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24fpsプログレッシブAVI→DVD-Video(2003/01/10更新)



  動画のアルゴリズムやエンコードを制していれば、思うままにフォーマット変換と画質を操作できるようになります。
  その練習として、プログレッシブで24fpsなAVIをDVD-VideoのMPEG2にしてTVで見られるようにするにはどうすれば
  いいのかをまとめておきました。他にも作り方はあると思いますので、是非チャレンジしてみてください。
  なお、プログレッシブDVD-VideoはPCでの再生に優れていますし、家電での再生でも優れいています。



  必要なもの

  23.976fpsで正しいリサイズにより640×480になっているアニメなどの動画

  AVIのコーデック、AviUtl、TMPGEncPlus、DVD-Videoオーサリングソフト、DVDライティングソフト、
  記録型DVDドライブ、DVDデッキ、TVなど動画を編集して楽しむためのツールやデバイス

  MPEG2ビデオフォーマットに関する知識、AVIに関する知識



  作成手順を予想してから作業をはじめます。

  ○まずAviUtlで23.976fpsで640×480になっている動画を読み込む。読み込みには対応するコーデックが必要。

  ○読み込んだ後、リサイズにより704×480の画面サイズにする。

  ○704×480でオーサリングできない場合は、「黒ベタ追加フィルタ」により左右8ドットずつ黒ベタを追加して720×480にする。
  このとき、リサイズフィルタの後に黒ベタ追加フィルタを利用する。(ビデオフィルタの順序注意)


  ↑フィルタリングイメージ


  ○フレームレート変更やインターレース解除が無いように、しっかりフィルタを切る。

  ○フィルタ確認後、プロジェクトファイルで保存して、TMPGEncで映像としてプロジェクトファイルを読み込む。

  ○TMPGEncで、「ノンインターレース」、「トップフィールドが先に表示される」、「4:3 525 line (NTSC、704×480)」で読み込む。
  
  ↑トップファースト、画面中心に表示に注意


  ○後はDVD-Videoフォーマットになるように設定する。
  (アスペクト比4:3、フレームレート内部29.97、MP@ML、NTSC、再生時3:2プルダウン、I420、8ビット、ビットレート4〜10Mbpsなど)
  
  ↑DVD-Videoフォーマットに使えるような設定に必ずすること。



  今度は、Half D1のDVD-Video用の手動トランスコードをしてみます。

  ○まずAviUtlで23.976fpsで640×480になっている動画を読み込む。読み込みには対応するコーデックが必要。

  ○読み込んだ後、リサイズにより352×480の画面サイズにする。

  
  ↑フィルタリングイメージ


  ○フレームレート変更やインターレース解除が無いように、しっかりフィルタを切る。

  ○フィルタ確認後、プロジェクトファイルで保存して、TMPGEncで映像としてプロジェクトファイルを読み込む。

  TMPGEncの読み込みで、「ノンインターレース」、「トップフィールドが先に表示される」「4:3Display」で読み込む。
  
  ↑トップファースト、画面中心に表示に注意


  ○後はDVD-Videoフォーマットになるように設定する。
  (アスペクト比4:3、フレームレート内部29.97、MP@ML、NTSC、インターレース、I420、8ビット、ビットレート4〜10Mbpsなど)
  
  ↑DVD-Videoフォーマットに使えるような設定に必ずすること。(Half D1の設定にしてください。)



  あとはエンコードして、オーサリングソフトでvob化してDVDライティングソフトでDVD-Videoとして焼けば、
  家庭用DVDデッキで再生できるDVD-Videoになると思います。



  補足事項1:704×480の動画を読み込めるオーサリングソフトなら、無理に黒ベタフィルタで黒縁を作る必要はありません
  黒ベタの画面サイズのぶんだけ、ビットレートが必要になりますので、704×480のほうが画質は上です。

  補足事項2:オーサリングソフトによっては、Half D1ができないものもあります。

  補足事項3:DivXやWMV9VCMがソースなら、Half D1で4Mbps(DVD1枚に2時間)にすることをオススメします。



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