6章 キャプチャの基本(2003/12/09更新)
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キャプチャ画面サイズ
キャプチャ画面サイズは色々ありますが、おおまかに3種類に分けられます。
1、720×480、又は704×480のフルサイズ
2、352×480、又は320×480のハーフサイズ
3、352×240、320×240、又は縦解像度480以外の片フィールド
基本的に1番の「720×480」をオススメします。これがキャプチャの基本サイズです。
これ以外だとTVよりも画素の情報が減ります。画素が減ると画質が悪くなります。
2番は、キャプチャに精通した人が使います。解像度を犠牲にしてビットレートを高くして画質を上げる、
解像度を犠牲にしてファイルサイズを小さく押さえるものです。
3番は基本的にキャプチャでは使いません。縦480以外だと、片フィールドキャプチャといって、
インターレース縞は出ませんが24fps化などできません。また、キャプチャした地点で、フィールドが無いので、
時間軸で映像の欠損が生じます。また、片フィールド映像は線がギザギザになり、好ましくありません。
よほどの事がない限り、「720×480」でキャプチャをします。
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キャプチャフレームレート
NTSCと同じ29.97fpsにします。これは、同期信号がNTSCにあるので、そのまま利用できるフレームレートです。
29.97以上、29.97以下でキャプチャすると同期せず、情報欠損を生みます。
情報が欠落すると、動きがぎこちなくカクカクします。情報が増えると、インターレース解除できなかったり、
同じフィールドやフレームがコピーされておかしくなります。
29.97以外は使ってはいけません。
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キャプチャとエンコードと画質
キャプチャの地点の画質を、エンコードで越えることは不可能に近いです。
低圧縮AVIキャプチャの地点での画質→100
低圧縮AVIキャプチャしたものを正しくフィルタリングし低圧縮AVI出力→110
低圧縮AVIソースによりエンコードやフィルタリング成功した高ビットレートMPEG2やDivXの画質→90
ハードウェアMPEG2キャプチャした高ビットレート画質→80
ハードウェアMPEG2ソースによりエンコードやフィルタリングが成功した高ビットレートの画質→75
低圧縮AVIソースにより正しく高圧縮・低ビットレートDivXにした画質→65
ハードウェアMPEG2ソースにより正しく高圧縮・低ビットレートDivXの画質→55
キャプチャを失敗した画質→40
キャプチャを成功したがエンコード失敗の画質→30以下
キャプチャを失敗したがエンコード成功の画質→20以下
全て失敗を繰り返した画質→映像が流れるだけで画質0
という上下関係を理解してください。(理解しやすいように、数字化)
「画質」という定義があいまいなので、ジャンパー本人のあいまいな定義の数字化ですが、
キャプチャとエンコードを極めてくるとこの数字の意味がわかると思います。
以上のことを踏まえてキャプチャで失敗したら、エンコードもうまくいきません。
「キャプチャの地点で画質の90%が決まっている」と言い切っても過言ではありません。
画質を追求するなら、キャプチャ前とキャプチャに気をつけることが重要だと思ってください。
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