm砲搭載・新車台

製作記


 ファインモールドから2008年6月末に発売された九七式中戦車です。車台は新型、砲塔は旧型という組み合わせのキットです。諸事情により、他の方々よりも先に入手することができたので、製作を行っています。

 ひとまず、車台を軽く仮組みしました。ベースは戦車壕をイメージして、スタイロフォームで作成しました。接着剤では上手くつかないので、ヒートペンを使用して、溶接する感じで組み合わせました。

 今回は気合を入れてベースを作ります。ベースは戦車壕をイメージして、スタイロフォームで芯を作成しました。接着剤では上手くつかないので、ヒートペンを使用して、溶接する感じで組み合わせました。このあと、いろいろ盛り付けていく予定。

 車台と同時発売のエッチングパーツと、真鍮製の五十七粍戦車砲を使用してみました。

 車台後部は、新車台特有のすっきりしたデザイン。

 ディテールアップポイントをいくつか。まずはキューポラに追加するリベットです。キューポラは実車同様に4分割された装甲板を組み合わせて円にするのですが、その組み合わせ部分のリベットが省略されているのでつけましょう。転輪などが付いているランナーのランナー番号の裏に追加用のリベットがあります。

 主砲のところのリベットも省略されているので追加しましょう。

 今回のファインモールド版で私が一番期待していた砲尾部分。非常によくできています。ただ、砲塔にセットするとほとんど見えなくなってしまいます…

 引き金、照準儀もよできています。

 砲塔は説明書なしで組み立てたのですが、非常に忠実に再現されていたので、手元の図面や写真から組み立てることができました。

 紙粘土による第一次盛り土。戦車壕は、頑張ってスコップで掘った感じが出したいです。

2008年6月30日

 ベースにドフィックスを盛り付けてテクスチャーをつけました。情景は硫黄島という設定です。

 フィギアはファインモールドの日本軍戦車兵セットのものを組み合わせて、小改造しました。

 

 ドフィックスの壁補修材にカイロを混ぜたもので表情をつけています。カイロの混合量を変えるとバリエーションが出ます。ばら撒いた砂利は、余ったドフィックスを硬化させて砕いたものや、鉄道模型用の砂利などです。

 植生はかなり適当。地形が変わるほどの砲爆撃を受けたというので、草はちょろちょろという程度で。

2008年7月19日

 車台の基本塗装を行いました。キットと同時発売になった「Mr.カラー戦車色セットC日本陸軍戦車前期迷彩色」をベースとして使用し、3原色等を適宜追加して明度を上げています。

 この段階ではかなり玩具っぽいですが、この後落ち着かせる予定です。

 後期迷彩と、前期迷彩でかなり迷ったのですが、黄色帯なしの前期迷彩としてみました。硫黄島の写真を見ても、光の加減で迷彩がほとんど分からないのですが、とりあえず黄色帯はなさそうかと。あとは、なんとなく前期迷彩の方が日本軍ぽいので、こちらにしてみました。まぁ、硫黄島の二十六連隊の戦車は、一度輸送中に全部海没してしまい、内地からかき集められた車輌なので、わりと何でもありかと。

2008年7月24日