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Windows Media Encoderは使いづらい(2004/02/03更新)
Windows Media Encoderは、動作が重い、カット編集やフィルタリングが苦手などの理由より、
使いづらいと思います。ここでは、WMEを使った簡単なファイル作成の手順を紹介します。
カット編集やフィルタリングをする場合は、AviUtlとの連携をしたほうが都合がいいと思います。
(1)
まずは、キャプチャしたファイルを読み込みます。
新しいセッションを選んでください。
ただし、Windows Media Encoder自体でカット編集やフィルタリングをすることはできませんので、
カット編集やフィルタリングを終えた編集済みファイルを用意しなくてはいけません。
新しいセッションを開くと、上図のようなウィザードが開きます。
(1)
すでに、キャプチャして編集が済んだファイルを操作するので、ファイルの変換を選択します。
DVキャプチャやPCのスクリーンキャプチャができますが、作り込みが甘くて使用するには至らないと思います。
(2)
ファイルの変換を選ぶと、説明が出ます。
(3)
OKを押して、次のセッションの設定に進みましょう。
次に、読み込む映像ファイルの場所と、WMVにエンコードして保存するファイル名を決めます。
(1)
読み込む映像元をエクスプローラ、またはパスを打ち込んで決定します。
(2)
保存先とWMVのファイル名をエクスプローラ、またはパスを打ち込んで決定します。
(3)
OKを押して、次のセッションの設定に進みましょう。
次に、コンテンツ配信レベルを設定します。
(1)
好きなレベルを選んでください。ただし今回は、「自分で見る動画」なので、配信はしません。
ダウンロードファイル、ハードウェアデバイス、WMハードウェアプロファイル、PocketPCのどれかを選びましょう。
後で、「セッションのプロパティ」を操作する事により、ビットレートや配信方法など細かく設定できるので、今回はハードウェアデバイスを選びます。
(2)
OKを押して、次のセッションの設定に進みましょう。
次にビットレートをおおまかに決めます。
(1)
好きに選べますが、プロファイルを選ぶだけでビットレート調整できないので、適当でいいです。
(2)
OKを押して、次のセッションの設定に進みましょう。
次にファイル情報を埋め込むウィザードが出ます。無視してOKです。
(1)
OKを押して、次のセッションの設定に進みましょう。
最後に、セッションの内容設定確認が出ます。ビットレートなど細かい設定をしていないので、
(1)
[完了]をクリックしたとき変換を開始するの
チェックをはずして
ください。
(2)
OKを押せば、セッションウィザードの完了です。次はビットレートなどを細かく設定します。
では、細かい設定をしてみましょう。
実はセッションウィザードは適当でも良かったりします(汗
最初の画面に戻って、セッションのプロパティを見てみましょう。
(1)
セッションのプロパティを開くボタンです。押してください。
(2)
セッションのソースの位置を変更できます。ウィザードに沿って選んでいるなら変更する必要はありません。
(1)
出力の設定です。
(2)
セッションのソースの出力を変更できます。ウィザードに沿って選んでいるなら変更する必要はありません。
(1)
圧縮の設定です。
(2)
非常に重要です。必ず設定してください。
(1)
編集ボタンを押すと、このような設定画面になります。
(2)
メディアの種類を選べますが、Windows Media Video9でいいと思います。
ただし、ビット レート VBR (ピーク)だとコマ落ちする不具合があるようです。(確認できなかったので、今回は使用しています)
気になる方は普通のビットレートVBRを選んでください。音声も同様にWindows Media Audio9を選んでください。
(3)
インターレースで保存するかどうかを決定します。WMV9はインターレースに対応しています。
ただし、ソースがプログレッシブでプログレッシブのまま保存したい場合はチェックをはずしてください。
ソースがインターレースならチェックしておいてください。
ここを間違えると、酷い動画ができますので注意してください。
意味がわからなければジャンパーズホームページやもりのみやこをよく見てください。
(4)
非正方ピクセルを許可すると、アスペクト比を適応できます。
WMV9では、704×480の動画は正方ピクセルのままだと横に伸びたままになります。
非正方ピクセルを許可する事によって、MPEG2のように再生時に正しい縦横比を実現できます。
(1)
ここではビットレートの設定をします。
(2)
音声のビットレートを選択します。128kbps〜上を選びましょう。サンプリング周波数はキャプチャしたときの
周波数を使ってください。サンプリング周波数を間違えると音質の劣化が激しくなります。
(3)
映像のビットレートを選択します。500kbps〜3000kbpsの間で選ぶと良いでしょう。
フレームレートはインターレースなら29.97、24fps化したものなら23.976fpsにします。
ビデオサイズはソースと同じにするといいでしょう。
キーフレームは、9999秒が良いのですが、シークの関係上どうしても10秒以内を選んでしまいます。
WMV9のVBRはどうやらキーフレームを自動挿入のようなので、9999秒でもうまく動作するようです。
後はデフォルトでいいと思います。
(1)
ここでは映像の処理方法の設定をします。
(2)
映像の処理方法を選択します。プログレッシブ化してあるソースは「なし」
インターレースのソースは「処理の維持」(上から=トップファースト、下から=ボトムファースト)です。
ノンインターレース化はインターレースソースの縞解除を2重化で行います。逆テレシネは24fps化ですが精度はいまいちです。
(3)
ピクセルの処理方法を選択します。規定値でいいでしょう。
色空間に詳しいなら、正しいものを選んでください。VFAPI経由はRGB24です。MPEG2はI420です。
後の設定は、わかる範囲で自由にしてください。全部設定していると時間がかかります。
アスペクト比を適応するため、非正方ピクセルを選択した場合は設定箇所がもう一つあります。
704×480で作った場合だと、10:11になります。720×480を8ドットずつクリップして横は704にしてください。
設定が終わったら、「適用」を押してください。設定が完了したらエンコードに移りますがその前にパフォーマンスの設定をします。
「ツール」→「オプション」を開いて、「パフォーマンス」のタブを押します。すると上図の画面になるでしょう。
ここで重要なのは赤で囲ってある、「ファイルへのエンコード時」の品質のスライドバーです。
左から、0、20、40、60、80、100とあります。数値が大きいほうが画質が良くなりますが、エンコードに時間がかかります。
ファイルへ保存する場合は、80か100を選択してください。PCのスペックが高いなら、迷わず100を選んでください。
設定が完璧に終わったら、
エンコードの開始
ボタンを押してください。
エンコードが始まります。かなり時間がかかります。注意してください。
Windows Media Encoderでは、設定する部分が多く、かなり面倒だと思います。
設定が必要な場所を覚えて、エンコードしてください。
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