今回は、雪と土嚢の製作の練習ということで作ってみました。「魔の4連装」と連合軍パイロットから恐れられた機関砲です。キットはタミヤの「ドイツ20mm4連装高射機関砲38型」と「ドイツ高射砲兵セット」を使いました。高射砲兵セットは、現在生産中止ですが、まだ比較的容易に手に入ります。私はレオナルドで入手しました。 雪は、大理石を細かく砕いた情景用のスノーパウダーをまいた後、タミヤの「情景スプレー」を使いました。「情景スプレー」は、塗料と樹脂が混ざっていて、吹き付けるとモコモコになります。雪以外にも芝や砂地などあって、面白いです。 |
土嚢は、「アーチスタフォルモ」という粘土を使いました。これを選んだ理由は特にないのですが、しっかり硬くなってひび割れもなく、良好でした。製作法としては、治具をアクリルパイプで作って粘土を等量に量り、爪楊枝で袋の縫い目をつけました。タミヤから「土嚢セット」が発売されていますが、ベースにフィットしなかったり、積み上げると隙間ができたりします。紙粘土などで簡単に作れるので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。 |
手を入れたところは、機関砲の砲口を開けたのと、照準器をエッチングに交換したところです。本物の照準がどうなっているか知りませんが、それっぽくするためにタミヤのタイガー戦車用エッチングパーツについていた対空照準をつけました。 |
射手のアップ。照準器がわかりますか?左右の2人は、弾薬装填手です。この機関砲は対角線上の2門が同時に発射されるようになっていました。そこで一組ずつ射撃し、その間にもう片方の組の弾薬を装填することで、ずっと撃ち続けることができました。 |
フィギアは古いキットなので、少々彫り直しをしました。スコップやガスマスクケースなどの装備品も、最近のタミヤのキットに比べると格段に劣るので、以前作った「ドイツ戦車部隊 前線偵察チーム」の余りをつけました。タミヤの新金型のフィギアは、MG42やパンツァーファウスト、各種装備品などが多めに入っているので、何かと便利です。
服装は冬季迷彩の防寒戦闘服ですが、前線ということで相当汚くしてみました。リバーシブルで裏は迷彩服になっているので、フードの裏はスプリンターパターンの迷彩柄です。 |
砲身はGSIクレオスの「Mr.メタルカラー(ダークアイアン)」で塗装しています。タミヤカラーのガンメタルは、ピカピカしすぎていて不自然なのに比べて、こちらは実際の光の加減で輝きが変わります。銃身以外にも、スコップやワイヤーカッターなど、戦車の車外装備品の塗装には欠かせません。しかし、上からつや消し塗装をしてしまうと、光が失われるので注意してください。 |
将校の帽子は腕の見せ所なので頑張って塗ります。特に、兵科色をきれいに入れると見栄えがかなり変わります。帽章の真ん中に赤ポチを入れるのもポイント。えっと、因みに彼等は身長5cm弱w
私の知識不足で高射砲兵の兵科色がわからなかったのですが、きっと砲兵と同じだろうということで赤で塗りました。空軍所属の高射砲兵と陸軍所属の高射砲兵がいたらしくて・・・うん難しい。 |
背面から見たところ。写真にしたら、地面のドロドロ感がなくなってしまいました。もっとクリアカラーを塗り重ねて、テカテカにした方がよかったかも。
地面は、ドフィックスの壁補修材に、使用済み使い捨てカイロと麻紐を切ったものを混ぜて作りました。ドフィックスは硬化にひび割れもなく、非常に良いです。使い捨てカイロは、貼るカイロと普通のカイロで少々性質が異なります。貼るカイロの方は、使用後カチカチに固まってしまうので、適当に砕いて石ころにするとよいでしょう。 |
少し上のアングルから撮りました。細部がよく分かります。 |
お遊び写真(^∀^)デジカメにセピア色で撮るモードがあったので、使ってみました。 |
ちょっと雰囲気でるでしょ? |
セピアモードより、モノクロモードが欲しかったかも・・・ |