これがベリベリノイズです。下の画像は約70kのフルカラーPNGです。
撮影に成功しましたので参考にして下さい。
ソースはUSB接続のリアルタイムハードウェアキャプチャMPEG1、2MbpsのCBRでキャプチャしたものです。
m4cを通さずに、MS-MPEG4V3(3688)、TMPGEncでノイズ除去MAXにしてエンコードしたものです。
MPEG4のビットレート600に設定、以下デフォルトのまま使いました。
症状:こっちから見て左の目の中に、反転したような構造があるベリベリノイズです。
座標でいうと、左上から(112,112)、大きさ(8,16)のブロック状のノイズです。
三さん、もりのみやこさん、ちょうきさんのご協力で完全にベリベリである事が実証されました。ご協力ありがとうございます。
このノイズはキーフレームを挿入する事により回避出来ます。しかし、1度ファイルを作ってベリベリ発生場所を調べておかないと、
キーフレームを特定した場所に挿入する事が出来ません。
そこで、m4cという自動的にキーフレームを挿入してくれるソフトを使います。
このソフトは、使い方を間違えると、データレートを無視したファイルを作ってしまいます。
特に低データレート(400〜600)のファイルを作る時には大きな壁となります。
どうして、低ビットレートだと、データレートを無視するようになるのでしょうか?
それは、m4cがベリベリノイズだけではなく、「普通のブロックノイズ」にも反応して、キーフレームを挿入してしまうためです。
MPEG4のキーフレームは圧縮率が低く、MPEGで言うと「Iピクチャ」みたいなものです。
これが内部に溜まると、画質は良くなりますが、CBRのMPEGと違い、
MPEG4がデータレート自由自在のVBRですので、圧縮率が低いキーフレームの容量がそのまま蓄積されてしまうわけです。
その結果、データレートを無視したファイルが出来てしまうわけです。
解決方法として、低データレートではm4cの設定を甘くします。これで、最低限のキーフレーム挿入により、
適したベリベリノイズ除去作業が出来ます。
キーフレーム挿入する場所がわかっている場合、キーフレームリストを
インポートする事で、ファイルサイズをかなり上手に減らせますが…
わかっていても反映させるのは、かなりの根気が必要となります。
m4cを使った時、どこがキーフレームなのか知りたい方は、キーフレームのログファイルを作ってみて下さい。
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