トランスコードとは(2004/02/11更新)
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「トランスコード」といった用語は、色々な意味で使われています。
「デジタルtoデジタル」をトランスコードと呼んでいることもあるようです。
私のサイトでは「デジタルtoデジタル」をエンコード、再エンコードとしています。
実際のトランスコードは、どういったものなのでしょうか?
トランスコード技術とはデコードなしに再エンコードする技術です。
AviUtlやTMPGEncなどは、圧縮された映像を静止画に展開してそれから次のフォーマットや同一フォーマットへ変換します。
(カット再圧縮なしで映像を扱う場合はファイルカットです)
例えば、15MbpsのMPEG2をMPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-Inを使いTMPGEncで読み込んで
8MbpsのDVD-Video形式のMPEG2にする場合と、WMV9VCMのAVIをTMPGEncで読み込んで
8MbpsのDVD-Video形式のMPEG2にする場合は、
どちらも一度元ソースを「映像として静止画に展開(デコード)」してそれからMPEG2にエンコードしています。
この場合は、ソースがQuickTimeMovieやDivXや他のファイルフォーマットであっても、
映像として静止画に展開(デコード)できるなら8MbpsのDVD-Video形式のMPEG2が必ずできるわけです。これはおなじみのエンコードです。
トランスコードという技術は、15MbpsのMPEG2を静止画に展開しないで8MbpsのMPEG2に変換するというような技術です。
(ソースの映像フォーマットのステータスであるGOPや、DOTなどを利用する変換技術)
ソースがWMV9VCMやQuickTimeMovieの場合は、MPEG2トランスコーダではMPEG2にファイル変換できません。
(出来るソフトもあるかもしれませんが、私は知らないです)
そのかわり、映像としてMPEG2を展開せずにMPEG2構造そのものを扱うので、処理は高速で映像の劣化も少なくて済みます。
15MbpsのMPEG2を8Mbpsに変換する場合だと、エンコーダよりは高速に処理が出来るでしょう。
つまり、エンコードとは違ったデジタルプロセスで高画質かつ高圧縮にフォーマット変換する技術なのです。
ただ、私はトランスコードについてあまり詳しくありませんし、そういったソフトを持っていません。
日経WinPCの記事にトランスコードの概要や結果は詳しく載っています。
トランスコードを理解できれば、高圧縮で映像の美しいDVD-Videoを作るヒントや答えになると思います。
また、このような技術が他のコーデックなどに適用されれば、高圧縮で高画質、更に高速フォーマット変換ができると思います。
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追記1:私は、トランスコードができるソフトを持っていません。(エンコード1発主義なもので)
詳しくないので、間違えている記事の場所などありましたら教えてください。
追記2:ジャンパーズホームページでは「手動トランスコード」といった言葉を使っていますが、
「デジタルtoデジタルを次のデジタルフォーマットへ最適化する処理=トランスコード」と間違った意味で使っています。
本当の意味は「デコード無しで再エンコードする技術」です。ご了承ください。
追記3:トランスコーダを使用してみましたが、使用感は次の通りです。
・再エンコードの画質に劣る
・MPEG2→MPEG2の場合、ちょっとした無駄を省く程度で使わないと、画質が大幅に低下する
・フィールドオーダーが狂ったり、プログレッシブのものがインターレースになったりする
よってまだまだ使う必要はなさそうです。(TMPG DVD Author2.0、DVDShrinkのトランスコーダ使用)
情報提供元:流れ者様
いつも情報提供ありがとうございます。
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