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虫ピンリベット



 模型にリベットを追加したい。そんな時、どうしますか?市販のリベットセットを買ったり、他の模型から移植したり、はたまた超高額なリベット製造道具を使ったり・・・・。どれも大量に用意するのが難しかったり、極小のリベットは入手困難だったりします。

 今回はピエールさんに教えていただいた昆虫標本用の針を使ったリベット再現法をご紹介します。カーモデラーの方々の間では、インセクトピンを使用することはポピュラーなようです。

 志賀昆虫の標本用の虫ピンです。サイズは、00号から2号くらいまでがリベットに適していると思います。確か、5号くらいまでサイズがあったと思いますが、3号を超えるとお尻が丸になってくるので、半分を車体に埋め込む必要があるかと思います。東急ハンズなどでも売っていますが、500円前後するようです。私は、渋谷の志賀昆虫普及社(〒150 東京都渋谷区渋谷1-7-6  TEL:03-3409-6401(代))に直接行ったところ、300円ほどで買えました。一袋、100本入りです。

 試しに00号から2号まで買ってみました。お尻の丸い部分のサイズは、大体00号が0.4ミリ、0号が0.55ミリ、1号が0.6ミリ、2号が0.65ミリです。志賀昆虫のインセクトピンは、00号と1号を用意すればいいでしょう。コガネ印の昆虫ピンというのもあるようで、こちらは1ミリ、1.2ミリ、1.5ミリのサイズがあるようです。大きめのリベットはこちらで表現するのがよいかと思います。

 このダルいリベットを、虫ピンに交換します。レジンキットなど、リベットが消えかかっていたりするので、効果的なディテールアップかと思います。

 デザインナイフなどで削り取ったところ。広い面などの場合は、デザインナイフの平ノミ刃を持っていると、作業が楽かと思います。

 ピンバイスで穴を開けます。今回は0.5ミリを使用。

 インセクトピンの頭だけを切断します。ラジオペンチの刃を使うと切りやすいです。ニッパを使用すると、一発で刃が死にます。今回は、あまり長くすると機関砲のボールマウントに干渉してしまうので短く切りましたが、もう少し長くした方が作業は楽です。

 植えて瞬間接着剤で固定。穴を一々開けるのが大変ですが、作業自体は簡単です。

 切った針はそのまま捨てると危ないので、空になった溶剤のビンなどに溜めてから捨てましょう。

2005年10月31日