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動画の音声取り扱い方法(2003/12/05更新)



  AVIファイルやMPEGファイルには、音声も含まれています。音声と正しく付き合いましょう。



  AVIの音声形式は、WAVE、MP3を使うのが普通です。AVIの音声は、映像と別に処理することもできます。
  例えば、AviUtlでカット編集をした後、WAVE出力でWAVE出力をすれば「映像と半同期した」WAVEファイルができます。
  この「半同期」とは、映像と独立した音声であるものの、またAVIの音声として同期させることができるという意味です。

  半同期したWAVEファイルを好きなMP3エンコーダーでMP3にエンコードして、映像とそのエンコードしたMP3ファイルを
  くっつけることを「MUX(Multiplexer)」といいます。「多重化」ともいますが、この作業をすることによって
  「映像+音声」AVIファイルや「映像+音声」MPEGファイルを作ることができます。

  この「MUX」を知っていれば、音声を好きなエンコーダを使ってエンコードすることができます。
  無理にLAME ACMを使う必要もありませんし、TMPGEnc以外のエンコーダのMP2音声をTMPGEncがエンコードした映像m2vと、
  多重化することができます。多重化するときは、再圧縮無しで可能なので映像や音声は劣化しません。
  



  この概念がわかれば、音声を映像と別のフロントエンドやエンコーダを用いることが可能です。
  例えば、音量の調節を「SoundEngine」で行う事ができます。
  更に、「SoundEngine」の各種フィルタを用いて波形編集や無音編集やローパスフィルタリングもできます。
  Nero Wave Editerももちろん使えますし、映像に無関係でWAVEを好きなように扱えます。

  編集したWAVEを、好きなMP3エンコーダを使うことでMP3にできます。「午後のこ〜だ」「LAME」「SCMPX」など、
  どんなものでも自由に選ぶ事ができます。

 


  ただし、問題もあります。それは「映像と同期を保つ」ということです。MP3エンコーダの中には、
  音声の時間が縮むものがあります。(30分が29分57秒になる等)
  これらを使うと、音声が同期しなくなります。そういった、問題のあるエンコーダは使わないでください。
  また、WAVE編集時にカットなどして映像との同期を無にしてはいけません。(当たり前ですが)



  これらをマスターして、音質もコントロールしてみてください。



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