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九五式小型乗用車(くろがね四起)

製作記


 ピットロードの1/35インジェクションキットのくろがね四起です。以前同社からメタルキットで発売されていたものとは異なります。

 細部等、モールドが甘かったりするのでいろいろ手を入れています。とりあえず、方向指示器は支柱が太すぎるので、一度切断して真鍮線に交換しました。サイドミラーも取り付け位置からして変だったので、真鍮線とプラバンで作り直しました。

 ヘッドライトは、サイドの突起を虫ピンのお尻に変更しました。確か0号くらいにした気がします。ライト部分は透明プラでなかったので、作り直します。とりあえずリューターで削って広げました。


 真横から見た図。下に挙げた実物の写真と比較すると、お尻のプロポーションがなんだか変です。特にスペアタイヤの取り付けなどは、キットのままだと畳んだ幌と干渉したりする状態です。ひとまず、スペアタイヤのダボを削って、取り付け角度だけ無理やり変更しました。
 最近、1/48などで何社かくろがねをリリースしていますが、どこのメーカーもお尻のプロポーションが全然なっていません。やたらペタンコで細長かったりとか。ここを弄り始めると、フルスクラッチした方が早くなるので、諦めました。

 幌ですが、モールドが不自然です。とうか、幌の形状自体もなんだか違います。でも、幌をオープンにすると、シンプルすぎる車内が晒されてしまうので、隠すためにも幌で覆いました・・・

 リューターで削ったり、パテを盛ったりして幌を修正しています。幌のサイドの部分が真っ平らで、金属みたいなので削って凹凸をつけました。窓部分も、ホントはもっと角が尖っているようですね。(生産数の多い車輌なので、こういうタイプもあるのかも知れませんが)

 実車の写真と比べなければ、まぁそれっぽく見えるんですけど。

 車内はこんな感じ。計器板の表現などは非常にお粗末なので、見せる場合は何らかの加工をした方がよいかと。

 このキットの一番の難点だと私が感じたのは、車体を構成するプラが分厚過ぎることです。幌を外してオープンカーの状態にすると、ドアの厚みなどが目立つんですが、戦車級に厚く感じます。エンジンが一応あるので、ボンネットを開けて中を見せたいとも思ったんですが、ここも分厚過ぎるので工夫が必要です。正直、エンジンはファンベルトさえ何かで作り直せば、それなりに見せられる気がします。