クリッピング(クロップ)とリサイズ(2004/03/01更新)
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画面端のノイズや無効領域などを削るときに、クリッピングを行います。
また、その後に必ずといっていいほどリサイズをする必要があります。
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AviUtlデフォルトのクリッピング&リサイズの特徴
1、横方向のみの場合はフィールドは壊れない(はず)
2、縦横比を守ったまま行う計算機が付いている
3、プレビューを見ながら簡単にできるので使いやすい(TMPGEncのものは微妙に使いづらい)
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まずは、キャプチャカードの性質を知る必要があります。
MTV2000、D-VHS、などのドットクロック13.5MHzの製品では、720×480でキャプチャした場合では
左右8ドットずつ削って704×480からスタートとなります。(720×480のDVD-Videoを作る場合はクリップいらず)
704×480でキャプチャした場合は、そのままのサイズがスタートとなります。
例:720×480でキャプチャ→両サイド8ドットずつ削って704×480に→上下削らずに横方向に704を640へリサイズ→640×480のAVI
例:720×480でキャプチャ→両サイド8ドットずつ削って704×480に→上下削らずに320×240へリサイズ→320×240のAVI
例:720×480でキャプチャ→両サイド8ドットずつ削って704×480に→上下削らずに横方向に704を352へリサイズ→HalfD1のMPEG2
という流れになっています。
業務用機器の一部、Bt8x8などのドットクロック14.31818MHzの製品では、720×480でキャプチャした場合では
そのままリサイズが基本です。
例:720×480でキャプチャ→704×480へリサイズ→Cropped D-1のDVD-Video用MPEG
例:720×480でキャプチャ→そのまま640×480へリサイズ→640×480のAVI
例:720×480でキャプチャ→そのまま352×480へリサイズ→HalfD1のMPEG2
という流れになります。
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フィルタを使う場合のメリット
余計な部分を削って、端まで綺麗に見えるようにします。
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フィルタを使う場合のデメリット
インターレースを保ったままで縦方向のリサイズは簡単にはできません。
また、縦横比の計算を間違えると、変な動画になります。
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縦横比の計算の仕方
ドットクロック13.5MHzの製品では、704×480が基本です。704:640=11:10という計算が重要になってきます。
640×480が4:3、704×480だと44:30です。正確には割り切れませんので、ある程度妥協が必要になります。
左右合計44、上下合計30れば完璧ですが、そこまで削る人は見たことがありません(汗
自分で計算することが面倒な場合は、AviUtlで「元の縦横比に合わせる」で行います。ただし、計算だけです。
704×480の映像を読み込みます。それから、上下左右1つだけ削ります。「元の縦横比チェックON、サイズの変更無し」
すると、勝手に計算されて結果が出てきます。その数字をメモしてその数字になるように削ればOKです。
ただし、720×480を読み込んではいけません。704×480の映像を読み込んでください。720×480を読み込むと
当たり前ですが計算結果が違います。計算に自信のある人は自分でやっても同じような結果になると思います。
720×480の場合は704×480の結果を適応すれば同じです。
(例:704×480で下9ドット削った結果が「横691、縦471」なら、720×480でも自分で「691、471」になるまで削る)
要するに、44:30は704に適応して、左右16には適応してはいけないということです。
ドットクロックが14.31818MHzの製品では、「元の縦横比チェックON、リサイズ無し」でどの解像度でキャプチャしていても、
正しい縦横比をAviUtlの計算で得られると思います。その数字をメモして、適応するだけです。単純明快です。
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フィルタリングのタイミング
縦方向にクリッピングする場合は必ず、「インターレース解除フィルタ」の後にします。
リサイズは、ドット妨害除去フィルタの後にしないといけません。
ドット妨害は、「1ドット」単位であって、リサイズでピクセルがつぶれてしまうと効果が無いからです。
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