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ブロックノイズ(2003/10/25更新)



  ブロックノイズは映像です。出てしまうと良くないことを認識しましょう。



  左の絵のように、MPEG2等では激しい画像の乱れがあります。
  これをブロックノイズといいます。
  よく見てもらうとある一定の規則で、
  四角いブロック状になっていることがわかります。
  このブロックノイズはどういったノイズなのかを、
  簡単に把握する必要があります。

  注意:左の映像は、ジャンパーズサンプルNo.1、
  jumpersample01.m2vをMPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-Inで読み込み、
  AviUtlで逆テレシネ・インターレース解除後の
  157フレーム目の一部です。



  上の絵のブロックノイズ部分を拡大しました。
  あれ・・・ライン毎に色差があるような・・・
  これは、AviUtlがインターレース解除しきれなかった
  ので発生したものでしょう。
  インターレース形式で保存されていても、
  ブロックノイズが出るとインターレース解除にまで、
  影響することがこれでわかりましたね。

  注意:インターレース解除を上手に設定すると、
  このフレームの縞を解除できるかもしれません(汗
  ただし、わざと縞解除を行ってないわけではありません。



動画サンプルNo.02

  サンプル意義:純粋なブロックノイズを観察、ブロックノイズ発生を抑える手段を身に付ける。
  詳細:PhotoImpact 5 BEを使い、わけのわからない円が動くBMPを192枚作成。それをAviUtlで連番読み込みして
  24fps-HuffyuvのAVIを出力し、TMPGEncでノンインターレースMPEG1(プログレッシブ)24fpsで出力。
  使い方:ブロックノイズを観察し、できるだけ綺麗に保存する方法を考える。

○ダウンロード○

  注意:他のホームページ等からzipファイルに直接リンクしないでください。



  jumpersample03.m2vの139フレーム目の映像を、
  6倍に拡大してみました。絵のように8ドットずつの
  ブロックが見えると思います。
  jumpersample04.m2vの139フレーム目の映像でも、
  同じようにブロックノイズが出ています。
  jumpersample05.m2vの139フレーム目の映像だと、
  ほとんど出ていませんね。再現度が高いです。



  3つのファイルの違いをはっきりさせましょう。
  03と04はTMPGEncの設定の違いで、ファイルサイズは同じです。
  両方の75フレーム目を見てもらうとわかるように、04のほうが綺麗ですね。
  同じファイルサイズならできるだけ04で保存したいものです。TMPGEncの「動き検索精度」は「最高画質」を選ぶべきですね。

  次は、04と05ですが全フレームを通して05のほうが綺麗だと思います。
  ビットレートが2倍もあるので、そのぶん綺麗になっているということです。

  では、前のジャンパーズサンプルの02と今回の05の差も考えてみましょう。
  ビットレートは同じです。ソースも同じですが、30fpsと24fps、インターレースとノンインターレースの違いがありますね。
  フレームレートが少ないほうが、1枚の映像に割けるビットレートが高い、インターレースで映像を処理するほうが、
  ビットレートを必要とするという2つの可能性がありますが、まだどのような関係があるかはこの2サンプルだけでは言えません。




  結論
  その1:ブロックノイズは映像であり、インターレース解除に影響が出る場合がある。
  その2:TMPGEncの動き検索精度は高いほうが、画質が高く(ブロックノイズが少なく)なる。
  その3:ビットレートが高いほうが、画質が良い(ブロックノイズが少なくなる)。
  その4:フレームレートが少ない、またはインターレースではないほうが同じビットレートだと有利である。
  ありきたりの常識っぽい結論ですが、綺麗な動画を作る上での常識が身につく内容だと思います。

  ちょっと結論が面白くないので、上の結果から推論してみましょう。
  その1から推論:キャプチャする場合、綺麗にインターレース解除するなら、ブロックノイズが出ないように
  工夫しなければいけない。
  その2から推論:TMPGEnc以外のエンコーダー(ハードウェアも含む)での「動き検索精度」の高さはどのくらいなのか。
  また、動き検索精度が良いエンコーダから出力されるものは画質が高いはずである。
  TMPGEncで動き検索精度を良くすると、エンコードに時間がかかる。(PC環境によって違うので、ジャンパーは時間を明記していない)
  つまりリアルタイムハード(ソフト)ウェアエンコードMPEG2キャプチャの場合、
  動き検索精度が低いと思われるので、ビットレートを高く設定する必要があるのではないだろうか。
  その3から推論:ブロックノイズ(デジタルノイズ)を減らすには、ビットレートが高い必要があると思われる。
  その4から推論:映画やアニメをPC用に保存する場合、24fps化とインターレース解除したほうが少ないビットレートが
  少なくてすむのではないだろうか?



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